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とりあえず日々思ったことなんかをつらつらと。

 

機動戦士ガンダム THE ORIGIN Ⅱ

2話目を視聴しました。
ジオン・ダイクン暗殺からキャスバル、アルテイシアの逃避行までを描いていて、比較的歴史の激動の一幕を描いてた1話目とは異なり、一年戦争へ向かっていく歴史の中で比較的安定していた時期の裏側を描いていく話となっています。
そして、副題にあるとおりアルテイシアが抱く哀しみの連続を描く話となっています。
1話目がキャスバルの見ていたものを重視していたのに対して、この話はアルテイシアの感じた気持ちに焦点が当たっているように思えました。
原作よりもアニメで見た時の方がそれが如実にわかりますね。
原作だと、一年戦争とその前日譚という大きな流れの中の1コマとして埋もれてしまうのですが、本作のように区切られると印象が変わります。
もちろん、原作でも1冊1冊に副題がつけられているし、1話1話にタイトルがついてたと思うんですが、前後に一年戦争のアムロが主役の話が入っている以上、大きな流れの1コマとして見ざるをえないし、こんな風にアルテイシアの心情をピックアップするように展開していくというよりも、キャスバルの方に視点が行きがちでした。
それを、アルテイシアに主眼を置いて構成したのはさすがだと思います。
こうやってまとめられると彼女の置かれた哀しみの渦というのがよくわかる。

とはいうものの、話の大きな流れとしてはキャスバルの転換期なんですよね。
そして、ジオンの会戦へ向けての準備の話。
ジオン=ザビ家が独立を目指してMSを開発していく中、ジオンの遺児であるキャスバルやアルテイシアを抹殺にかかるという話が展開されていきます。
前半で地球の屋敷でキシリアの手のものに暗殺されかかるわけですが、その後も監視がついてるという感じ。
その中で少年期を過ごしていくキャスバルの中に暗い復讐心が芽生えていくというの大きなストーリーの流れです。
アルテイシアについては、その歴史の渦に翻弄されて、襲われる恐怖や、失われる母や飼い猫の命、告げられるキャスバルとの別れといった哀しい出来事を押し付けられて、苦しむ姿が描かれるという感じ。
すべての結果がアルテイシアの哀しみにつながるという、嫌な展開となっています。

そんな中で1話、2話通して初めてキャスバルが明確に視聴者の前に大きな感情を示すのが母の死を知った時と、その後の葬儀のシーン。
ここがキャスバル=後のシャアの行動指針となっていくザビ家への復讐心の始まりのシーンなんですけれど、それまであくまでフラットにあまり感情を表に出さずに描かれていたキャスバルの姿が一転するシーンでした。
とはいえ、キャスバルがロボットの様な感じに育っていたのかというとそういうことはなく、行き場のないうっぷんを周りにまき散らすような子だったらしく、教師から怖がられるというシーンがありました。
ザビ家に対しての憎しみの心ってのは当初からあったようですが、それが明確になるまで彼の心情ってのはあまり画面に出ないように描かれていたように思います。
かろうじて、アルテイシアを守ろうとする時(1話のガンタンクのシーンやこの話の冒頭の襲撃シーン)に必死になる程度。あとはあくまでフラットな印象があったのですが、母アストライアの死で、その内なる心情を爆発させてアルテイシアとの別離を選ぶこととなっていきます。
このシーンの彼がどう思っていたのかが、今後のストーリーの鍵になるんだろうなぁと思います。
アストライアはダイクンの正妻によって、そしてその死後はザビ家によって幽閉されていたようですが、どうして、ザビ家に対してあれだけの復讐心を抱くようになったのかはこの段階では分からないです。1話の様子からして、ザビ家が嫌いなのは分かりますが、どうも父親も嫌ってそうでしたしねぇ。
ザビ家への復讐心は少なくとも母の死が切っ掛けになったのは確かですが。
原作でもあまりその辺には触れられてなかったように思うんですけれど、アニメではどう描いていくのかな。

しかし、ミライやアムロとニアミスしているんですよね。
アニメ版のキャスバルとアルテイシアって。
これ必要だったのかなぁ。歴史の転換点にホワイトベースのクルーやその家族が関わっちゃうと、彼らが初めから特異点であるかのように見えちゃうと思うんだけど。

あと、1話でザビ家とラル家は敵同士でしたが、ランバ・ラルがどうしてドズル配下にいるのかが描かれました。
MS開発のタイミングとかもとのガンダムとは違くなっているのですが、開発からランバ・ラルが関わっていて、彼が一級のパイロットであることの理由づけがされていましたね。それと、ドズルの人物像の描き方が秀逸です。
家族同士でも陰謀の種にしていたザビ家の中にあって、部下思い、家族思いであるドズルの一面が少しずつ見えてる感じです。
ドズルいい人なんだよなぁ。ハモンさんも認めてるくらいですもん。
まぁ、今となってはガンダムUCとかあるから、ミネバの父親であるドズルを悪役っぽく描けないというのもあるのでしょうけれど。役得なのかな?ドズル。

アルテイシア=セイラさんの過去。つらいことが重なりすぎて見ていて胸が締め付けられるように思いました。
それを察しないキャスバルに憤ったりしちゃいますね。
家族を大切にすることが彼にはできなかった。家族を失って復讐心に走りましたが、結局彼は家族を残った唯一の家族であるアルテイシアの方を見てなかったのがすごく悲しいなと思いました。
キャスバルがアルテイシアの方を見ていてくれればまた歴史は違ったかもしれないのに。そう思わざるを得ないなと感じました。
とはいえ、ガンダムというかこのTHE ORIGINを視聴するときは、その歴史を全部知った上で見てるわけなんですけれどね。

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日記は思考が結構、鬱っぽいので鬱日記になること多し。
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