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とりあえず日々思ったことなんかをつらつらと。

 

零崎軋識の人間ノック

零崎軋識の人間ノック

西尾維新:著
竹:イラスト
講談社文庫(西尾維新文庫)


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人間シリーズ2冊目。
零崎軋識(きししき)を主人公とするお話になっています。
ひとつの大きな流れはあるのですが、3本の話で構成されている感じでした。
ちょっと1冊目の零崎双識の人間試験とは印象が違います。あちらは零崎双識の人となりと零崎舞織の誕生に焦点を当ててひとつの大きな話を取り扱っていましたが、こちらは短編集なイメージ。短編が連なって零崎軋識という一人の零崎の人となりについて語っている感じでした。

時系列的には零崎双識の人間試験より数年前。
ですので双識も出てきます。というよりですね。主人公は確かに軋識なんですけれど、目立たないんです。この人。
周りの登場人物である双識や人識、戯言シリーズにも出ていた市井遊馬、萩原子荻、西条玉藻、匂宮出夢、哀川潤といった人物の方が印象に残るんですよね。
確かに登場したときにはキャラ付として特殊な語尾を付けてしゃべっていたり、双識と対をなすかのようにラフな格好(麦わら帽子にTシャツ短パン姿)、持っている武器「愚神礼賛」のインパクトとかあって印象に残るんですけれど、実際にお話が進んでいくにつれて印象が薄れていっちゃうんですよ。
最後には別の名前を名乗って、零崎ではない一人の人物として行動しますし、その時には殺人鬼としての零崎としての雰囲気を全然まとっていないので、軋識→式岸軋騎としての変遷を描くためにそうしたのかもしれませんが。

冒頭で雑魚を殴殺するんですけれど、それ以降、軋識としては負けっぱなし。千賀てる子とは一騎打ちで負けてるしいいとこなしな主人公でした。
なんとなく人識や双識、哀川潤に振り回される常識人としての(殺人鬼ではあるんだけれど)役割を持たされてた感じに受け取れました。

双識はその性格をさておいても、典型的な零崎だったので、軋識は裏の顔(もしかしたら軋騎の方が表の顔かな)を持つ零崎らしくない零崎として描かれていたのかもしれないですね。
まぁ個々の巻は双識や軋識が主人公ではあるんですけれど、人間シリーズって全体的には人識が主人公だもんなぁとか思いながら読んでました。

戯言シリーズの登場人物の過去の姿とかも見れたので、スピンオフとしてはとても面白かったですけれど…。
やっぱり主人公が活躍しないというなんとももやもやとした感じは残りました。
最後のおいしいところは人類最強がみんなさらっていっちゃいましたしねぇ…。
軋騎としての顔がある分、双識にくらべていたって常識人。そんな零崎のお話でした。
次はどんな零崎が出てくるんですかねぇ。
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日記は思考が結構、鬱っぽいので鬱日記になること多し。
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