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とりあえず日々思ったことなんかをつらつらと。

 

ロード・エルメロイⅡ世の事件簿6「case.アトラスの契約(上)」

ロード・エルメロイⅡ世の事件簿6「case.アトラスの契約(上)」

三田誠:著
坂本みねぢ:イラスト
TYPE-MOON BOOKS


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ロード・エルメロイⅡ世の事件簿6巻目。
前のエピソードで物語が折り返し地点を迎えたとされていました。
魔眼蒐集列車でハートレスとそのサーヴァントであるイスカンダルの影武者に遭遇したことにより、ロード・エルメロイⅡ世が彼らとの決着をつけるために、第五次聖杯戦争をあきらめるのが前の巻までの話でした。
ロード・エルメロイⅡ世にとって、第五次聖杯戦争にイスカンダルを伴って参加し、勝ち抜くということは彼にとっての王が最強だったと認めさせることであり、最高の王であったと認めさせることであり、自分という存在がお荷物にならなければ、当然のようにイスカンダルは聖杯を略奪していったのだと認めさせるためにどうしても必要なことでした。イスカンダルに真に認められるには、そうする必要があるとたぶんウェイバーは思い込んでいた。
それを自分の自己満足だとあきらめて、ハートレスの起こしている事件、自分への挑戦に対して対抗処置をとると決めたのが前回までの話なわけですが、彼の内弟子であるグレイはそもそもが第五次聖杯戦争を勝ち抜くにあたって、魔術師として劣っている自分をサポートする人材として求めた人物です。
結果的にハートレスと戦うにあたっても、彼のサーヴァントと相まみえる必要があるので、結果オーライではあるのですが…。
そのグレイとのなれ初めを描くの今回の物語になります。

グレイが片田舎の出身で、ロード・エルメロイⅡ世に連れられてロンドンにくるまでは、故郷の村を出たことがなかったというのは語られていましたが、その村へ墓守を借り受けるためにロード・エルメロイⅡ世が訪れたという話を回想するところから始まります。
そして、再度、訪れた故郷で過去の再演という事件に師匠と共に巻き込まれるという話になっています。
いままで謎のベールに包まれていたグレイという存在。
アーサー王=アルトリアの生き写しで、アーサー王の聖遺物で宝具であるロンゴミニアドを扱えるという謎について語られて、伏線が回収されていくのかなぁと思っていたのですが、なんかひたすら気持ちの悪い雰囲気の村でごちゃごちゃやっている間に紙面がつきてしまいました。下巻につづくであります。
アッドがどうやらケイ卿であるというのが開示されましたけれど、まだしっかりと語られたわけじゃないしなぁ。実際、アッドが変形してロンゴミニアドになるわけで、ロンゴミニアドには十三の封印が掛けられているので、円卓の十三の騎士全員分の因子をもってそうだけれど、どうなんでしょうね。

グレイの故郷の村はアーサー王のゆかりに近い場所で田舎ではあるけれどそれなりな村を想像していたのですが、周囲から超隔絶された山間の村でした。
沼があり、古く黒いマリア像がある教会があり、雰囲気が暗いです。
しかも、村はずれの風車小屋には死徒が住み着いてるし、大丈夫なのここ?って感じです。実際、大丈夫じゃなかったらしく、グレイ(のそっくりさん)が死亡したという過去があります。どうも、ここまで読んだ感じではそのどさくさに紛れてグレイはロード・エルメロイⅡ世に連れられて村を出たようですね。
そして、再度訪れた時には、死徒を除いて住人がすっぱり消えているという謎が。どうなってるのこの村。
描写される雰囲気がものすごく気持ち悪くて、ここに住んでいたら心が歪むと思ってしまいました。なんか読んでいてすごく苦痛さえ感じるほどでした。

今回の謎には死徒であるズェピアが用意した何かだとは思うのですが、過去に迷い込んでしまったグレイとロード・エルメロイⅡ世は無事に帰ってこれるのかとか全部下巻に持越しです。
グレイたちが過去にみたグレイの死体の正体は、現在から過去へ紛れ込んでしまったグレイなのでは?というややこしい不安もあったりして、続きがすごく気になります。
でも、この村には関わりたくないなぁと読者にも思わせるのはすごいと思います。
続きを早く読んで安心したい、でもこの村の描写は読みたくない気持ち悪いというジレンマに陥ってます。

次の巻で謎を解いていくと、グレイがどういった人物なのかという今までベールに包まれていた部分がやっと開示されていくんですかね。
となれば、続きへ進まねばなりません。
この巻は事件が起こったというところまでなので、解決編は全部下巻ですしね。
グレイの謎には多いに興味あるところです。

今までTYPE-MOONの世界で魔術師の組織って時計塔しか知らなかったんですが、ほかにも2つあるようです。
これのひとつであるアトラス院が今回関わってきていて、時計塔の魔術とアトラス院の魔術は系統が違うとのことでした。どうももう一つのところもまた違った系統になる模様。
深いなTYPE-MOON世界。
あと、あとがきで知ったのですが、月姫とFateは直接には繋がってないらしいです。蒼崎の妹さんとか月姫に出てくるのに…。ややこしい。
Fateの世界だけでも追うのが大変なのに奈須さんの頭の中はどうなってるんでしょうか?そしてそれをまとめ上げて小説を書いてる三田さんや成田さんの頭はもっとどうなってるんでしょうか…。
読者としては面白ければそれでいいのですけれど。
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日記は思考が結構、鬱っぽいので鬱日記になること多し。
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