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とりあえず日々思ったことなんかをつらつらと。

 

魔法使いの嫁

同名のコミックが原作のアニメ。2クール24話で放送されました。
原作はアニメの最終回放送と前後して9巻が発売だったらしいですが、アニメの終わりと9巻の内容が一致しているらしく現状描かれていている分についてはアニメ化しきった状態になります。
原作はこれからも続くのでそのプロローグ的な部分があったらしいですが、アニメの方はこれで終了するというような雰囲気でした。
原作のストックがあれば続きが作られないこともないんだろうけれど。

主人公でヒロインであるチセは普通の人が見えないもの(精霊や妖精)が見える体質を親から受け継いでおり、そのことで周囲から浮いた存在として生きてきていました。幸せだった家族はやがて崩壊し、父親と弟は去り、母親はチセを守る精神的苦痛からおかしくなってしまいチセを殺そうとして我に返り自殺。1人残されたチセは自分の体質を担保に自分自身をオークションにかけるという出だし。当然ながらチセの心は閉ざされており、世界は苦痛に満ちた苦いものとして見えているという状況。
そこに現れてチセを高額で買い取ったのが異形の魔法使いエリアス。
彼は何ともなしにチセに言い放ちます。「弟子にするために買い取ったというのもあるのだけれど、僕は君を僕のお嫁さんにするために買い取ったんだ」と。
エリアスとの出会いによりチセの世界が再び少しずつ動き始めるというストーリーになっています。

基本はチセの成長物語であり、心を閉ざしていたチセがエリアスと行動するうちに心を回りに開いていって、世界ってこんなにも美しいものだったのだと再認識する話となっています。
ただ、チセの体質はスレイ・ベガと呼ばれる体質で、魔法使いとしてすごい才能を秘めている代わりに制御ができていないと命を縮めてしまうというもの。
エリアスの見立てでは余命3年。で、これを回避するために魔法使いとして修業するという話なのですが、事件が起こるたびにチセが無茶をして命を縮めていっちゃう。
エリアスとしてはハラハラドキドキものな感じでしょうなぁと思いながら見てました。
ストーリーの半分くらいまでで、チセの閉じこもっていた心はほぼ開かれて、今度は焦点が当たるのはエリアス側となります。

エリアスは自然に発生した人でもなく精霊や妖精でもない半端な存在で、雰囲気は大人な感じを見せているのですがその実、精神的に未熟なところがあり、人の心を理解しない、感情が湧きあがってもそれがどんなものかわからないで、自分の今までの知識のみによって行動してしまったりすることがある人物です。
そのエリアスがチセを通して、人の心を学んでいくというのが後半のストーリーなのですが…。
お金で嫁さん=チセを買ってきたり、嫉妬心(エリアスは理解してない)からチセの友人をチセの為のいけにえにしようとしたりとかなりなポカをしでかす人物として描かれています。
そのせいで最後は決定的にすれ違うのですが、チセが敵役である魔法使いであるカルタフィルス/ヨセフに拐かされた事件を通りして嫉妬心を理解したり、危機に陥ったチセを助けたりして絆を取り戻すという展開でした。

基本的にシリアスな話なのですが、ちょこちょこっとカットインするコミカルなやり取りや、子気味の良い展開が素敵でした。
悲しい面もあるけれど、基本的には世界は美しい。生きているということは素晴らしいのだと語りかけてくるような作品でした。チセのようによい伴侶を見つけられたら幸せであろうと思います。
まぁ、エリアスは教えてあげないといけないこともあるので、大変と言えば大変でもあるとは思いますが。
すごく素敵な話を見たと思える作品でした。
絵もきれいだし音楽もとてもすてきだし。完成度高いよ。

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日記は思考が結構、鬱っぽいので鬱日記になること多し。
購入して読んだ活字媒体と購入したCDのレビューやってます。
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