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とりあえず日々思ったことなんかをつらつらと。

 

アルスラーン戦記15 戦旗不倒

アルスラーン戦記15 戦旗不倒

田中芳樹:著
丹野忍:イラスト
光文社カッパノベルズ


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15巻です。
完結1つ前まで来ました。
さすがにいろいろクライマックスに向けてお膳立てがそろってきた感じがあります。
けれど、普通の作品だったらここから数巻は書かれそうな感じですが、アルスラーン戦記はこの巻を除けばあと1冊で終わりなんですよね…。
全部の伏線に決着をつけれるのかなぁとかちょっと不安になるくらい、いろいろな要素が残っています。

アルスラーンというかパルスの置かれている立場って、7巻までの第1期より困難な状況になってないか?という気がします。
第1期でもルシタニアに国土を奪われ、その中で回りから群がってくる諸国と戦いながら軍備を整えていきましたけれど、今回は周りが連携しているわけでもないのに、さも連携しているかのように一挙にパルスに侵攻してこようという流れになっているのが、なんとも心苦しいです。
パルスが大陸の要所にあって、そこを押さえることに軍略的な意味があるのは分かりますけれど、各国の王がこぞって狙ってくるのもなんともいえない感じです。
しかも、今回、各国の王を誑かす人物がそれぞれに居るってのもなんとも言えないですね。チュルクではザッハーク一味が、ミスルでは銀の腕輪をもつフィトナが、マルヤムではヒルメスがそれぞれ王を誑かして(チュルクはちょっと違うけれど)、パルスに攻め込むっていうのを画策するというのが、パルス恨まれてるなぁという感じです。
特にヒルメスの行動が、すごく気になる。彼、もっと頭の良い人物であるように思ってましたけれど、結果的に恨み事が先行してしまっていて、彼の頭の良さを殺してしまっているのが悲しいです。恨み事を捨て去れればパルスの有力な将になれるでしょうし、アルスラーンにこのまま子供が出来なければ王位を得ることだってできるかもしれないのに。たしかにアルスラーンの方が年下ですので、このままいけば王位は手に入れられないのですけれど…。彼の今後を考えれば、アルスラーンと和解した方がメリット多そうなのになぁと思わないでもないです。
それなのに復讐心に心を囚われていて盲目になってるのが悲しいです。

ザッハークの魔軍との戦いが本格化してきた感じです。
今回は、まずはザッハークの影である巨人との戦いをするのですが、イルテリシュが完全に乗っ取られて、強さを増して登場しています。キシュワードが戦うのですが、討ち果たせずで、逆に危ない感じがしました。キシュワードには奥さんも子供もいますし生き残ってほしいのでハラハラしながら読んでました。
アンドラゴラスの身体を乗っ取ったザッハーク本体がついに目覚めて動き始めてますが、巨人サイズで動き回られるよりは、ダリューンとかが戦えるサイズになってるので、組みしやすそうではあるかな?とか思いました。
でも、決着までには何人もの被害がでそうですよ…。

さて。この巻のクライマックスは侵攻してきたマルヤム軍との戦いです。
まさか、ここで、十六翼将の内、最重要と言える人物の命が失われるとは思いませんでした。
田中芳樹さんは軍師は最後まで生き残らせる気はないのでしょうか?
せめてもの救いはアルフリードと結ばれてからの戦死だったことでしょうか?いや、アルフリード的には後悔は残らないでしょうけれど、それがあったからこそ、逆に読者としてはつらい結末になった感じです。
報告を受けたメルレインの淡々とした口調が怖かった。
たぶん、ヒルメスと今後相対する役目を負うのはメルレインになるのでしょうけれど…。ヒルメス強いんですよね。メルレインだと少し役不足に感じるくらいです。というか安心して相手を任せられるのってダリューンくらいなのですけれど…。
しかしこれで6人の十六翼将が失われたことになります。半分近くいなくなってるんですけれど…。
読んでいてつらいです。
どんどん、アルスラーンの翼がもがれていく感じがして。
その分、亡くなった誰かの分を背負って、アルスラーン自身は成長していってるのでしょうけれど…。

さて、あと1冊を残すのみとなりました。
どう決着するのかな?
少なくともザッハークは倒して終わると思うのですけれど、その後にアルスラーン自身すら生き残ってる保証がないからなぁ…。
せめて、その後にパルスに平和が訪れたと言えるラストシーンであってほしいです。
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