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とりあえず日々思ったことなんかをつらつらと。

 

悲亡伝

悲亡伝

西尾維新:著
講談社ノベルズ


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伝説シリーズ7冊目。
タイトルの付け方が1巻を除いて、二文字目が数字の読み方になってるのがこのシリーズでしたが、どうもゴロがよいナナ、シチ、セブンなどの読み方のものが見つからなかったようで…。形が七に似てる亡の字が採用されています。
なかなか苦労している様子が見て取れてちょっとクスっとしてしまいました。
これを読んでる時点で次巻の悲衛伝はすでに刊行済みですが、そちらはエイトに近いエイという読みができる文字が当てられています。九巻目十巻目も数字に読める文字が当てられる予定です。

さて、前巻で四国ゲームがやっと終わって、新しい状況が始まるよーというこの巻では、まず近況から始まります。
空々君がちょっと左遷させられて、第九起動室室長から、空挺部隊長へ降格になったという近況とその空挺部隊のメンバーが四国ゲームを生き残ったメンバーですということの説明から始まります。
まぁ妥当かなという始まり方で、そこへ事件が舞い込んできます。
世界各地にある対地球組織の内のひとつであるロシアの道徳啓蒙局が何者かにつぶされたという話が舞い込んできます。容疑があるのは他国の対地球組織。
そこで、どこの組織が裏切者なのかを内定調査してこいという命令が空挺部隊に下されます。そこで2名ずつで6か所へ内定調査に向かうという話になります。

まずは、その担当分けについて空々が悩んで決めて、各ペアの活動がどうだったかを描いています。
半ばで、犯人=裏切者がどこだったかが明かされて、後半に入るとその目的まで悲恋がべらべらしゃべりだすという感じ。
初めから裏切者がどこだったか感づいてるメンバーがいたり、悲恋がコンピューターならではの解析能力で読み切ってしまっていたりして、この巻の話は一体なんだったのー?と思うことしばし。
読んでみるとですね。たったこれだけの事をまるまる1冊この分厚い本を使って書いたのかとひとしきり感心してしまいます。というかあきれた感じ。

とはいえ、四国ゲームを生き残った絶対平和リーグの面々が地球撲滅軍の中でどう過ごしているかとか重要ですし、対地球の戦いがどうなっていくのかというのも話としては重要な要素なんですよね。
そこへ入っていくためのプロローグを時間をかけて描いていったという感じでした。
対地球の本格的な戦いが次の巻から始まるのかなという予感を抱かせるエピローグで次巻へ続くとなっていました。
しかし、西尾維新、無駄に長い話を書かせるとうまいなぁと思います。これさ、普通の作者さんだったら半分で終わってると思うんですよね。
それをこれだけ引っ張るのって才能だと思うんですよね。
読まされる方としては勘弁してという気にもなるんですが。
でも四国編よりは面白かったかも。視点が空々以外にも移るのが新鮮でした。
次は宇宙らしいですよ?
マジか。
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日記は思考が結構、鬱っぽいので鬱日記になること多し。
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