FIL:Blog

とりあえず日々思ったことなんかをつらつらと。

 

86―エイティシックス―Ep.2 ―ラン・スルー・ザ・バトルフロント―

86―エイティシックス―Ep.2 ―ラン・スルー・ザ・バトルフロント―<上>

安里アサト:著
しらび:イラスト
I-Ⅳ:メカニックデザイン
電撃文庫


このアイテムの詳細をみる
スマッシュヒットを飛ばした第23回電撃小説大賞受賞作から5ヶ月。
2巻目が刊行されました。
人気あったみたいだからなぁ。本屋では山積みになっていましたし、それが順調に減っていってたみたいだし、なかなか運のよい作者さんだなぁと感じました。
もちろん、1巻の話はとても面白かったので、迷わず2巻目のこの巻も購入しました。
ただ、1巻でこの物語って一応の完結をみているのですよね。
レールガンを搭載した〈レギオン〉によって突破口を開かれてしまった共和国は滅び、レーナ達は連邦に助けられてシンたちと再会する。そういう終わりでした。
この物語ってこれが一番きれいな終わり方であってさ、〈レギオン〉との最後の戦いまで描くかどうかというのはまた別の問題であったわけです。
この第2巻を読み始めるときに、どの時点の話を描くのだろうと思って読み始めました。可能性のあるのは、シンたちが特別偵察へ出た後、連邦へたどり着くまでの話になるのか、連邦にたどり着いた後、レーナと再会するまでの話になるのか、はたまた新たな戦場へ赴く話になるのか。3つの物語が考えられましたが、本作は連邦にたどり着く直前から、〈レギオン〉の大侵攻が始まるところまでとなっていました。
1巻で存在だけ示唆されたレールガン搭載の〈レギオン〉が出てくるところまでとなっています。

きつい戦いを戦い抜いて、シンたちスピアヘッド戦隊の5人は1人も欠けることなく隣国となる連邦へたどり着き、あわやというタイミングで救われます。
そこで、良心的な後見人を得て戦いから離れた生活を経験するところから始まるのですが、物語の都合上彼らは軍属であるはずなので、軍隊に復帰することは分かってました。
悲しいけれど、彼らの居場所って平和な都市、守られた場所ではなく、守るために戦う場所がそれなんですよね。
そうやって生きてきて、そうやって生きることを決められてきた。それ以外の生き方は知らないし、戦わなければ人類に未来が無いことを知ってしまっている。だったら戦うという選択肢しか持たないというのを確認する物語になっています。
レーナのシーンが無いわけではないのですが、紙面のほとんどはシンの心情を描くのに費やされていました。1巻では戦闘シーンこそシン達に視点が当たっていましたが心情が描かれていたのはレーナの方でしたのでちょうど逆の状態になった感じです。

帝国の遺児であるフレデリカとの交流を描きながらも、シン達86の悲しい運命を描いているといった感じでした。このフレデリカが下巻ではキーキャラクターになりそうです。レールガンの〈レギオン〉にはこのフレデリカの関係者の脳が使われてそうな感じですし、あきらかに狙われてる感じでしたので。
巻の最後でレーナ側の戦いも描かれて1巻で語られた共和国の最後の1週間が始まったことが分かりました。
3巻はこの話の下巻になるのですが、どういう展開になるんですかね。
今から楽しみです。

そういえば、物語の中で1つあいまいになってることがあり、すごく気になりました。
それは作中での時間経過。
シン達は〈レギオン〉の支配域をどれくらいの時間で通り抜けたのか、また、作中で士官学校へ行ったことが書かれているのですが、どれくらいの時間経過があったのかが明確には書かれてないんです。
書かれてなくても、シン達に変化があれば気にもしないのでしょうけれど、変化が無いんですよね…。1巻の時のメンタリティとあまり変わった感じがしないんです。
士官学校へ行ったのであれば、少なくともそこで1年2年は経過してるでしょうから、それだけシン達は歳をとるわけです。シンが何歳なのか明確には書かれてないのですがどうもミドルティーンのよう。この時期の年という単位の時間経過は結構大きいと思うんですよね。また、フレデリカにも変化があったようには描かれてないんです。
フレデリカは10歳前後と描写がありましたから、シン達が士官学校へ行ってる間にローティーンから下手したらミドルティーンへ差し掛かる年齢なんですけれど、描写が10歳のままだったんですよね…。
ちょっとその辺が気になりました。
もしかして連邦の士官学校って戦時ということもあってすごく、就学期間が短いんですかね?
その辺はまだ若手の書き手さん故のところですかね。

3巻は今年の冬だそうです。11月くらいに出ればいいなぁ。早ければ早いほどうれしいけど。
スポンサーサイト
Comments

Body

« »

08 2017
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
アクセスランキング

ぽちっと押されよ。
プロフィール

はがね

Author:はがね
日記は思考が結構、鬱っぽいので鬱日記になること多し。
購入して読んだ活字媒体と購入したCDのレビューやってます。
オタなので、ジャンルはオタ方向に傾倒。

チベタン・スパニエルという珍しい犬種の愛犬記事もありまする。

月別アーカイブ
ブロとも申請フォーム
アフィリエイト