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とりあえず日々思ったことなんかをつらつらと。

 

PSYCHO-PASS GENESIS 3

PSYCHO-PASS GENESIS 3

吉上亮:著
サイコパス製作委員会:原作
ハヤカワ文庫JA


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3巻目。
予定では5巻までだったようですが、ストーリーの構成を考え直した結果全4巻となるとあとがきにありました。
「シビュラ」と「サイマティックスキャン」をテーマとして描いていくそうです。
1巻2巻では「犯罪係数」をテーマに書いてたらしいです。
確かに征陸さんというキャラクターを通して、「犯罪係数」がどうすれば上がっていくのか、どうなってしまうと犯罪係数が上がるのか、上がった結果どうなるのかというのが、1巻、2巻では描かれていましたし、それと同時に免罪体質者についても描かれていました。で、この3巻ですが、主に「シビュラ」と「サイマティックスキャン」では「サイマティックスキャン」を描いていたのかな?展開的にちょっと影が薄いサイマティックスキャンです。
1巻、2巻が2080年代から2090年代を描いていましたが、この巻ではさらにさかのぼって2070年代を描いています。
なので、TVのPSYCHO-PASSとも、今まで小説などで描かれてきたPSYCHO-PASSとも時代が異なっています。シビュラシステムは稼働し始めたばかり、サイマティックスキャンの結果を人々が気にし出したというレベルの時代の話となっています。
この時代だとまだ、色相が濁ってもバレなければ潜在犯として捕まることはないようでした。直接は描かれていないのですが、明らかな犯罪者が街頭スキャンなどで捕まると言った表現はありませんでしたし、サイマティックスキャンの設備がまだそこまでそろってない時代の話となります。
司法はあくまで警察のお仕事で、現実の我々の時代よりも厚生省は力を持っていて捜査権とかはあるもののTVのPSYCHO-PASSの時代のように司法もすべて司っているというとことまでは行っていない時代のストーリーとなっています。

さて、主人公は真守滄という女性捜査官となっています。それと相棒となるのが衣彩茉莉という元テロリストの少女。この二人の信頼関係と生き方を軸に話が展開されていきます。二人には二つの共通点があって、棄民政策によって日本国外に放逐された人たちの末裔であること。そして、TVの常守朱と同様に色相が濁りにくいという点。この二つの点以外は真逆の生き方をしてきたような人物となっています。
テロリストとして捕まった茉莉が、テロの首謀者から見限られたようだということから、捜査協力者となり、テロ首謀者を追っていくという話です。
途中、話がそれたりして棄民政策や色相改善用の麻薬の話になったりしながら、目標に少しずつ迫っていくという話になっていました。
色相が濁らないのに麻薬の売人に付け入るために色相が濁ってるふりをしたりとか面白かったです。(相手にはあっさりばれたけれど)

気になる人物が何人も出てきます。TVのPSHCHO-PASSに出てきた人物または、その関係者と思われる人物が出てきてる。まずは唐之杜志恩の血縁と思われる、唐之杜瑛俊と秋継の双子の兄弟、TV版1期目で連続殺人犯として出てくる泉宮寺豊久、この人物は主人公である滄の後見人として出てきます。また、TV版2期目でシビュラシステムの一部として出てきた免罪体質者である東金美沙子といった人物が登場してきます。
これからシビュラシステムが大々的に稼働していくという時期で、まだ東金美沙子とかはシビュラには組み込まれてないんですよね。
これからどうなっていくのかが楽しみな登場人物のラインナップになっています。
というか、免罪体質者(滄と茉莉がそうだったとして)が多く出てる印象を持ちました。あと気になるのは志恩さんは年齢的に瑛俊か秋継の子供ってことになるのかなというところですね。すごく気になってます。

テロリスト集団である「帰望の会」の首謀者であるエイブラハムをあと一歩というところで取り逃がし、それを追った茉莉が秋継に連れ去れるところで終わっているのですが、いろいろな要素が絡み合ってまだ事件の全貌は見えてない感じです。
そもそもが、この話で描こうとしているのは作品世界の根本にかかわるところなので、話がすごく大がかりな印象を持ちました。
「帰望の会」がキーになってるのは確かなんですけれど、この巻で描かれたのはどちらかといえば、色相を改善する違法薬物の話や棄民政策の話でした。棄民政策はかかわった人が明確にならないように役割を細分化されて行われたけれども、真相に気が付く人ってのは少なからずいて、かかわった人の色相悪化が深刻だったり、それを改善するために違法薬物がかかわってきたリという感じの展開をしていました。
サイマティックスキャンはあまり出番がないというか、向けられるのが主に滄と茉莉で、濁らないっていうのの証明に使われていたので、まだサイマティックスキャンを主題に置いた形ではないような印象はありますけれど、この話がサイマティックスキャンを大がかりに採用していく切っ掛けになるのかなって思いました。

さて、次で一区切りになりますね。
漫画版の監視官狡噛慎也という作品がまだ続いていますが、PSYCHO-PASSというコンテンツは締めに入っている感じを感じています。
面白い物語ですし、シビュラと常守朱の行く末も描かれていないので、まだまだ続けてほしいんですけれどね。
小説版、GENESISが終わったらまた新しいシリーズ始まらないかなぁなんて4巻を読む前から期待してしまっています。
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