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機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ(第2期)

鉄血のオルフェンズ第2期です。1期目と同じく2クール25話で放送されました。全50話ということになります。2期目といってタイトルを変えず、話数のカウントも続いてるのは好感がもてます。あからさまな続きなのに2期目だからとかでタイトル変えるの実は僕は好みではありません。

1期目は家族というものをテーマに一連の流れで鉄華団がどうなっていくのか、クーデリアがどうなっていくのかを描いた物語でしたが、2期目ではその辺のテーマ的なものの見極めが割と難しかったのかなと感じました。また、人によって物語の受け止め方が違うため、本当に監督が意図していたテーマというのがどこにあったのかがよくわからない作品だったなというのが僕の正直な感想です。
ですが、主人公が三日月であるっていうことを改めて考えた上で、2期目の25話のあらすじを再度見返してみて、僕は今回のテーマは「道」だったのかなと思いました。
1期目のテーマであった「家族」が安寧に安定した生活を送っていくために、必要な「道」を模索する物語だったのではないかと僕は考えたんです。
その「道」はいろんな可能性があって、どの道を行くんだ?というのを問いかけるのが三日月の変わらぬ役目。そして、オルガが示した「道」を切り開くのが三日月という主人公の役割だったのではないかと考えたのです。
そう考えることで、一見、ぶれずに何も考えずにただオルガに従っているだけに見えてしまう三日月の存在というのがクローズアップできて、道を示したオルガに対して答え合わせをして見せる主人公の図というのが出来上がるのかなと感じました。
だからこそ、彼は最後までオルガが示した道を外れなかったし、その道の先に自分たちの居場所があるんだと信じて戦っていました。
三日月は質問者であり、回答者でもあったん訳なんですよね。

戦場で育った三日月やオルガたちは戦うことでしか選択肢を選べなかったけれど、もしこれがクーデリアがとかだったら違う「道」を選ぶことができたと思います。
そもそもが、26話目(2期1話目)の時点で彼らは彼らが居るべき場所っていうのを半ば手に入れていたんです。いろんな横やりがはいってくるので、それを排除する必要はありましたが、その結果、悪い方向悪い方向へ転んでしまい彼らは悲しい結末を迎えてしまう。それでも生き残ったものたちには、その居るべき場所の土台を作ってみせた。それがこの鉄血のオルフェンズという話だったのかなと思いました。
結果、悲劇を描くことになったけれど、それはそれで尊いものだったのではないかと思うのです。
戦いしか知らない戦場の孤児である彼らが、家族の安定と安らげる場所を目指す「道」を描いた物語。そう考えると、悲しくも納得はいく話だったと思います。

全体の感想としてはそう感じたんですけれど。
ストーリー展開としてはんんん?となる部分もなくはなかったです。特にMAとの交戦を描いて三日月が半身不随になるエピソードが真ん中あたりにあるのですが、ガンダムというロボットものとしてのテコ入れ以外の価値があまりなかったかな?って思いました。
バルバトス壊してルプスレクスへ改装するための話題作りと、身動き取れなくなっても自らのなすことをなそうと行動する三日月を描くためといえば必要だったのかもしれませんけれど、MAじゃなくてもなぁって思わないでもなかったです。むしろ、ギャラルホルンのMSの連携で追い込まれたという方が、後の展開にもあっていたのではないかな?一度は追い込まれたけれど、2度目はないよみたいに。
あと、清濁併せもち「道」選びを間違えない象徴として、オルガとの対比として描かれていた大人であるラスタルが、いざ戦闘になるとイオクにはダメって言ったダインスレイヴを使いまくっていたことが雑さを感じました。
三日月の操るバルバトスを筆頭に、ガンダム・フレームのMSのそろった鉄華団に対してそれしか打つ手がないんか?と言いたくなってしまった。ダインスレイヴが強力すぎてびっくりですけれど、禁止兵器を禁止した側が使っているのだから、もう少し丁寧に理由や言い訳を説明してほしかったですね。イオクをたしなめたときに少し説明はありましたけれど、その後も禁止されてるって負い目が全くないかのように使いまくってたので違和感を感じえませんでした。

他の人の感想を見てると、マクギリスの馬鹿化というのが割と話に上ります。
これ、僕はそう思わなかったんですよね。
それまで策略とか駆使して裏から手を回して組織改革を進めていたかに見えたのに、急に力こそ正義みたいにふるまって散っていったことからそう言われているのですけれど、彼の根本って鉄華団と同じところ、同じ視点にあって、戦うこと、力を見せつけることで組織とかを改革できたり、手中に収めることができるって思想なんですよね。
その片鱗は1期の時から見えていて、重要なところでは必ずMSで道を切り開いてます。彼は純粋無垢な力というものに憧れを感じている人物で、その思想によって鉄華団にミスリードを与える役目を担っていたと思います。
それが、結果的に彼を破滅に導いたけれど、急に馬鹿になったのとは違うと感じました。彼も鉄華団同様、戦場でしかいきれない類の人物でしたし、力への妄執というラスタルとは別の道を示す人物だったと思います。
まぁ、ちょっと描き方は雑だったように思えますけれど。たぶん、彼の描写はもっとすべきだったんだろうなぁとおもいました。
マクギリス、重要な役割を与えられてたのに、ちょっと理解されてない感じで可哀想だったなぁ。

悲劇を扱った、悲劇を乗り越えていくという結末で終わるガンダムって珍しいんじゃないのかな。Zガンダムが悲劇で終わりますけれど、あれとはまた違った悲劇を描いていました。
悪魔の名前を冠したガンガムが悪魔のように戦って、最後に悪魔のように打ち取られて終わる。でも、その打ち取った人物が彼らは人間らしかった誰よりも人間らしかったと表現する終わり方がとても印象的な作品でした。
ガンダムが悪魔の名前を冠することを決められたときから、この悲しいエンディングは決められた流れだったのかもね。

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