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とりあえず日々思ったことなんかをつらつらと。

 

言の葉の庭

先日、地上波でTV放映されたので視聴しました。
「君の名は。」で名を轟かせた新海誠監督の5作目の劇場用アニメーションとなります。劇場公開は2013年の5月末からでした。
たぶん、「君の名は。」がここまでヒットしなければ、地上波放送はされることはなかった作品だと思います。
「君の名は。」よりかなり時間は短くて本編が46分。「君の名は。」は106分ですから半分以下のボリュームの作品です。
もともと、新海監督といえばこれくらいの長さの作品を作る監督という印象があったので、「君の名は。」を見たときには時間が長くボリューム的な違和感を少し感じました。
この作品は気軽に見れるサイズで新海監督らしい尺の作品なのではないかと思います。

話の内容は「君の名は。」が大衆向けのエンターテイメントであるのに対して、本作は純文学といった印象を受けました。
靴職人を目指す高校生タカオと謎の美女であるユキノの雨の日に限られた逢瀬を描いた作品となっています。
タカオはあまり現実的ではない靴職人の道を進むのにあたって、後ろめたいものを抱えており、また、ユキノは職場でうまく行かず精神的に追い込まれた状態であるという前提で二人の雨の日に限った逢瀬が続いていくという作品。
次第にタカオはユキノに惹かれていきという話ですが、一回り年上であるユキノに対して、自らの子供っぽさがコンプレックスになるという話でした。
結果的にタカオの夢と熱意は、ユキノを救っていくという話なのですが、それ以上に二人の関係が進むことはなく終わり「君の名は。」のようなすっきりとした終了はありません。
もやもやしたまま、話が終わってしまう。
もともとはこれが新海監督の味というか、作品手法だったんですよね。「君の名は。」が異質と言われているのですが、「君の名は。」から新海監督の作品に触れてこの作品をみようと思った人にはもやもや感がちょっと気になるかもしれないですね。

ひとつの恋が始まって、終わっていく。
そこでひとつの問題が解決されてユキノというひとりの女性が救われていく。
そしてタカオは夢にむかって一歩を踏み出していくという話。
短い劇場アニメですけれど、とても考えつくされて構成されているなぁと感じました。
そして、新海監督らしい、美しい映像美が見られます。
「君の名は。」とはちょっと違ったタッチですが、雨がすごく美しく描かれていてものすごい存在感があります。
舞台はほぼ新宿御苑に限られているのも特徴ですね。いくつか、他の場所も出てくるのですが、やはり印象にのこるのは新宿御苑内の四阿のシーンですね。
ふたりの関係がほぼそこだけで展開していくのが印象的でした。
すごく美しく素敵な作品でした。

そういえば、地上波放送だったのに、途中にCMが入りませんでした。
おかげで作品世界に没入できました。
「秒速5センチメートル」も同じ枠で放送されることが決まっているので、そっちもCM挟まない放送にしてほしいですね。

言の葉の庭
東宝


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