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とりあえず日々思ったことなんかをつらつらと。

 

BLOOD#

BLOOD#

藤咲淳一:著
Production I.G、Aniplex:原作
箸井地図:イラスト
マッグガーデンノベルズ


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2005年から2006年にかけてTVで放送されたアニメBLOOD+の続編小説。
放送から10年経過したことを記念して監督自ら書かれた作品となります。挿絵イラストは放送当時のノベライズ作品のイラストを担当されていた方で、本編とのつながりを感じさせる作家陣となっています。

BLOOD+のラストでは、主人公小夜が眠りにつき、義兄であるカイが小夜の敵であり妹であったディーヴァの遺児の双子を連れて小夜の眠る墓所へ墓参りにいくというシーンで終了していました。
本作の主人公はこの双子の姉妹。ディーヴァの残した遺児である響と奏の姉妹です。
本作では響が姉で、奏が妹となっていましたが、なんとなく当時の記憶をさかのぼってみると逆じゃなかったかなぁと思ったりもしました。
ただ、名前の響きから、作中の役割を考えて変えたのかもしれませんね。些細なことかなと思います。

本作ですが、当然といえば当然ですが最低限、BLOOD+を知っていることが前提となっています。最低限の説明は作中でされているのですが、作品を楽しむという面ではやっぱり足りなくて、特に登場人物について事前に知っている必要があります。
小夜やディーヴァは当然知っている必要がありますし、カイ、デヴィッドやルイス、ジュリア、真央、ルルゥといった人物を知っている必要があります。
これらの人物がどういった人物なのか知っていないと、出てきたときに誰?ってなります。
ぶっちゃけて、主要な登場人物で響と奏を除くと、あと二人しか新規の登場人物がいません。それだけ、元のアニメを意識して書かれた小説となっています。

10周年記念作品ですが、作中の時間はもう少し流れていて15年くらい経っている計算になっています。響や奏は高校生になっており、進学するかなど将来を考える時期となっている。
自分自身を確固たるものとして求め進学を希望する響や、自分自身を見つけられず希望はあるもののその日を暮らしていく奏を巻き込む形で事件が起こっていきます。
彼女たちが幼い頃からその芽はあって、あの沖縄の地から各地を転々として移動して成長してきた二人の生い立ちが語られ、そして物語が始まります。
突如として居場所を奪われ、そしてそれぞれ救い出される響と奏。それぞれデヴィッドとアダムという人物に救われます。
ここで、BLOOD+を知っている人なら、あれ?と思うんですよね。アダムは赤い盾として奏を救ったように語ります。デヴィッドは響を連れて赤い盾から逃げるのですが、デヴィッドはもともと赤い盾のエージェントの名前です。赤い盾という組織がどうなってるの?というところがカギになって話が進行していきます。
よくよく考えれば、デヴィッドかアダムかどちらが怪しいかはすぐわかるんですけれど、なかなか面白い内容でした。
あの戦いを経てもまだ、暗躍する人物がいるしなかなか奥が深い話だなぁと思いました。
しかし、カイ、全然、響と奏に「語り継いで」ないじゃん!
「語り継ぐこと」って曲で終わったんだからさ、あの二人の戦いと思いをちゃんと語り継いでおこうよ!
まぁ、結果的に響と奏がその役目を負っていくような終わり方でしたけれど。

しかし、10年前の作品の続きってずいぶん思い切ったことするなぁと思いました。
僕はBLOOD+は好きだったのでありがたい作品だったのですが。
これ、売れてるのかな?売れてほしいなぁ。
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日記は思考が結構、鬱っぽいので鬱日記になること多し。
購入して読んだ活字媒体と購入したCDのレビューやってます。
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