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とりあえず日々思ったことなんかをつらつらと。

 

暗極の星に道を問え

暗極の星に道を問え

エドワード・スミス:著
クレタ:イラスト
電撃文庫


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久しぶりに表紙買いした本。
電撃文庫の新刊の書影を電撃のサイトで見ていた時に、あ、なんか面白そうと思って購入を決めた本です。その時点で王道的なファンタジー作品でありそうという情報だけでの購入でした。
購入にあたって勘違いしていたことがいくつかあって、まず、新人賞の受賞作であると思ってました。ちょうど86という新人賞の大賞受賞作が出たのと同時だったので、これも新人賞関係の作品だと思ってました。作者さんを知らなかったので。
そしたら、すでに何作か作品を発表されている作家さんでした。
なお、この外人ぽいペンネームの作者さん、純然たる日本人だそうです。幼女戦記の作者さんといい、外人ぽいペンネームを付けるの流行ってるんですかね?
ちょっと困惑する。
新人賞作じゃないと気が付いたときに、あぁじゃあこれ外国の作品の翻訳本なのかな?って思っちゃいました。電撃文庫でも一時、翻訳ものを出していたことがあったので…(「ある日、どこかのダンジョンで」という作品です)。あとがき読んだら違ったですよ。騙されましたですよ。

ちょっと、面白い世界設定になっています。
ファンタジーにしては宇宙を感じさせる設定で、宇宙を渡る竜の骸が星になりという風にな感じになっています。竜以外にも大地の上で死んだ巨人などの骸が各地の地形を作り出したという設定です。これが、後々に信仰やなんかの元になっているというのが面白い設定だなぁと思いました。
ファンタジーだとその舞台が魅力的であるかというのは基本的に素晴らしいことだとおもいます。最近のファンタジーはそれがないがしろにされた、量産型の世界観が多い気がしてなりません。その点、この作品は舞台に魅力がある点で一歩リードしていた感じがありました。

内容的には、僕は初めて読んだ感じの作品だったのですが、魔王を退治するために選ばれた勇者が魔王討伐の後に裏切られて、人類の敵になるというストーリー。
先に書いた通り、僕は初めて読んだパターンなのですが、どうやら、最近の作品ではこのパターン、多いらしいです。
勇者であったトウカは、凱旋した後に仲間であった、王子であるアズハールに裏切られ、命を狙われて、逃げることになります。
そして、その逃げる過程でかつての仲間は皆殺しにされ、自らも重症を負うのですが、それを助けたのが結果的に敵であった魔族。
そのことから、魔族が憎むべき敵、下等な種族などではなく、人間的な情緒をもった存在だと知り、魔族や森の民を味方につけて、自らと持ち出された神剣を狙って追ってくる王家の兵と戦っていくという物語になっていました。
魔族たちを差別している図というのができていましたが、人種差別的なところがあって、現実世界の問題点、ある一定の民族へのヘイトなどを皮肉っている感じに受け取れました。
1巻でアズハールとの戦いは決着がついてしまいます。
トウカが新たな力に目覚めて、アズハールを倒して終わるという感じですが、詰め込んだ感じがありますね。
いろいろ詰め込んであるのですが、展開が面白いので、読みにくい感じはありません。良いペースで読むことができました。

ただ、残念な点が1点。
登場人物のセリフが、現代日本の口語であること。しかも若者言葉。(笑)
ファンタジーで登場人物が「イケメン」とかのたまうとは思わなかったですよ。
それさえなければ最高だったのになぁ。
まぁ、目をつぶれないの残念度合ではないですが。
続きがありそうなので、続きを期待したいと思いたいと思います。
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日記は思考が結構、鬱っぽいので鬱日記になること多し。
購入して読んだ活字媒体と購入したCDのレビューやってます。
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