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とりあえず日々思ったことなんかをつらつらと。

 

ソードアート・オンライン19 ムーン・クレイドル

ソードアート・オンライン19 ムーン・クレイドル

川原礫:著
abec:イラスト
電撃文庫


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19巻です。
18巻でソードアート・オンラインはいったん終幕した「はず」なんですが、予告通り続巻が普通に刊行されました。
アンダーワールドで200年という時間を過ごしたキリトとアスナを描くのは、いろいろ問題があるからか、時系列的には18巻でキリトとアスナがアンダーワールドに残ってものすごく加速された時間の中に取り残されたほぼ直後といっていい感じの時間を扱っています。つまり、ストーリーの舞台はアンダーワールドになっており、アリシゼーション編の続きといった感じの物語となっています。
アンダーワールドに閉じ込められたキリトとアスナはこういったことをしていたんだよといった感じの物語です。

アリシゼーション編で語られた大戦の後、アンダーワールドがどう変わったかをまず説明。人界とダークテリトリーがどう変わっていったのかを説明しつつ、キリトとアスナの日常を描いていました。
なかなかいろいろな問題がありつつも、なんとなくのんびりやっている感じを受けました。少なくともキリトやアスナに悲壮感がなかったのは救いですね。
というよりも、彼らにとってはログアウト不能の仮想世界に閉じ込められるのは2度目ですし、最愛の伴侶が一緒にいるということであまり緊迫感はないのかもしれません。
少なくとも、彼らにはアンダーワールド内での死はありませんし、待っていれば、外側からいつか助けが来るという感じで過ごしていたのかも。
その辺の心情は描かれていませんでしたが、安心している感じがしました。ただ、その与えられた時間をアンダーワールドのために使おうと奔走している感じを受けました。特にキリトが機竜(つまり飛行機)を実用化しようとしているのも、アンダーワールドのためというのが分かりましたし、普通の学生だったわりにいい王様やってるじゃないかと思いました。
しかも、人界のためではなく、ダークテリトリーを含めたアンダーワールド全体のことを考えて行動している。経験が彼を大きくしたんだなぁと思いました。

そんな中、絶対あり得ないはずの殺人事件が起こります。
犯人とされたのはダークテリトリーで貧しい暮らしを強いられているゴブリン。死亡したのは比較的豊かな人界で暮らしている一般人。
これで、下手をすると戦争になってしまうということで、ダークテリトリーの王となったイスカーンの元に連絡を取りに行きます。
そこで、新たな火種を起こそうとする魔導士と戦うという展開。赤ん坊を人質に取られたため、キリトは一時、自らを犠牲にしようとしますが、結果的にはロニエの活躍によって赤ん坊を救い出すことに成功して、事なきを得るという話になっています。
ただ、問題の魔導士には逃げられていて、この巻としてはつづくで終わっています。
こういった問題を200年にわたって解決し続けていくんだろうなぁと感じさせる話となっていました。

アンダーワールドは200年の間にとんでもない技術革新をしてることは18巻のエピローグで描かれたのですが、まだ、この段階では技術的には普通なファンタジー世界な感じです。キリトは割とオープンにアンダーワールドの成り立ちをロニエや整合騎士たちに話しているようですし、技術革新が続いていくのも受け入れられる土台作りはしていったのかなぁとか思いつつ読んでました。
展開が人気作故に許されるペース、つまりとてもゆっくりなので、そういったことに思いをはせる余裕も読んでる側にも生まれる余地があるなぁと感じます。
18巻で終了とされているので、アリシゼーション編よりあとリアルワールドでの展開は今後書かれないのかなぁと思いつつ、この巻を読んでました。
アンダーワールドで話がいくら展開しようと200年ありますし、現実世界ではほんの数日ということになりますからねぇ。
あ、あと、プログレッシブの方のエピソードが実際にあったものとしてアスナが語るシーンがありました。
プログレッシブともともとの本編だと一部、齟齬が出るのですが、その祖語はうまく読者側で処理してねということで、プログレッシブのエピソードも「あったこと」として組み込まれているようでした。
せっかく書かれた話なんだから、そっちを正史にしたいというのは分かります。
そして、劇場版の公開が直前だけれども、劇場版の話ってどこに入るんですかね?キリトたちがリアルワールドに帰ってからなのか、それともアリシゼーションの前なのか…。
劇場版が公開間近ということでその辺も気になってしまいました。
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日記は思考が結構、鬱っぽいので鬱日記になること多し。
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