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とりあえず日々思ったことなんかをつらつらと。

 

結物語

結物語

西尾維新:著
VOFAN:イラスト
講談社BOX


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オフシーズンに入って4冊目。オフシーズン最終巻となるそうです。
表紙は白無垢姿の戦場ヶ原さんで、あぁ、結婚式にたどり着く過程を描いているのねと思ったら、ちょっと違う感じでした。
表紙詐欺だ!(笑)
表紙に描かれているシーンは本文内にはなかったけれど、いずれはここへたどり着きますよという意味が込められているのだと思いました。それであれば、なんとなく安心できますし、落ち着くところに落ち着いたのだと納得できるというものです。
ただ、なんか、ちょっとそれまでに阿良々木君も戦場ヶ原さんも乗り越えないといけない壁ってのがちょくちょくありそうで、まだまだ、二人から目が離せないかな?って思いました。でもたぶん、物語シリーズとしてはこの結物語が時系列の最後になるんじゃないかな?いままでいろんな時系列に飛んで描かれてきてましたけれど、今回の結物語は阿良々木くんが23歳になっているという、いままで発表された中で一番最後にくる時系列の話となっています。

オフシーズンのフォーマットに合わせて、短編が収録された形で構成されています。
ほぼ均等な感じに4編の短編が収録されていて、最初の化物語のフォーマットや、話の密度ってこれくらいだったよねと思い返しながら読んでました。
23歳になった阿良々木君は警察官になり、キャリアとしてあの町に帰って来たというところから話がスタート。23歳の阿良々木君の目から過去を見つめ直しながら、現在のヒロインズと邂逅していくという図式になっています。
一編に一人とは限らなくて、妹と羽川さんが一緒の話だったり、老倉さんと戦場ヶ原さんが同じ話になってたりしました。
4年ほどあの町から離れていたとなっていますから、大学生活の1年ほどで町から出た計算になるのかな?それで警察の中に臥煙さんの働きで新設されつつある風説課という怪異がらみの事件なのかそうでないのかを判断して解決していく課への研修ということで、あの町に戻って来たというところ話になっています。モデルケースとして風説課が直江津署に新設されているという設定になっていますが、なぜ直江津署に作られたかは謎とされています。物語の都合だと思います。(笑)作中では臥煙さんの思惑的に描かれていましたが。

大人になったことで失ったもの、変わらないものをひとつずつ確認していくような物語。
紙面の制限からか、阿良々木君から卒業してしまった千石ちゃんと、神様になったことで変わらないことを決められてしまった八九寺は出てきませんでした。名前は出てきましたが。
異常に変わってしまったのが羽川さん。羽川さん変わりすぎちゃってて、天才が行き過ぎるとどうなってしまうかというのを描かれていて、すごく怖くなりました。
彼女が求める世界を作り上げていく、その為にできることは何でもするという彼女の覚悟や行動力にちょっと恐怖を感じました。というか世界各国から危険視される存在になってた!びっくり。
それぞれが大人になり、大人の視点をもって行動し、選択していく。それを見るのはなかなか面白かったです。たった5年。まだ阿良々木君で23歳。大人になったばかりのものの見方。でも高校生であったときのものの見方とは決定的に違っていて、でも大人にはなり切れていなくて、そんな歯がゆい時代を描いていて、とても引き込まれる話でした。
しかし、不安になりますねぇ。阿良々木君と戦場ヶ原さんの行く末。お互いを想い合うがゆえにすれ違う。
ちゃんと表紙の未来にたどり着けるんでしょうか。不安になる終わり方だったです。

さて、オフシーズンが終わったとのことですが。シリーズはまだ続くようです。
たぶん時系列はもどって高校時代から大学時代あたりの話になると想像。
いつまで続くんでしょうね。物語シリーズ。
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日記は思考が結構、鬱っぽいので鬱日記になること多し。
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