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とりあえず日々思ったことなんかをつらつらと。

 

91Days

1クール13話で放送されたオリジナルアニメ。13話ですが、1話分は総集編となっていて.5話とナンバリングされていたので、話数的には12話のお話です。
珍しい禁酒法時代のアメリカを舞台としたマフィアの抗争もののギャングムービー的なストーリーとなっています。
すごく珍しい感じですよね。ギャングものとしてはBLACKLAGOONやGANGSTA.なんかがあるのですが、禁酒法時代を背景としたすごくリアルな感じにまとめられた作風が珍しく感じました。本当にアニメを見ているというよりは映画を見ているといった印象がのこりました。

主人公アンジェロ・ラグーザが幼いころに殺された家族の敵を討つ復讐劇となっています。アンジェロはアヴィリオと名を変えて生き延びていた。7年後、彼のもとへ一通の手紙が届くことから物語はスタート。
この手紙にはアヴィリオの家族を殺したものについて書かれていて、対象は4人いるということが書かれていました。
それを手がかりに復讐の相手であるヴァネッティ・ファミリーに近づき、復讐の機会をうかがって、徐々にファミリーでのポジションをあげながら、最大の敵であるドン・ヴィンセントを殺害する好機をうかがっていくという復讐劇。
まぁ、当然ですが、作品の中に流れる雰囲気はかなり暗いものになっています。

そこに少し明かりをさすのがネロ・ヴァネッティの存在。
マフィアの幹部(というよりドンの息子)でありながら、マフィア幹部の厳しさを持ち合わせているものの、街の人にも好かれる好人物であるネロの明るさや、垣間見せるやさしさみたいなところが作品の救いになるのですけれど、このネロもアヴィリオの復讐の対象。
序盤から中盤にかけて、アヴィリオとネロは一緒に旅をするのですが、その中で少し友情めいたものが芽生えかけていて、アヴィリオの中から復讐という目的は消えはしないのですが、すこし躊躇めいたものを見せます。
また、終盤、ほとんどすべてのことが終わった後、また、アヴィリオとネロは旅をします。今度は決着をつける旅。二人の間はガラリと変わってしまっていてそれが悲しかった。それでも旅の間の雰囲気は以前と変わらない雰囲気で、二人の間に流れる空気感が、暖かくもすごく切ないものを感じさせました。

ネロは7年前のラグーザ家襲撃の時には引き金を引けなかった。
ネロ自身が語るシーンがあります。
そして、復讐を遂げたアヴィリオ=アンジェロに向けて最後に残ったヴァネッティ・ファミリーの幹部として銃を向けて引き金を引いて幕が下ります。
このネロが撃った弾がどうなったのか、何を起こしたのかは描かれていませんでした。
視聴者に任された最後の判断。
人によってはネロはアヴィリオを殺害したと考えるでしょうし、人によってはわざと外したと考えるでしょう。僕は後者に考えました。たぶん、ネロは殺せない。アンジェロは親友であるコルテオを殺すという覚悟まで見せて復讐に臨んできた、それを知っているからこそ、ネロはアヴィリオを殺せないのではないかと思いました。ネロがアヴィリオを殺してしまったら、アヴィリオを救ってやれる人もネロ自身を救ってくれる人もいなくなってしまうから。
そんな気がしました。
アヴィリオを撃った後、少しだけ描かれたシーンではネロは1人でした。
それがすごくつらそうに見えた。けれど、辛すぎるようには見えなかったんですよね。
だから、僕はネロは外したと考えました。

ハードな男の物語。アヴィリオの91日間の復讐劇を描く物語。
たぶん売り上げはそんなに高くない作品だと思うけれど、こういう作品大好きですね。
たまにはこういう作品で魅せてほしいね。
萌えアニメばっかりになっちゃってるからねぇ。昨今。

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日記は思考が結構、鬱っぽいので鬱日記になること多し。
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