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とりあえず日々思ったことなんかをつらつらと。

 

ボーパルバニー #2

ボーパルバニー #2

江波光則:著
中原:イラスト
ガガガ文庫


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まさか2巻目が出るとは思ってなかったボーパルバニー。
その2巻目が刊行されました。
今回はピカレスク小説的な雰囲気は少なくなって、個人対バニーガールだった1巻目とはガラッと変わって、組織対組織の中でバニーガールをどう各組織が見ていくかという感じになっています。
ので、1作目とはちょっと作風が違いますね。

1作目がウィザードリィ1作目の狂王の試練場にちなんだ各章タイトルを採用していたのに対して、この巻は2作目のダイヤモンドの騎士にちなんだタイトルを採用していました。また、カシナートとルビの振られた攪拌機という単語も。この辺はウィザードリィをかなり意識している1作目と同じでしたね。
ダイヤモンドの騎士にちなんで、ダイヤモンドがらみの事件を扱っていました。

前作では主人公は怜という人物でした。今回は主役らしい主役がいないまま、視点が事件に巻き込まれた登場人物の間で点々とするという感じになってます。前作も悪党6人+バニーガールの視点で視点移動はあったのですが、圧倒的に悪党6人の視点が多いので、主役がだれかわかりやすかったです。しかし今回は関係してくる組織が1つではない状態で、各組織から数人ずつ視点を担当する人物が出てくるので、主人公というキャラクターは存在しないのかと思っていました。組織の抗争を描いているのだと。
ラストで、誰が主人公だったか明かされる感じでしたね。
ボーパルバニーの名にふさわしい、主人公がいたわけです。
最後の最後は、前作と同じような終わり方。バニーじゃなくなっちゃってるじゃんという突っ込みを入れておいて、とりあえず終了。3作目が書かれるかはわかりません。

前作から全く関係がないかというとそういうことはなく、前作を生き残った怜が灰人と名を変えて1勢力のボスとして登場していますし、前作のラストでバニーガールを引き継いだ人物も登場します。なにより呂商会が1勢力として登場してますからね。
ダイヤモンドを換金したいPMC、それと戦うことでバニーガールの性能評価をしている呂商会、ダイヤモンドの換金を請け負った灰人の組織、横からダイヤモンドと現金をかっさらおうとする組織と4つの組織が絡み合って殺し合いをしているという物語です。
組織的なつながりを見ると3勢力になりそうですが、各組織内に他の組織に通じる人物がいたり、利用したりされたりが絡み合っていて、なかなかに複雑。
ただ、公式証明のないダイヤモンドを換金しようとするだけで、こんなに複雑になるのかという感じがしました。
複雑になった分、バニーガールの出番が少なくなっていて残念。
やっぱりバニーガールの超絶戦闘力が見たいなと感じました。今回はバニーガールに匹敵する剣客とかも出てくるので、バニーガールの評価が下がってしまう感じでしたね。
読み終わると、やっぱりバニーガールすげぇってなりますが。

物語が複雑に絡み合った分、前作よりはスピード感は無くなった感じがしました。
でも、複雑な分、物語に厚みがでてそれはそれで面白かったです。
バニーガールの恐怖感が減ってしまったのが少し残念でした。
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日記は思考が結構、鬱っぽいので鬱日記になること多し。
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