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とりあえず日々思ったことなんかをつらつらと。

 

Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ4

Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ4

桜井光:著
TYPE-MOON:原作
中原:イラスト
角川書店


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4巻目。
これが終わるとあと1冊を残すのみとなって、あとは最終決戦に向けて動いていくのかな?というところです。最終決戦ではセイバーが裏切って愛歌を滅ぼすことは運命づけられているというか、Fate/Prototypeという作品において1991年の最初の聖杯戦争の結末として決定づけられているので、それを描くのは必須と思われます。
なので、各陣営の描写を描いていくのはこの巻で終わりかな?と思いながら読み始めました。
描写されずに残っている陣営はアーチャーとランサーです。
で、予想した通り、アーチャーとランサー陣営の断片の描写となっていました。

3巻まで読んでいて、この2陣営のサーバントの真名は予想できてませんでした。アーチャーはほとんど描写がありませんでしたし、ランサーは女性で槍使いの英雄ってのが思いつかなかったので。この巻でこの2人の真名が明かされるのですが、そらわからんわーという感じでした。
アーチャーはペルシャの英雄アーラシュ、ランサーはワルキューレの1人ブリュンヒルデでした。これはわからんという感じ。そもそも、ペルシャの神話って日本人にはほとんどなじみがないので全くと言っていいほど英雄の名前なんて知りませんし(アルスラーン戦記に名前がでてくるカイ・ホスローくらい?)、ワルキューレが英霊の1人として召喚される候補になるとは思ってませんでした。確かにブリュンヒルデにはシグルドとの恋愛劇があるのですが、やっぱり神側の一柱というイメージがあるので、英雄=人であるという前提から外れると思ってたんですよね。どうやら、ブリュンヒルデは人として描写される部分が神話にありますから、それで英霊に含めてもいい扱いがされていたようです。
やられたという感じでした。

アーチャーというクラスはなんかFateという作品群の中では特別な位置づけなのでしょうかね。
もともとのFate/stay nightでも主役の1人(エミヤ)でしたし、最大の敵(ギルガメッシュ)でもありました。今回のアーチャーは愛歌に毒されることなく、英雄として戦っていくというキャラでした。その代わり、マスター側が愛歌に魅入られてしまい、あっけなく消滅してしまうという結末を迎えますが、それですら、すごくかっこいい。
自己犠牲の上でしか使えない宝具をマスターの令呪での強制力があったにせよ、無辜の民を救うために躊躇なく使う姿とか格好いい。これぞ英霊の姿だと思いました。
蒼銀のフラグメンツのサーバントは割と高確率で愛歌の毒に捕らわれていってしまうので、最後まで自我を保ち、愛歌に捕らわれることなく戦い消えていくのは珍しいパターンだなぁと思いました。

ランサーの話はちょっとむごい。
サーヴァントとして召喚されているので、マスターの指示によって動くのは当然とはいえ、かつての恋心を利用されたうえに、愛歌の存在に触れることで暴走しちゃう。
これはマスターの失策でしかないなぁと思いました。
確かにシグルドとブリュンヒルデの悲哀を再現することで最強のサーヴァントに確実に勝利する手段という目的はあったのでしょうけれど、その仕掛けをするのが早すぎたと思う。セイバーをシグルド役として認識したブリュンヒルデはマスターの作った霊薬を飲んでセイバーに恋心を抱いて、それゆえに彼を殺さないといけないと錯覚していくのだけれども、その間に愛歌という存在を認識することで霊薬の効果が変な風にねじ曲がった感じがありました。
これ変な小細工なんかしないで、ワルキューレとしての地力のある彼女の能力で戦っていたならば、少なくともライダーがセイバー、アーチャーとの共闘で消え、アーチャー、バーサーカーがライダー戦で消え、キャスター、アサシンを妥当に普通に戦って排除してから、霊薬を服用してブーストすることで、セイバーに普通に勝てたような気がしないでもないです。
まぁ、それまでに愛歌の毒に充てられるというのは避けられないでしょうけれど。

それにしても今回の2人のサーヴァント、アーチャーとランサーはどちらも、それほど愛歌に毒されたという印象はありませんでしたね。
キャスターやアサシンの存在があまりにもというのがあるので、英霊といえどもころっと篭絡されるものかと思ってたのですが、そうでない人もいるということだったらしいです。考えてもみれば、ライダーはできそうにないからマスターを攻撃に愛歌は動いていたし、篭絡できない相手ってのもいるんだなと再認識しました。
でも、今回も結果的にはアーチャーのマスターを魅入らせることでアーチャーを、ランサーに自分の存在の根源を魅せることでランサーをそれぞれ脱落に追い込んでいるので、結果的にやっぱり愛歌に振り回されていると言えなくもない。
事の中心に常にいるのは彼女というのは変わっていないかったです。

これでセイバーだけが正常な状態で(愛歌が恋しているから正常であり続けているのだと思いますが)あるという感じになりました。
ここからは愛歌の破滅に向かって話しが進んでいくわけですが…。
後1冊で終わるのかなぁ。まぁ、重要な断片だけ書いていけばいいというこの作品ですから、終わると言えば終わるのでしょう。
蒼銀のフラグメンツをここまで読んだことで、Fate/Prototypeを最初から最後までちゃんと小説なりアニメなりゲームなりで発表してほしいなぁという欲求が高まりますね。
断片的なアニメしかないからなぁ…Fate/Prototype…。
期待しながら次を待ちたいと思います。
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