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とりあえず日々思ったことなんかをつらつらと。

 

ケイオスドラゴン 赤竜戦役

RPF レッドドラゴンを原作とするアニメ。1クール12話で放送されました。
メディアミックスでスマホゲームとボードゲームが配信/発売されるのですが、それに合わせるようにベースとなる物語としてアニメ化されました。
ただし、レッドドラゴンのストーリーでは尺が長すぎるのと舞台背景が複雑すぎるせいか、簡略化する形をとった上で、原作の4巻までに当たるストーリーをベースにしています。
また、登場人物の設定等にも手が入っていて、結果的には大筋は原作に沿っているものの、全く別物のお話としてのアニメ化になっていました。

エィハ役はRPFのオリジナルサウンドトラックでエィハの歌を歌っていた沢城みゆきさん、黒の竜役は原作内で声を当ててもらったと語られていた中田譲治さんと、キャラクターは原作の時の事をかなり意識しているようにも思えたのですが、婁と七殺天凌の性別設定が逆になっていたり、祝ブキ(同じ読みの名前が居ると混乱するという理由からアニメでは祝ノリと改名されていました)がかなり自己主張していたりとかなり違った面もありました。特に祝ノリについては最大の改編ポイントだったと思います。

忌ブキを中心としたストーリーとしてまとめられていますが、どうしても婁やスアローといったキャラクターを描くのにも時間をかけたかったという思惑が見え隠れします。
特に、悪役としての婁、善人としてのスアローを対比して描きたかったようで、スアローのウェイトが原作より高い感じに描かれています。
ただ、短い1クールの中でそれがまとめきれているかというと、そうではなくて、本当は忌ブキとの関係性を重点的に描くべきなのに、スアロー個人の掘り下げにつながってしまい、忌ブキとの関係が深まっていく様子とかは割とおざなりでした。
それはスアローだけでなくエィハや禍グラバにも言える事になっていて、特にエィハは重要な役回りを持たされているのですが、忌ブキとの関係がエィハのセリフ以上には見えてこなくて、最後に唐突に一番大切なものとして描かれるという感じになってました。
さらに言えば、スアローとの対比を描こうとしていたのであろう婁については、心情や思惑を描き切れていなくて、何故、スアローに固執するのかとかぱっと見だと分からないだけでなく、行動に一貫性が見えなくなっちゃってました。自分のアイデンティティである七殺天凌との関係と、全く逆の生き方をしているスアローに対して気になるというのは分かるのですが、スアローを認められないと成るまでの過程がすっ飛ばされてます。婁はアイデンティティを守るためにスアローと戦う事になるのですが、その為に七殺天凌の命令に背いてスアローに突っかかって行ってる。それでは自分からアイデンティティを否定しているようにしか見えないんですよね。
やはり、尺が1クールでは短い。レッドドラゴンの複雑な人間関係を描き切れていませんでした。
ストーリーも簡略化したものの、背景にあるニル・カムイ、黄爛、ドナティアの関係があいまいな感じに進んでしまうのも難点だったと思います。

数少ない本格ファンタジーの作品だったので丁寧にきちんと作ってほしかったなぁ。
何となくゲームのPVアニメになってるのが残念。
ゲーム自体はこの作品をベースに10年後の話となるのだから、この作品がこけたらゲーム自体も魅力半減だと思うのですけれどね。
かなり残念な作品でした。
レッドドラゴン読んでなかったら、何が何だかだったよ。

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