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とりあえず日々思ったことなんかをつらつらと。

 

プラスティック・メモリーズ

1クール13話で放送されたオリジナルアニメ。
MAGES.所属のシナリオライターが原作を担当するということで、5pb.つまり、Steins;Gateを製作した会社の関係者が作ると言う事で、期待していた作品。
期待通りのストーリーのクオリティがあって、泣ける作品でした。

たった3ヶ月間の大切な記憶。
そんなサブタイトルが付けたくなるような作品。
大学受験に失敗して親のコネで就職したツカサと、その会社で出会ったギフティア(この作品世界でのアンドロイドの呼称)であるアイラとの恋心、そして別れを描いて居ます。
ギフティアは約9年で耐用年数がきれ、耐用年数が切れてしまうと暴走して人を襲う事もあると言う設定になっています。そのために、耐用年数が切れたギフティアを回収すると言う業務がなりたち、ツカサが就職した会社はそのギフティアの回収をすると言う会社です。
アンドロイドとはいえ、ギフティアは人間と情緒が全く変わりなく、また身体能力も人より上な存在として描かれています。
その為、多くのギフティアは家族として生活している者が多く、停止させて回収となると多くの問題が発生する。つまり、ギフティアとその家族にとっては、「死別」という現実がそこに横たわっているという社会が描かれていました。
先にも書きましたが、耐用年数を超えれば人間を襲うことがある(OSが壊れて人格が崩壊する為のようです)為、停止回収は確実に行われなければならないのですが、家族との別れを惜しんでそれを拒まれるケースもある。
それをなんとか説得して回収するのがツカサ、そしてそのパートナーとなるアイラの仕事となります。
そして、アイラ自身にも残された時間が2000時間ほど。つまり3ヶ月弱しかないと言う話です。
アンドロイドなので、OSを入れ直してメンテナンスすればとも思いがちですが、一度「死別」した人は戻らない。つまり、感情や記憶といったものはそのようにしても別の人格、人物としてしかもとに戻らない。ギフティアであっても横たわる現実の重みと言うのは変わらないと言うのが、この作品では描かれていました。

色々な経験をして、ツカサはアイラに愛情を持ち、告白し、すったもんだの末に受け入れられます。
恋人として残された時間が1000時間を切っていると言う関係の行く末、悲しみと、愛情の昇華について描かれていました。
最後の時間をアイラがギリギリまでツカサと過ごしたいと願い、また、自分の停止をツカサに託す姿は涙無くしては見れませんでした。
泣かしてくるアニメは久しぶりな感じです。

アイラとの関係で成長したツカサは、その後の人生を前向きに歩み始めると言うところで終了しています。
「大切な人とまた巡り会えますように」
アイラが回収したギフティアの最後の瞬間に語りかける言葉。これをツカサはアイラの最後の瞬間に口にします。
ツカサが新たにパートナーとしたギフティアもアイラ同様の少女型のギフティアのようでしたが、アイラとは別人でしょう。
将来、技術が発達してギフティアが記憶や思い出を維持したまま、再生できるようになることを祈る言葉に思えました。
人間であれば来世という事になるのでしょう。
別れというテーマの重さがそこにあったような気がしました。

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