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とりあえず日々思ったことなんかをつらつらと。

 

フェノメノ 陸 美鶴木夜石は微笑まない

フェノメノ 陸 美鶴木夜石は微笑まない

一肇:著
安倍吉俊:イラスト
星海社Fictions


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6巻で最終巻となります。
恐怖と青春的なエピソードで描かれたこのストーリーもこの巻で終了。
どのような結末が待っているのかドキドキしながら読みました。
前巻のラストで凪人が夜石を拒絶してしまってどうなったのかすごく心配でしたが、まさかの夜石を認識してない、記憶に残ってないパターンから始まってすごく不安になりました。
凪人の人生を考えればその方が良かったのかも知れませんが、彼と夜石の繋がりはそれを乗り越えて、再び夜石を認識できるようになります。
そして、前巻の話を引き継いで、凪人やクリシュナさん、左居が経験した霊的事象の根本である常夜石をどうこうすると言う話になっていきます。

全ての根源の悪意とも言える常夜石は、前巻で出てきた悪意ですが、考えて見れば悲しい存在なのかも知れない。
悪意によって人を呪わざるを得なかった悲しい存在なのかも知れないです。
でも、その結果、左居の家庭を崩壊させ、夜石の家庭を全滅させて夜石を呪いの存在とし、凪人まで飲み込もうとした。
でも凪人はその持ち前の真っ直ぐさでそれを乗り越えて夜石を救いました。
彼が居たから、夜石は彌子としてつまり前巻の「M」としての感情を取り戻せたのだと思います。
凪人が全ての救いになっていた感じでした。

結末はすごく悲しい。
優しい結末ではあったけれど、それは悲しい結末だった。
悪意に触れてしまったから、霊的なものに触れてしまったからと言う理由はつけれるんだろうけれど、夜石=彌子には幸せになって欲しかった。もっと笑って欲しかった。
多分、凪人も同じ考えを抱いていたと思います。
せっかく、凪人という人物に巡り会えたのに。

すごく切ない気持ちになった。
でも、ホラーとして面白い作品でした。ホラーを面白いと表現して良いものか迷いますが。(笑)
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日記は思考が結構、鬱っぽいので鬱日記になること多し。
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