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とりあえず日々思ったことなんかをつらつらと。

 

ヘヴィーオブジェクト 死の祭典

ヘヴィーオブジェクト 死の祭典

鎌池和也:著
凪良:イラスト
電撃文庫


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5冊目。
5巻目と言わないのは一応、この作品は1巻以外はどこから読んでも話が通じるようになっているという建前があるからです。
その5冊目は番外編でした。クウェンサーもヘイヴィアも出てこない、全くの番外編となっています。
別の人物が主人公として活躍し、今までの登場人物がまったく出てこないという潔い番外編となっています。
確かに、この巻は1巻のすぐ後に読んでも問題はない感じがします。
他の巻は多少なりと、前後関係が見え隠れするんですけれどね。

ちょっと積んでたんですけれど、へヴィーオブジェクトはアニメ化が発表されたので、既刊分は読んでしまおうと思ったしだいです。現在9冊出てるので結構、積んじゃってましたね。

マリーディ=ホワイトウィッチという少女が今回の主人公。
そして舞台は現実のオリンピックにあたるテクノピックとなります。
マリーディはオブジェクトのパイロットではないのですが12歳の少女。ですが、北欧の激戦区で戦っている戦闘機のエースパイロットでクールビューティとして描かれています。
たまに、幼い年齢であることを思い起こす描写はあるので、あぁそういえばそういう年齢だったねと思い出すのですけれど、作中の描写からはもっと年齢の高い女性としての印象が残ります。
少なくともトライアスロンに該当する競技で金メダルが取れるような年齢。10代後半から20代前半くらいのイメージがあります。そのマリーディがテクノピックの表裏合わせて活躍するストーリーとなっています。

オリンピックは平和の祭典で、この大会中は戦争を忘れて平和的にスポーツで優劣を決めようというお題目がありますが、科学が発展しすぎて、さらに戦争が恒常的に行われている作中の世界では、テクノピックと名を変え、ドーピング有、各種ウェアや器具でのサポート有、裏からの妨害工作有という、よもすれば死人がでる(実際出てる)大会になってしまっています。
いくらなんでもオリンピックがそういう風に変わっていくとは思えなかったのですが、その設定はなかなかに面白かったです。結局、戦争の一側面でスポーツも科学の発展の品評会になってしまっているという悲しい未来図がそこにありました。
そして、そんなオリンピックの精神を忘れた大会をめちゃめちゃにして、オリンピックの精神を取り戻そうとするテロ集団とマリーディが本気で戦いあうというのが本作の大きな流れ。
しかし、平和の祭典を取り戻すために血を流していては意味がないと思うんですけれどね。作中のテロ集団にはそういう面は考えていなかったようです。テロリストというのはどうして、こう考えが足りないんだろうと思いました。
テロリストが嫌いなのでその辺はシビアに見てました。テクノピックがどうあれ、テロリストのやり方には共感はできないので。全面的にマリーディがんばれって感じで読んでました。

ひとつの映画を見ているような感覚で読み終わりました。
なかなかおもしろかったです。
普段のクウェンサーたちの活躍も面白いのですが、こういうのも新鮮味があって面白かったです。
オブジェクトも脅威としてでてきますが、実際に動きは無いというのが今作で、作中世界での戦争の別の一面、クリーンじゃない一面が見れた気がしました。
やっぱりオブジェクトだけでは戦争は片付いてないだなぁという感じ。
本編でも活躍してほしいなぁ。今回の登場人物たち。
結構魅力的な人が多かったので、1回限りではもったいない感じがしますね。
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