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新約 とある魔術の禁書目録12

新約 とある魔術の禁書目録12

鎌池和馬:著
はいむらきよたか:イラスト
電撃文庫


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新約12巻目。嘘と虚実が交錯する物語。
身分や自分の気持ちなどに嘘をついている人の物語が交錯すると言う感じのストーリー展開。上条ちゃんみたいに自分に嘘をつかない人物は、こうなると脇役になってしまうのよと感じで途中までは主役っぽいですが、最後の締めくくりは他人に譲っています。脇役で有ることを許容できる上条というのもの、成長の1つととらえて下さいと言う話。
前巻が外伝的な話だったので、今回はメインストーリーが進むんだろうなと見せかけておいて、それも嘘というね。
嘘、演技、ロールプレイ…そういったもので塗り固められた1冊でした。

今回の敵として登場するサンジェルマン。有名な不死伝説を持つサンジェルマン伯爵な訳ですが、基本的に嘘と虚実で世間を渡ってきた人物として描かれています。そしてオカルトの有名どころを持ってきて、しかも冒頭に魔神らしき人達が会話しているシーンを挟んでいるものだから、てっきりこのサンジェルマンも魔神であると勘違いしてしまいがちなのですが…サンジェルマンは全然別口でミスリードされてると言う展開になっています。
そして、やっと学園都市第六位が出てきたと思ったら、その名をかたる偽物だし。
本当に嘘つきだらけの感じで話が進みます。
サンジェルマンがやたらと強いので、嘘つきが強いと言う感じに受け取ってしまいそうに感じるのですが、やっぱり最後には敵は敗北するいつもの流れで安心。

最後には本当の自分であったり、人のための嘘であったり、そういった不自然じゃない人の営みの強さというものがクローズアップされていて、全てを偽りで構成して不自然に不自然を重ねてきたサンジェルマンとの対比をしていました。この対比が面白かった。
そして大きな鍵を握るのがフレンダ。アイテムで唯一死亡したメンバーであったフレンダに焦点がここで当たっています。
しかも、あとがきによれば、フレンダにはこういったエピソードがあるから、一発退場のキャラクターにデザインしないでくれと依頼していたそうで、どんだけ先を見越して書いてるんだろうと思いました。
当然、作家さんはエンディングとかイメージして書いてるんでしょうけれど、ラノベだとそういった印象は薄くて、その場のノリと前の展開を引き継いで書けるところまで書いていると言う印象があるので、ちょっとびっくりしました。

魔神らしき人物が出てきたらあっさりとアレイスターが撃退しちゃってるし、今後はやはりアレイスターとの戦いがクローズアップされていくのかな?
でも、まだ、上条とアレイスターって直接的な接点て無いんですよね。アレイスター側は上条を駒として使ってる印象派あるけれど。
面白かったけど、今回も外伝的な話だったなぁと思いました。
本編的な流れもなくもないですが、本の厚みに対してその辺はさらっと数ページという感じ。
いつになったら終わりが見えてくるんだろう?
この話。(笑)
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日記は思考が結構、鬱っぽいので鬱日記になること多し。
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