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とりあえず日々思ったことなんかをつらつらと。

 

アルドノア・ゼロ(後半クール)

1クール12話で後半部分が放送されました。
分割2クールと割り切っていてタイトルの変更などはなし。話数のカウントも13話からと完全に続きとして製作されていました。
前半クールのラストは衝撃的なラストで、主人公、ヒロイン共に生死不明という状況でしたが種明かしは割とあっさりとされて、後半ストーリーの幕開けでした。
前半クールからの作品内時間の経過は19ヶ月。1年以上が経過して、火星(ヴァース)と地球との戦争が激化しているという状況からスタート。
意外だったのが火星のトンデモ兵器を相手にして19ヶ月も地球側の軍隊が善戦してたこと。どうも、火星のトンデモカタフラクトは数が無く、物量は地球側にあること、そして伊奈帆がやったように冷静に分析すれば何とか相手が出来る事、火星側の指導者であるザーツバルムが負傷していた事などが戦争を長引かせる要因になっていたようです。

物語で気になるのはやはり、伊奈帆とアセイラム姫の生死と、スレインの動向。
当初はザーツバルムが火星軍を率いていましたが、途中からは彼の養子として家督を継ぐ事になったスレインが火星軍を率いる事に。
アセイラム姫の替え玉を用意して戦争を仕掛けていく側にスレインは立っていました。
伊奈帆はあっさりと復活した上、かなり優秀なコンピュータ内蔵の義眼を装着して戦線に復帰、脳に負担が掛かると言うデメリットはあるものの、その能力でもっていつも通り最前線で大活躍してました。
アセイラム姫は昏睡状態で生命維持カプセルに入っている状況。
こう言う状況で話しが進んでいくのですが、活躍しているのは伊奈帆なんですけれど、テーマ的なものはスレインの間違えというものだったと思います。
動的な主人公が伊奈帆であったなら、静的なテーマをになったのがスレインだったと思います。

多分、スレインはアセイラム姫の望んだ世界を作ろうとしていた。
戦争がなく、自由に地球の美しい世界を見ることができる世界を作ろうとしていた。でもそのためには、今の体制は邪魔であって、それを一度破壊しようとした。
それが彼の間違えであって、アセイラム姫はその望みの為に不幸が起こる事は望んでいなかった。
でもスレインは目覚めないアセイラム姫の姿を見て焦り、間違えてしまい悲劇を生んでいく方向へ進んでしまった。
スレインは間違え続け、間違えを取り繕う為にさらなる間違えを犯していく。
「空が青いのはレイリー散乱だ」この台詞がアルドノア・ゼロ関係の商品のCMで繰り返されたり、作中で何度か出てくるのですが、これはスレインの間違えの象徴なんですよね。これが繰り返されることと、スレインが間違えを積み重ねていってしまうことが非常に効果的に印象付けされていたと思います。

最後にスレインは、アセイラム姫からスレインを不幸の連鎖から救って欲しいと託された伊奈帆に命を救われて終わります。
彼はその時点でアセイラム姫の思いを間違ってとらえていた事の残り全てを清算できたのだと思います。
伊奈帆、スレイン、アセイラム姫。三者三様に地球の青い空を見つめることで、この悲劇の物語に終幕が降ろされます。
全体を通してみると、些細な間違えから起こった不幸の連鎖をどうやって食い止めるか。どうやって過ちを清算していくか、それがこの物語の語りたかったことだったのかなと感じました。
そして、それは現実世界でも同じ事が言えて、些細な間違えから起こった不幸の連鎖をどうやって治めて行くのか、それを問うていたのではないでしょうか?
伊奈帆達は結局、銃を突きつけ合ってやっと解決できた。それは悲しい解決方法であるんだよとこの物語の悲しさから教えられた気がします。

すごく終始僕好みのロボットアニメでした。
ロボットアニメはこういったきちんとしたテーマがあって欲しいですね。

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