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ルーブル美術館展 日常を描く―風俗画にみるヨーロッパ絵画の真髄

ルーブル美術館展 日常を描く―風俗画にみるヨーロッパ絵画の真髄

国立新美術館で開催中のルーブル美術館展を観覧してきました。
今回は風俗画主体の展覧会という事で、僕の好きな17世紀のオランダ美術を含めて、バロック時代を中心に風俗画の歴史を見ていくと言うような感じの展覧会になっていました。
一番のお目当てはフェルメールの「天文学者」。かつて渋谷のBUNKAMURAで開かれたフェルメール展で対になる「地理学者」は見ているのでいつかみたいと思っていた絵です。
そもそも、ルーブルに収蔵されている作品なので、日本でみるのは難しいかなぁと思っていたのですが、ルーブル美術館展という展示作品の殆どがルーブル美術館からの貸し出し品で占められた展覧会が来るとは思っていなかったので、嬉しい限りです。

展覧会は風俗画の成り立ちから入っていって、歴史的に風俗画がどういった扱いを受けていたか、そしてどのような背景をもって広まって行ったかを追うような構成で作品を展示していました。
昔は宗教画や肖像画などが中心で、風俗画や風景画、静物画なんかはあまり重要じゃ無い作品として扱われていたのが、段々と変遷していって、主流になって行ったのが分かるように展示されていました。
素人の僕にも分かり易い展示方法で、流れを追いやすかったです。ただ、個々の作品について作者と制作年は添付されているのですが、作品がどの地域の文化圏で描かれたものかが添付されていなかったので、ちょっと困りました。
知ってる画家さん(著名な画家)なら分かるのですが、そうじゃない画家の作品も多かったので(もちろん僕が知らないだけで有名な画家さんではある)、作品が描かれた地域も添付して欲しかったなぁ。

印象に残ったのはやっぱりフェルメールの「天文学者」。
フェルメールブルーの服やテーブルクロス?が印象的で、地理学者と殆ど同じ構図、同じような人物(モデルが同じと言われている)が描かれています。
窓から差し込む柔らかい日差しの中で天球儀を見つめる男性の姿が印象的でした。
作品自体の保存状態は「地理学者」の方が良いのかな?少しくすんだ印象を受けました。こういった展覧会にはありがちなんですけれど、「天文学者」の観覧は立ち止まっちゃダメという処置がとられていました。止まって見るなら少し離れてと柵が作られている形の展示です。止まってじっくりと近くで見たかったですが、それは仕方ないと諦めるしか無かったです。

しかし日本のフェルメール贔屓はすごいですね。
この展覧会の展示作品の作者にはレンブラントやルーベンス、ドラクロアなんて人も名を連ねているのですが、彼らの作品は普通に展示されていて、見ている人もさらっと流していく感じ。
フェルメールだけ特別扱いされてる印象は否めませんでした。
ドラクロアの「鍛冶屋」なんて、写実的な作品が多い中で印象派的に描かれていて目を惹く作品だったのですが、数多い作品の中に埋もれてしまった感じです。
レンブラントの「聖家族」または「指物師の家族」という作品もそんな感じに埋もれてしまった感じです。風俗画と宗教画の中間点にある面白く印象的な作品なのに、普通に他の作品に紛れて展示されているものだから、最初レンブラントだと気がつきませんでした。後からレンブラントの作品があったはずなんだけどどれだ?と目録を見直して、あれだ!と言う感じで気がついた作品でした。言われてみると確かにレンブラント的な光の表現がされている作品です。
今回はメインで宣伝されている以外の作品が、見ていて印象に残った感じもあります。
まぁ、「天文学者」は別格として。

国立新美術館で展覧会の作品を堪能した後は、東京ミッドタウンに移動して、サモトラケのニケの複製を見てきました。
これは、今回のルーブル美術館展に合わせて展示されているもので、ルーヴル美術館と日本テレビ(日テレは主催者の一角)のパートナーシップの象徴としてつくられたものらしいです。
実は等身大の彫像をイメージしていたので、首と腕が無いこの彫像は自分の身長より小さいと思っていたんです。
それが思ったより大きくてびっくりしました。レプリカとは言え、実際の彫像を見るのは迫力がありますね。こちらはタダで見れるので東京ミッドタウンに行った人は実際に見て見ると良いかも。


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