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とりあえず日々思ったことなんかをつらつらと。

 

楽園追放 mission.0

楽園追放 mission.0

手代木正太郎:著
ニトロプラス/東映アニメーション:原作
齋藤将嗣:イラスト
ガガガ文庫


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楽園追放 ―Expelled from Paradise―の前日譚。
一応、公式ノベライズの1つという事になっているようです。(帯にそう書いてあった)ですが、本編のイメージとはずいぶん異なった印象を受けました。
舞台がディーヴァ内に限定されている為か、同じ設定を持った作品ですが、地上=リアル世界を舞台としていた本編とはイメージがかなり異なった印象になったというところだと思います。

これを読んで思ったのはディーヴァって言う程、楽園じゃないなという事。
仮想現実の行き着くところを描いているのがディーヴァという世界だと思うのですけれど、本編ではそのディーヴァの抱える問題ってのはあまり描かれて居ませんでした。対して、この作品ではディーヴァの抱える問題がクローズアップされていて、それがかなり致命的な感じな印象を受けました。
ディーヴァ市民の地位の象徴であるメモリ量が、有限であってディーヴァ市民の増加に対応仕切れていないですとか、現代のコンピュータ同様にマルウェアの攻撃に晒されることがあるという事なんかが、すごく砂上の楼閣ではないですが、このもろさで楽園とはようゆーたと思ってしまったんですよね。
結構重要なんだと思うんだけどなぁ。
地上に対する楽園として存在していて、楽園追放のラストでアンジェラは楽園を捨てて地上生活者になるんだけれど、地上の方が安全だし、人間らしく生きれるし、楽園ってなんだろうと考えさせられる作品でした。
これ単体だと微妙な感じではありますが。

マルウェアとの戦いを描いて居て、若きアンジェラの活躍というか成長を描いているのがこの作品です。
アンジェラはこの物語をへて1人の自立した人間として立ち位置を確保していく。
それはすごく良い感じでした。
そのためにアンジェラが経験した事というのは悲しい事でしたけれど、彼女の態度からするとけっこうサバサバしてる感じがしました。
なんかそういった、キャラクターの心情の描写的な所がすこし微妙さがあるように思った作品でした。
本編に比べるとおもしろさって少し足りない感じかなぁ。
やっぱり電脳世界って描写難しいですね。
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日記は思考が結構、鬱っぽいので鬱日記になること多し。
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