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とりあえず日々思ったことなんかをつらつらと。

 

終物語 中

終物語 中

西尾維新:著
VOFAN:イラスト
講談社BOX


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上下巻どころか上中下の3分冊だったよ?という終物語中巻です。
物語シリーズの終了に向けて話がまとまっていくという巻であるはずですが、物語シリーズ自体は最終エピソードである花物語がある為、どうなって終わるか自体は語られています。
残っているのはいくつかの伏線と、忍野扇というキャラクターに対する物語が終わっていないということだと思います。前回の上巻は扇と阿良々木君の会話を通して、阿良々木君の過去をさらけ出させ、彼の罪を白日の下に晒すような扇の行動が語られました。そのために新たに用意された育というキャラクターと物語でした。今回の中巻は今までかたくなに語られて来なかった猫物語白の裏、傾物語、鬼物語の後に阿良々木君が何をしていたかが描かれました。
これで伏線らしい伏線は扇がらみを残して無くなった事になるのかな?

物語シリーズでターニングポイントになる話って神原にスポットが当たるんですけれど、やっぱりこの話でも神原にスポットが当たっています。
神原はあんな感じですけれど、物語シリーズの中では最も軸をしっかりと持った人物である印象があるんですよね。だから、阿良々木君が迷ったときとか、足踏みするシーンで率先して行動したり、彼に出来ないことやったり、彼が言えないこと別の登場人物に言ったりととても便利なキャラクターです。
今回も出てきた登場人物の中でだれもが躊躇したりやらなかった忍への忠告をすると言う役目を担っています。
そう言う役目を担いながらも、相手に恨まれることも無く、自分が根に持つことも無く、竹を割ったように振る舞える神原という特殊性が、もの凄く印象的でした。

人と交わることの難しさ。
人の持つ執念と、時が移り変わる事の意味、人の心の移ろいといった言ったことを描いて居たと思います。
その中でも、譲れない事とか、自分のアイデンティティを貫き通すという事、それを理解してくれる周りの人物を得るかけがえの無さ、そんなことが語られたと思います。
悲しい別れが描かれたけれど、それもまた人生なんだろうなと思いました。400年という時の流れがあるのはまぁ、ご愛敬です。

しかし、臥煙さんがなんで神原を呼んだのかがいまいち分からないままだったなぁ。
阿良々木君も作中で疑問に思っていたことだけれど、やっぱり神原キャラクターのメンタルを必要としていたんだろうなぁ。
色々、阿良々木君と忍に思い知らせる必要があったから神原を呼んだ。多分そう言うことなんでしょう。
これは戦場ヶ原さんでは出来ないし、羽川さんでは彼女自体が事態を解決してしまって当人達に伝わらないでしょうしねぇ。
神原って便利なキャラクターだなぁ。恋愛対象に成らないってのも重要だし。

しかし、次が最終巻とかいってますけど、続・終物語があるってあとがきに書いてる。
どっちなんだよ。(笑)
それにしても、傾物語、鬼物語、そしてこの終物語中で1冊にしようとしてるって、無理すぎるだろう。(笑)
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日記は思考が結構、鬱っぽいので鬱日記になること多し。
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