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とりあえず日々思ったことなんかをつらつらと。

 

火の国、風の国物語13 英傑雄途

火の国、風の国物語13 英傑雄途

師走トオル:著
光崎瑠衣:イラスト
富士見ファンタジア文庫


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最終巻。やっとたどりついた感がありますが、途中放置してたのは僕のせいなので誰にも文句は言えず。
取りあえず、刊行されてから2年くらい経っちゃいましたが、まぁ良しとしましょう。
ひたすら王道というかステレオタイプな異世界戦記物でしたが、最後までその雰囲気は崩すことなく、終了した感じです。

最終巻であるこの巻ではアレスとフィリップの戦いの結末が描かれていて、そして、その後アレスがどういうことを行ったか、どういう目的で王を名乗り、王として何をしていこうとしていたかが語られます。
何というか、8割くらい、ずっと戦ってて残り2割で幕を引いた感じがしないでもないくらい、ずーっと戦闘してた巻でした。
それでいて、11巻や12巻よりずいぶんとぶ厚いんですよね。
その厚さがあって尚、物足りなさを感じてしまう最終決戦でした。

内容としては一進一退の攻防戦が繰り広げられるのですが、その内容がこれまでの戦争描写に較べてあっさりしすぎていて、迫力がありません。
正直な話し、これまでの巻の戦争描写の方が手に汗握る展開を見せますし描写もされています。アレスとフィリップの甲乙付けがたい戦いを描くのに仕方が無かったのかも知れないですけれど、なんとなく描写が薄味な気がしました。
それとジェレイドがぼんくらになった様に思いました。それまでは圧倒的な王国軍と戦う為に色々策をねったり奇策を用意したりして、対抗してきた彼ですが、なんか急にアレスに頼り切りな感じの戦略、戦術しか用意してこなくなった。勿論、アレスが短期決戦を要望したのでそれに従うとやれることがないと言うのが正直な所なのかも知れませんが、負けては意味が無いと言いつつ、なんか負けた時の準備とかそう言うのが無いというか…。急に影が薄くなっちゃった感じで寂しかったです。
最初の方ではアレスと対抗する役割の人だったのに。

決着の付け方はまさに王道というか。
アレスの無双過ぎるだろうと突っ込みたくなる展開でしたけれど、ここまで来ちゃうとアレスが短期決戦する為にはそう言う展開が望ましいんだろうなと思いながら読んでました。
そして、その展開になっちゃったらアレスの負けはないでしょうと。

結果として、アレスが王となり平和が訪れましたと言う事で締めとなるわけですが、前巻からやたらと王になったらやりたいことがあるって言ってたのがどんなことだったかが語られるのですが…。
まぁ、お約束だよなぁと。
王道過ぎて読めちゃう展開でした。
一応、共和制へ移行するって事も頭に過ぎったんですけれど、アレスのキャラクターじゃないですからね。ジェレイドが王になったんんだったらそう言うネタも有りだったかも知れないですけれど。
アレスじゃそんな事は思い浮かばない。
順等にいままで通りという所に落ち着いたと言う感じでした。

13巻という長いシリーズでしたが。
まぁ読み切って、可も無く不可も無くと言った感想を抱きました。展開が少々古くさい感じがしないでも無いですけれど。
昨今の突飛な展開ばかりなのに食傷気味だったのでこれはこれで良かったのかも知れません。
異世界戦記ものが好きなら是非という感じのシリーズでした。
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