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とりあえず日々思ったことなんかをつらつらと。

 

火の国、風の国物語12 傑士相求

火の国、風の国物語12 傑士相求

師走トオル:著
光崎瑠衣:イラスト
富士見ファンタジア文庫

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12巻です。最終巻手前まで来ました。
この巻はなんというか嵐の前の静けさといった印象を受けた巻でしたね。フィリップとの決戦を前にばらばらだった主人公側がまとまっていく話となっていました。
つまり、アレスとジェレイド、そしてトゥールスレン城砦で聖女と祭り上げられてアレスともジェレイドとも距離を取っていたエレナがまとまっていく様が語られました。
理想と言えば理想ですが、流石に現実ではあり得ないまとまり方だなぁと思う反面、王道ファンタジーで英雄の一騎当千ぶりと、英雄にはそれなりの道と家系が用意されているんだよと言うこれまたお約束な展開が惜しげもなく繰り広げられて、なんともスカッとしました。
アレスが王になると宣言するわけですが、順等と言えば順等でしょう。
そもそも最初からファノヴァール家が王位を渡せって言えば渡しましょうと言うおふれが出ていた国ですからね。

かといって、まぁ、現実問題として「はいそうですか、アレス陛下万歳」となる人ばかりじゃないのは当然ですし、フィリップサイドというか、フィリップをやり過ぎと思っていても私腹を肥やしてたからアレスみたいな清廉潔白な人物の人の下には付けない事情のある人も居るでしょう。
そういった人を取りあえず排除してまとまっていく過程を淡々と一冊つかって書いたと言う感じですかね。
なんとなく、作中ではアレスとジェレイドが手を結ぶのが難しとか言う流れになっていましたけれど、僕としてはアレスもジェレイドもやり方と規模が違うだけで、目標としていた所は同じ訳ですから、少し話し合えばさらっとまとまるとは思ってました。王位継承権があるとか言う話しも出てましたし、それをジェレイドが利用しない別けないですし。

しかしフィリップの所には見目ないなーって言う人が集まってますね。
なんとなく欲のある人(フィリップとその手下)vs欲の無い人(アレス達)という構図になっていて面白かったです。フィリップが俗物にしか見えないのが少し悲しいでえすけれど。
英雄色を好むってところなんでしょうか…。といってもアレスに較べると小物感が漂うフィリップはちょっと可哀想だなぁと思いました。
なまじパンドラに見いだされなければ、貴族の坊ちゃんで終われたのになぁ。
パンドラのおかげで人生上手く行って、王位を手に入れ覇者になる道を進めては居ますが、分不相応というか逆にそれが可哀想に見えちゃうキャラになってしまった感じがしました。
暴挙は確かに許せない事なんですけれど、すべて踊らされている結果なんじゃないかなぁって思っちゃうんですよ。
パンドラにであう以前の彼と出会った後の彼の変わりようって。

あと1冊。ちょっと最終巻は厚いんですよね。
というより、11巻、12巻が薄かったのかな。まぁラノベですからね。さらっと読めちゃうことでしょう。
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日記は思考が結構、鬱っぽいので鬱日記になること多し。
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