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とりあえず日々思ったことなんかをつらつらと。

 

火の国、風の国物語11 王都動乱

火の国、風の国物語11 王都動乱

師走トオル:著
光崎瑠衣:イラスト
富士見ファンタジア文庫


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じわじわ読み進めてやっと11巻です。最終巻は13巻ですのであと少しと言う所。
とは言え、怒濤の展開が続いていて物語りでは起承転結の「転」の部分と言う所でしょう。
状況が今までの構図、展開からガラッと変わっていくのが前巻から引き続いています。

前巻ではパンドラを失って「死」の恐怖に直面したアレスが、どん底から精神を持ち直して再起する様が描かれていましたが、この巻はその間、敵対するフィリップが何をしていたかと言う部分が描かれました。
勿論最後にはアレスが出てきて話しが進むと言う事になるのですけれど、大半はフィリップが何をどうしていったと言う部分に終始し、フィリップが悪の権化であるかのように描かれています。
元々はちょっと自尊心が強いだけの少年だったのに、今や国の簒奪を謀る暴君としての片鱗を見せ始めています。パンドラの力を正しく使うとこうなるという見本なのでしょう。アレスの使い方はパンドラの力を良い方向へ向かうように使って居て、それはパンドラの思う所とは違っていた訳ですので。でも、ちょっと力を手に入れて調子づいちゃった感が否めないフィリップです。
やってることも力を振り回して恐怖によって支配すると言うやり方ですので、賛同もなにも得られるもんじゃないんですよね。
つまりずっと敵と戦う事を強いられるやり方です、彼自身が気付いているのかいないのかは分かりませんが、常に命を狙われ、常に周りに敵を作っていくと言うやり方をしてしまっている。まさにパンドラに踊らされていると言う状況が、彼の限界を見せてしまっている様に思います。
アレスはそうなることがなかったわけですから、これは大きな違いでしょう。
力におぼれちゃったねと言うのが正直な感想。

それでも一応、簒奪するに当たって、周りからなるべく反対意見はでないように足固めはしているようで、最終的にはクラウディアを娶ると言う事を考えて居るようです。
クラウディアがそれをよしとするとは思えませんし、この後どうなるかは分かりませんが…。
そして降ってわいたかのような第2王位継承者。(笑)
まぁ、もともとそうなるだろうなぁと言うのはうすうすあったのですが、まさか本当に王位継承権を持っているとは思わなかった。
これでまぁ、主人公が主人公らしく何の問題もなく、最終問題である王位不在の国を救っていくと言う下地が用意された感じとなりました。
後、2冊は内戦を描いていくのでしょうけれど、なんかもう勝負見えてるんだよなぁ。だってフィリップには味方らしい味方が居ないんだもん。
アレスとジェレイドは歩み寄りの道が残されていますし、王と軍師という都合の良い配置ですから、今後は普通に手を組むんでしょうし。
あと2冊だからドンドコ、フィリップを追い詰めていくって展開になるのかな?
王道を突き進んできた作品でしたけど、まさに王道だなぁ。
王道過ぎて先が読めちゃう。(笑)
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日記は思考が結構、鬱っぽいので鬱日記になること多し。
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