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とりあえず日々思ったことなんかをつらつらと。

 

Steins;Gate 無限遠点のアルタイル

Steins;Gate 無限遠点のアルタイル

志倉千代丸:企画・原作
たきもとなさし:著
林直孝(5pb.):監修
huke:イラスト
5pb.

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5pb.による公式スピンオフ小説3巻目。これが一応最終巻となるのですが、あまりスッキリとしたラストではありませんでした。
なんというか、いわゆる「俺たちの戦いはこれからだ!」的な終わり方であって、きっちりとしたストーリーの完結を望んでいた身である僕としてはなんか拍子抜けした感じが否めません。
寄り道はしたけれどシュタインズゲート世界線にたどり着いたのか、それともそれは失敗してしまって、第3次大戦へ至ってしまう世界線のままなのか、そこは読者の想像に任せると言う所なのだと思いました。

これまで、第3次大戦に突入することを感じさせるのは鈴羽の言動やかがりと言ったキャラクターの存在だけがそれをイメージさせていたのですが、この巻からはダイレクトに大戦突入の匂いがしてきます。
そして、オカリンだけでなく他の人でも感じられる程の世界線移動の痕跡。リーディングシュタイナーを弱くてもデジャヴ以上の感覚として感知出来る人への影響が出始めます。Steins;Gate本編が2~3週間の話しだったのに対して、このストーリーは半年を描いているのにも関わらず、凄く時間に追われている感覚があって面白かった。
鈴羽のタイムマシンのバッテリーの問題とかがあったりで、オカリンがシュタインズゲート世界線への移動を試みる為のタイムリミットが迫る感じがとても良かったです。読んでいて紙面がどんどん消費されているのに、オカリンは全然復活しないしどうなるんだろうとやきもきしながらも、周りがそれぞれ頑張ってタイムマシンという難題に対してアクティブに動いているのが頼もしかったです。特にダルと真帆。

本編でチラリチラリと語られるだけであった大戦へ繋がっていく世界線の流れが、この作品ではキチンと整理されてこうなって大戦に向かっていくんだよ。
それの原因になったのはやっぱりタイムマシンで、それと今回の作品での特殊技術であるAmadeusの関係とかよく考えられてるなぁと感心して読んでました。
登場人物が多いのがミスリードを呼ぶってのも面白いギミックだと思いました。
そんな感じで総じて面白い作品だったのですが、冒頭に書いた通り、終末がぼかされているのがちょっとフラストレーション。
Steins;Gateと言う作品全体としてはシュタインズゲート世界線という、理想の世界が提示されているので、この作品でそこにたどり着く必要はないんだけれど、ぼかされるとは思わなかったです。
まぁ、楽しめたのでそれはそれで良いですけれど。

限定版にはドラマCDと多元階差のテスティモニーと言う小冊子が付属。
小冊子には遙遠のヴァルハラと言う短編が収録されていて(どうやらこれは過去に何かで発表されていたものらしい)、こちらは紅莉栖がタイムマシンの母と呼ばれる世界線=つまりα世界線の未来が描かれています。
SERNでタイムマシンを開発する紅莉栖と、レジスタンス「ワルキューレ」としてオカリン、ダルが戦うことになってしまう世界線の、ちょうど、オカリンと紅莉栖の別れを描いた作品でした。
お互いの為を思ってと言うのが救いだった。この世界線の紅莉栖は鈴羽に恨まれていたりしてるので、どういう別れがあったのか気になってたんですよね。
喧嘩別れじゃなかったようでよかった。これも1つの選択、繋がりの形なのかなと思いました。悲しいけれど。
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日記は思考が結構、鬱っぽいので鬱日記になること多し。
購入して読んだ活字媒体と購入したCDのレビューやってます。
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