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とりあえず日々思ったことなんかをつらつらと。

 

鋼殻のレギオス25 アンド・ゼン・アフター・ザット

鋼殻のレギオス25 アンド・ゼン・アフター・ザット

雨木シュウスケ:著
深遊:イラスト
富士見ファンタジア文庫

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鋼殻のレギオス最終巻。
短編集の巻となっています。鋼殻のレギオスは短編集も長編も同一のナンバリングがされていて困惑するのですが、まぁこの巻はそれでも良いのかなと思いました。
あの時、そんなことがあったね、そしてその後こんな事がありましたというサブタイトルそのままのエピソード構成。
収録されている短編は6作あるのですが、4作はドラゴンマガジン誌上に連載された分で文庫未収録だったものです。
鋼殻のレギオスの短編集はその時のテーマに沿ったエピソードをそろえて収録されていましたからこれらの作品はたまたま余った作品だったはずだと思うのですが…。
調整したかのように、17小隊のエピソードに的がしぼってあって、24巻の後にツェルニを卒業した17小隊の面々があの時あんな事があったねといった感じに思いだしているという雰囲気を持っていました。
今までの短編集みたいにインタリュードやプロローグ、エピローグを持たないのにそういった印象を持たせることに成功していると思いました。

残り2編はその後のエピソード。
8年位経った後のエピソードが1作、時系列不明の作品が1作です。
時系列が分かる方は、その後の面々がどうなったかという感じの1作で、その後のグレンダンでの日常をミフィが取材するという形式で、幾人かの登場人物のその後が描かれていました。
どう考えても武芸者は得だと思いましたね(老化が遅い)。殆ど武芸者しかクローズアップされなかったのが残念ですけれど、ツェルニ卒業後はそれぞれの都市に散ってしまうでしょうから、グレンダンを舞台にそこに居る人物をと成るの仕方ないのかも知れません。それにしてもリーリンは苦労背負い過ぎです。レイフォンもフェリに取られた上に、色んなモノ押しつけられてるし。女王の面倒を見ないといけないのはさぞかし大変そう。当人が楽しそうなのが救いといえば救いですかね。
いくつかのカップルが順当にカップルになってて面白かったです。特にシャーニッド。
もう1作は特徴的であの後の世界がどうなったかに着目された作品でした。
結局戦いや不穏な状況、存在が居て、それと戦わないといけない状況が生まれている。それに対処するニーナの姿が描かれます。
結局、途中から主人公って彼女だったよなぁと思い返してました。レイフォン影薄いし、話の脇に居るんですもの。
時間がたっても変わらないもの、変わらない友情、関係。そのすばらしいものを培ったのがツェルニという都市だったんだなぁと感慨深い思いで読み終わりました。
最後のエピソードでもレイフォンの影が薄かったのがちょっと泣けた。(笑)

全25巻。
長かったような短かったような。短編抜いたらもっと短いんですよね。半分くらいになるのかな?
でも、短編があったからこそという気がしますね。
富士見の作品は短編と長編は別世界って言う印象を持たせる作品が多いですけれど、これはきちんと両立してた気がします。
面白かったと素直に言える。そんな作品でした。
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日記は思考が結構、鬱っぽいので鬱日記になること多し。
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