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とりあえず日々思ったことなんかをつらつらと。

 

フルメタル・パニック! アナザー6

フルメタル・パニック! アナザー6

大黒尚人:著
賀東招二:原案、監修
四季童子:イラスト
富士見ファンタジア文庫

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6巻目にして大きく話が動いた感じです。
といっても状況的な大きな動きは前巻であったのですが、今度はキャラクターの精神的な話が動いた感じとなっています。
きっかけは5巻でのD.O.M.S.の攻撃的M&Aによる乗っ取られ事件なんですが、そこから達哉たちが組織を立て直して乗っ取られたD.O.M.Sと戦うという図式になった事で発生してきた心情の変化とかが引き金なんですよね。
恐らく、達哉は会社がああいうことにならなければ、何時までも兵士と学生の間をゆらゆらとしていたと思いますし、この巻で語られる所まで追い詰められるような事件に投入されることも無かったのではないかと思います。
この巻で達哉の心情に起こった変化はすごく大きい。
そして、その変化が起きた時にリーナが居るのはすごく彼にとって大きかったですね。辛い心情を分かってくれる仲間というのはやはり大きいと思います。

ストーリーはいつも通り短編形式に3話収録されていて、実は達哉たち新生D.O.M.S.側ではなく菊乃たち敵側に比重を置いて描写されていました。その上で、最後の3話目に達哉たちとの戦いで達哉が精神的に成長と苦悩を味わうという展開になっています。
真ん中の2話目は息抜き。
最初の1話目が難しい問題で現代の発展途上国なんかが抱えている問題を表現しつつ、戦争という状況を多方面から見ると正義がどこにあるのか分からなくなるという問題を描いていました。
旭は悪役の1人でしたけれど、人の心を捨て去った鬼ではなく、兵士として悪になれる存在であったという事が描かれて居ました。政府が悪く、そのための貧困により麻薬を栽培しないと食べていけない貧困層っていうのは確かに現実の地球上にも存在していて、一方の正義から見れば麻薬畑は焼き払うのが正義だけれども、別の方面からみればそれを守る事で食事にありつける人々が居るという。そして、人間がまだ不完全で、争いの種はこういう所につけ込む人々なんだろうなと思いました。
この1話のエピソードで描かれたのが、旭は悪役だけれども一方の正義を守れる人でもあったという事でした。旭の優しさや非情さというのが今回のキモだったのかなとも思います。

やはり印象に残るのは3話目の達哉の苦悩。
どうしてもそこの印象が大きくて他は薄くなってしまいますね。
メカネタとか、結構ディープというか元のフルメタル・パニック!本編とのリンクが出てきたりしている重要な巻なんですけれど。
達哉はリーナが居るから道を外す事はないと思いますが、菊乃がどう動くか、そして敵としているミハイロフがどう動くのか気になってきました。
そして、あんまり長くなく、この作品にはいったんけりが付くのかなと感じました。
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