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とりあえず日々思ったことなんかをつらつらと。

 

RPF レッドドラゴンⅤ 第五夜 契りの城

RPF レッドドラゴンⅤ 第五夜 契りの城

三田誠:著
しまどりる:イラスト
星海社FICTIONS

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5巻目。あとがきで6巻が上下巻になるかも知れないと言う予告がされていたのがなんか凄く印象に残っています。
つまりそれだけプレーヤーの行動の結果がマスターの予想を超えている状況であると言うことを示しているのでしょう。マスターはこの次のセッションで大団円へ話しを紡いで行く必要があるのだけれど、キャラクター=プレーヤーの行動の結果が大きく当初の予定からずれてしまっているので6巻、最終セッションの分量、長さが読めなくなっているんだと思いました。
こういう所に目が行ってしまうのは僕がTRPGでマスターをやるからかも知れませんけれど。普通にこの本に接している人の多くはTRPG経験者でしょうから、その感覚は理解して貰えると思う。プレーヤーオンリーの人にはちょっと分からない事かも知れないけれど。
多分、そのマスター=三田さんの読み違いを起こした原因は婁=虚淵さん何だけれども、前巻のスアロー=奈須さんのファンブルとかもかなり影響してるんだろうなぁと思いながら読んでました。ことある毎に麒麟船が麒麟船がと言っているので、スアローの失敗はかなり痛かったんだろうなぁと思います。

この巻は大きくストーリーが動いた感じはしませんでした。
TRPGで言えば状況の移り変わりがあってそれを説明している時や、目的の場所へ着いてこれからプレーヤーが取り得る選択肢を提示されていくパートに当たります。
リプレイとして読んでいる身としては話しが大きく動く訳では無いのでおもしろみに欠ける部分なのですが、実際にプレイしている側からすれば大きな選択の選択肢が提示されて色々考えないといけない部分ですので、読者側と筆者側で温度差が出る部分だよなと感じてました。
それでも三田さんは読み物として上手く処理していたと思いますね。
本当ならば、契りの城には5人のキャラクターが揃って到達して、それぞれの運命の託宣を受けると言う場面だったのでしょうけれど。
婁さんはもはやなんつーか、一人のゲームしちゃってるし、スアローもそこには居ない状況。でも、それでもちゃんとそれぞれに情報を渡して選択させているのは流石だと思います。

しかし、ホント先が見えなくなってきたなぁ。
良い終わり方というのは忌ブキとエィハの組の目指す未来が到来する事でしょうけれど、それには障害となるものが大きすぎる。とりわけ、婁が邪魔すぎる。(笑)
スアローは境遇とか考えると同情を感じ得ずにはいられないキャラクターなので救われて欲しいのですけれど、それは彼の任務や運命的には失敗でしょうし、失敗となると命がねぇ!と言うベリーハードなストーリー展開してるのが何とも悲しいところです。
TRPGはマスターだけじゃなくてプレーヤーも物語を紡いでいくものですけれど、作家という普段、物語を紡ぐ人達が本気でプレイするとこういう風になるのか…と言う感じで凄く参考になる。普段目にするTPRGのリプレイより本気度が高い感じがするんですよね。この作品。
ただ、残念なのはルールが公開されてないことかなぁ。一番雰囲気近いのは深淵(1997/ホビージャパン)なのかなぁ。
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日記は思考が結構、鬱っぽいので鬱日記になること多し。
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