FIL:Blog

とりあえず日々思ったことなんかをつらつらと。

 

黒猫の水曜日2 The Man With the Red Die

黒猫の水曜日2 The Man With the Red Die

地本草子:著
鵜飼沙樹:イラスト
集英社スーパーダッシュ文庫


このアイテムの詳細をみる
2巻目。
前巻の印象がテレビの連続ドラマの1話目特別編という印象だったのに対して、この巻は普通に放送された2話目3話目の話しという印象。この場合の2話目3話目に区切りはなくて、単発話のシリーズではなくて各話が連続しているテレビシリーズのストーリー展開という感じでした。
1巻ほどドラスティックさは感じない、でもそれなりに過激でドラマティックな展開は行われていると言った所でしょうか。
3巻以降への伏線を張りつつ、ストーリーが展開されたと言う感じです。

今回は武器商人である黒猫=正臣をターゲットとして命を狙ってくる敵と戦うと言うストーリーと、学校の次期生徒会長選にまつわるストーリーが並行して展開されます。主人公って禊なんですね。1巻を読んだ印象だと正臣と禊の2人のダブル主人公って言う印象だったのですけれど、正臣って武器商人として完成された一人格として描かれているので、主人公的なぶれや感情の揺れってのが無い。それに対して、禊については過去の記憶が曖昧であったり、年相応の少女としての性格が見えているので、戸惑いや精神的な弱さが見える部分もある。
そういった面が無いとラノベの主人公としては失格な気がしますので、主人公は禊なんだなぁと再認識した次第です。

黒猫が日常的に晒されている身の危険。
それの1ケースを扱ったようなのが今回のストーリーで、仕掛けは大きかったですけれど突発性が目に付きました。綿密に立てられた計画というよりは、黒猫が邪魔だと思った敵側からポッと出のキャラクターに暗殺が依頼されたその顛末という感じで、見た目の派手さに較べて1巻のようなストーリーの大きさは感じませんでした。が、その代わりに禊の学生としての悩みや友情の構築と言った面がクローズアップされていて良かったと思います。
禊の一般人としての立場が確立されていっているのと同時に、彼女の過去、失われた記憶ってのがなかなかにきな臭そうでわくわくしますね。
段々シリーズものとしての魅力が出てきた感じです。

今回は大人組がそうそうに怪我退場してたので登場人物が絞り込まれてた感じだったので良かったかな。
何せ黒猫の一味だけで相当数の人数が居ますので、それに学友や敵が登場してくると混乱するんですよね…。登場人物多すぎて。
それと、前巻ほどは影響を受けたであろう作家さんの匂いというかそう言う所が多くなかった気がします。
明らかに深見さんの影響を受けた作品で深見さんから推薦もらった帯がついてたのは笑いましたが。
タイプがまるっきり似てるんですよね…。深見作品とこの作品って。
スポンサーサイト
Comments

Body

« »

08 2017
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
アクセスランキング

ぽちっと押されよ。
プロフィール

はがね

Author:はがね
日記は思考が結構、鬱っぽいので鬱日記になること多し。
購入して読んだ活字媒体と購入したCDのレビューやってます。
オタなので、ジャンルはオタ方向に傾倒。

チベタン・スパニエルという珍しい犬種の愛犬記事もありまする。

月別アーカイブ
ブロとも申請フォーム
アフィリエイト