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とりあえず日々思ったことなんかをつらつらと。

 

火の国、風の国物語10 英雄再起

火の国、風の国物語10 英雄再起

師走トオル:著
光崎瑠衣:イラスト
富士見ファンタジア文庫


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9巻の引きが気になる引きだったので、そのまま10巻も続けて読みました。
パンドラに去られて戦いの恐怖に駆られたアレスが再起するまでの話となっています。
話の構成的には、アレスの周りの人々が次々と奴隷に身を窶したアレスのもとを訪れて体験談やその思いを語っていく短編集の様な構成となっています。
それもそのはずで、ドラゴンマガジン誌上に掲載された短編を本文で繋いでいったという構成になっているからです。

シオーネやイザーレが話た内容や、レオンやガルムスが取った行動がアレスが再起する為に必要だった話や行動であるのは分かるのですが、ミーアの過去話はちょっとアレスが再起するのに必要だったのかなぁと思わなくも無い。
そういった悲劇があったと言うだけであるような気がしないでもないけれど、それでもそういった事を無くしたいと思っているアレスが再起するには良かったのかも知れないけれど、他の人の話ってのが挫折を味わった人間がどう再起していったかとか、クラウディアがどれだけアレスを信用しているかと言う裏付けを話しているとかと、かなり直接的に心情に語りかける部分があったので、ちょっと違和感が無くも無かった。
ミーアにしてみれば幼かった頃の自分でさえ乗り越えたのだから、お前も乗り越えろよと言いたいのは分かるのですけれど、ちょっとアレスの状態とはかけ離れてるかな、状況が違うんじゃないかな?と言う気になってしまった。

結局、丸1冊分、アレス君はうじうじしていた事になりますが、まぁ、再起も果たしたし、良かったと言う感じですかね。
英雄としては挫折を味わったと同時に頼れる仲間達のことを再認識したということで一皮むけた感じです。今までのアレスは強すぎて、他の強力なキャラクターであるミーアでさえも守る対象として見ていて、少し鼻につく部分はありましたから。
自分は強いと言う自信に満ちているのは良いのですけれど、満ちすぎていると言うのはね。それが今後は少し減るのでは無いかと推測したりしています。

再起と共にお色直しが行われたのも面白かったです。
アレスと言えば、赤い真紅の甲冑を着ていると言うのが、今まで強調されてきましたが、やはりそれは血塗りの呪われた印象をと言う事だったんでしょうね。
あまりそう言う雰囲気は伝わって来てませんでしたけど(イラストからも)、今回、再起と同時にアレスが入手した甲冑は白銀で、フィリップの漆黒と相対する物になっています。まぁ、赤と黒だとどっちが悪役か分からなく成るというのもありますしね。

あと3冊。
最終的にはクラウディアを妻として王として立つのかしら?
それだとちょっとミーアが可哀想ではあるけれど。
でもなんとなく、アレスが王様ってのは想像つかないから、別の人が王様になってアレスはそれに仕えるってのがしっくり来るんだよなぁ。
英雄=王様ではないってことで。
どうなるんだろうな。
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日記は思考が結構、鬱っぽいので鬱日記になること多し。
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