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僕の学校の暗殺部3 その日、ロンサム・ジョージは死んだ

僕の学校の暗殺部3 その日、ロンサム・ジョージは死んだ

深見真:著
ふゆの春秋:イラスト
ファミ通文庫


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3巻。
あとがきによれば取りあえずこれで完結と言う事で、もし同タイトルで作品が続いたとしても、学校が変わって別の登場人物のストーリーになると言う事でした。
ですので、実質これで終了。

1巻、2巻では零士を主役としていましたが、この巻では一応の主人公ではあるものの、同時に部長である鬼一にもフィーチャーしていたり、突発的に詩舞にスポットが当たったりして視点が統一されていない、群像劇のような雰囲気で描かれていました。
最終的には零士が精神的に少し成長したのかな?と言う終わり方ではありましたけれど。
途中の話しはあまり零士に焦点当たってなかったです。
むしろ鬼一さんに当たってる感じがありました。

零士にポイントを絞っていないせいもあるのか、小説としての書き方が1巻、2巻とは少し違った印象を持ちました。
引用が多く、章分けが細かく、視点がいくつも変化する。
そういった中でもストーリーがぶれることは無くて、きちんと伝わりますし、たまに「ん?」となってしまうラノベの中にあってはやっぱり深見さんは文章が上手いし、読書家なんだろうななんて言うストーリーとは別の所で感心してしまったりしました。
まぁ、相変わらず、18禁マーク張りたくなるような内容なんですけれどね。

状況が人を作っていくと言うテーマだったのかなと思います。
その人の人となりはその人が歩んできた人生の状況が作り出す。零士は悲劇に出会った時に裕佳梨に出会えたとか、その後、裕佳梨が死んだ後に芽未海に出会えた事、暗殺部に所属する事になった事とかが、零士という人間の人となりを形成して行った結果が描かれます。
対比するようにある意味同じような道を歩んだ鬼一さんが居て、また救ってくれる人が居なかった今回敵として登場した「いるか人間」に協力する人達が居る、そうなるかならないかは運でしかないし、そこに本人の意思はあまり介在出来ないのかなと言う絶望感とかもあったりして、そう言う風に思いました。
ただ、人は人の意思で変わっていける事もまた確かでしょうし、実際、零士が少しずつでありますが、自分の意思をもって変わって行っている。
それは希望でも有るんではないかなとも思うのです。

まぁ、ストーリー的には救いが無い、絶望感に満ちたストーリーでかなりエグいんですけどね。
切れのある、アクション、バイオレンスが楽しめる作品でした。
別の主人公になってももし4巻が出れば読みますね。深いテーマとアクションが同居してる良作だと思うのです。
18禁シールは貼りたいけれど。(笑)
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