FIL:Blog

とりあえず日々思ったことなんかをつらつらと。

 

レオナルド・ダ・ヴィンチ展 天才の肖像

レオナルド・ダ・ヴィンチ展 天才の肖像

東京上野公園の東京都博物館で公開中のダ・ヴィンチ展を見てきました。
前回、ラファエロ展に言った時にはすでに公開中だったのですが、実はこの展覧会の存在を知りませんでした。
知っていたら当然、ラファエロとセットで見ていたはずです。ラファエロとダ・ヴィンチは同時期の芸術家ですし、ミケランジェロと共にルネサンス3大芸術家にあげられる人物です。
僕は、その中でもダ・ヴィンチはレベルの違う天才だと思っています。それはその才能が絵画、芸術だけに収まらず、科学、数学等知識人としても高レベルの知識を誇ったと言う事が他の2人とは違う所だと思っているからです。
で、今回はアンブロジアーナ図書館所蔵の「音楽家の肖像」と「アトランティコ手稿」が見れると言うのがメインとなる展覧会となっていました。
この展覧会の見せ方はダ・ヴィンチがいかに天才であったかと言うのを前面に押し出した展覧会で、いかにダ・ヴィンチがその時代の芸術家達に影響を与えたかと言うのが分かるような展示になっていました。

展示物の大半は手稿や素描で構成されているのが特徴的でした。
勿論、完成形の絵画も展示されているのですが、その数は両手の指で足りるか足りないかと言うレベルの点数で、他は素描などが占めていると言う珍しい展覧会でした。
すごく、新鮮で興味深い感じでした。
ダ・ヴィンチのだけではなく、色々な画家の素描が展示されているのですが、ダ・ヴィンチ前とダ・ヴィンチ後で明らかに影響を受けた結果が分かると言うのが面白かったです。ダ・ヴィンチ前の素描ってなんというか稚拙な印象があるんですよ。ダ・ヴィンチ後の素描はより人や物を写実的で躍動的に描かれている。たとえば骨や筋肉を意識して描かれるようになったのが分かります。服の皺の描き方なんかもよりダイナミックなってるんですよね。たぶん、ダ・ヴィンチの絵画論が出回ったってのもあるんでしょうけど、1人の画家の影響がこれだけあるかなぁと言うのもすごいなと思いました。
勿論、実際はダ・ヴィンチの影響だけではなく、ルネサンス期の流行だったのだとは思いますけれども。

最も印象に残ったのは素描や手稿ではなく数少ない絵画の方でした。
「音楽家の肖像」と言いたい所なんですけれど、ダ・ヴィンチの絵かーと言う感慨以外のものは無かったりしました。すごく細かく繊細に描かれているんですけれど印象はあまり強くなかったと思いました。
では僕が一番印象に残ったと思ったのはどの絵だったかというと、「岩窟の聖母」の模写。ナショナル・ギャラリーに収蔵されているものをヴェスピーノのと言う画家が模写したものと説明書きに書かれていたのですが、背景の色合いなどはどちらかと言うと、ルーブルのものに近い感じがしましたし、聖人の光輪や十字架が無いのもルーブルのものと同じなんですよね。でも人物の描写などは確かにナショナル・ギャラリー版と言う面白い絵でした。ナショナル・ギャラリー版の光輪や十字架が後世に書き足されたものだという噂もありますし、この絵の存在感ってのはすごく重要なんじゃ無いかなと思いました。
そんな訳で元がやっぱり有名な絵ですし、とても印象に残りました。模写とは言え一流の画家が描いたものですからやはりその迫力はすごかったです。
「第3の」と言われているのは前に渋谷のbunkamuraで見ましたけれども、それに匹敵するような絵でした。

長々書いてきましたがこの展覧会の感想は実際はひと言で済むんですけどね。
やっぱりダ・ヴィンチは天才。
スポンサーサイト
Comments

Body

« »

08 2017
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
アクセスランキング

ぽちっと押されよ。
プロフィール

はがね

Author:はがね
日記は思考が結構、鬱っぽいので鬱日記になること多し。
購入して読んだ活字媒体と購入したCDのレビューやってます。
オタなので、ジャンルはオタ方向に傾倒。

チベタン・スパニエルという珍しい犬種の愛犬記事もありまする。

月別アーカイブ
ブロとも申請フォーム
アフィリエイト