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とりあえず日々思ったことなんかをつらつらと。

 

世界征服

世界征服

至道流星:著
霜月えいと:イラスト
星海社文庫


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初出は講談社BOXで「雷撃☆SSガール」と言うタイトルだったそうです。ラノベ的なタイトルから一般小説的なタイトルへ変更された上で、講談社傘下の星海社から文庫化。
元のタイトルの時にも本屋さんとかで見かけてはいましたが、手に取る気はしませんでした。今回、本屋さんで面陳でおかれている本書を見たとき、面白そうだと思いました。タイトルって重要だよね。それをなんでラノベ界では皆同じようなタイトルにしてしまうんだろう?俺妹が売れたからそんな感じのっていうタイトルが多すぎです。
あと、装丁って重要で講談社BOXは帯が掛からない為、大きく宣伝文句を入れる事が出来ないですよね。本書の帯は秀逸な宣伝をしていると思いました。面白そうと思いましたもの。

すごく面白かったです。痛快というのがまさにふさわしいストーリーで、それなりに分厚い1冊なんですが一気に読み終えられた感じです。
これ、講談社BOXや星海社文庫から刊行されていることから分かる様に、ジャンルとしてはラノベなんですけれど、ベースになっているのは経済学。経済の分野から世界を征服しようと言う話なんですよ。
ですから、魔法とか奇想天外な設定とか全くなくて、純粋に経済活動という舞台で話が進んでいきます。最後だけちょっとばかりオーバーテクノロジーが出てきますけれど、それだってそれほど行きすぎたものではありません。未完成だし。

零細企業の社長ジンが偶然であったキャバクラ嬢リンがとんでもない天才で、世界征服を目指すためにジンの会社を建て直すと言うところから始まるのですが、会社を建て直す奇策や手段はごくごくまっとうなもの。ただそこに目を付けることが出来るかどうかが鍵というのが分かります。
実際の経済活動や成り上がった会社っていうのは目の付け所が、この作品のリンの様な目の付け所に気がついたと言う所でしょう。
やり過ぎて消えていった会社とかも有りますけれど。現実には。
ダイレクトメールの発送代行という零細企業が、すこしやり方を変えて莫大な利益を上げ、様々な障害を乗り越え、ファンドを立ち上げ、M&Aによってさらに莫大な利益を上げというある意味単純でごくごく当たり前の経済活動を描いてるだけなのに、それをラノベ的に脚色して描いただけでここまで面白くなるのかとびっくりししました。
でも、これは究極的に上手く行った場合ということですが、経済活動も劇的な事が起これば面白いんだなと言うのが分かりました。
経済活動、ファンドや株が面白いっていう人の気持ちが少し分かった気がします。

いや、面白かったです。
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日記は思考が結構、鬱っぽいので鬱日記になること多し。
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