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フランス国立クリュニー中世美術館所蔵 貴婦人と一角獣展

フランス国立クリュニー中世美術館所蔵 貴婦人と一角獣展

六本木/乃木坂にある国立新美術館で公開されている貴婦人と一角獣展を見てきました。
今回は絵画展ではなく、連作のタペストリーを中心とした美術展で、この一連のタペストリー以外の展示物は、このタペストリーを説明する為に用意されたものと言う徹底ぶり。絵はなくて彫刻や装飾物、タペストリー、箱やステンドグラスの一部という美術品の展示でした。

基本、美術展と言えば僕が好んで見に行くのは絵画展です。それは今まで僕が行っている美術展を確認して貰えば分かる事だと思うのですが、今回のこの展覧会では絵画の展示は期待できない。しかし今回のこの展示会は理由があったのです。行かねばならぬ理由が。
それは…。メインの展示物である連作タペストリー「貴婦人と一角獣」がガンダムUCのモチーフになっている物だということ。
作中で出てきた美術品が実在し、それが見れると言うのであればガノタであれば逃す手は無いと言うものです。
実際ね。実際ですね。ガンダムUCのアニメが佳境を迎えた今、この展覧会が企画されたのは絶対、ガンダムUCを意識しての事だと思うんですよ。まず、展覧会ではお約束の様に提供されている音声ガイド。あれがですね普通アナウンサーとか起用されることが多いと思うんですけれど、池田昌子さんと「池田秀一」さんが担当してらっしゃいました。入り口入っていきなり吹きましたね。フル・フロンタルが語りかよ!と。そして、帰ってきて今、この記事を見ながら見ている図録には500年経ってもこのタペストリーが受け入れられている一例として…ガンダムUCの事が思いっきり絵付き(バナージが《我が唯一の望み》を見ているシーン)で紹介されています。
これはもはや、確信犯としてしか言いようが無い。

タペストリーが作成された理由やその時代の背景、そういった事が良くわかるすばらしい展覧会だったと思います。
500年たって少しくすんでしまったけれど、タペストリー自体もすばらしく美しくミステリアスで色々な事が考えさせられる展覧会でした。
最初にいきなり6枚のタペストリーを見せておいて、その成り立ちなどを考える為のアイテムを展示する。途中、「貴婦人と一角獣」の飾られた間に直ぐ戻れる様になっていて、展示の仕方もすごくすばらしかったです。
考えさせられるのは、やはり「我が唯一の望み」で貴婦人が何を考えて居るのか、装飾品を外そうとしているのか、身につけようとしているのか?そしてこのタペストリーが何を意味しているのかということでした。

僕はこの貴婦人は「愛」を得たのでは無いかと感じました。真実の愛。よく見ると分かるんですけど、この貴婦人はそれなりのお歳なんですよね。少なくとも中年で若くはありません。それまで愛されていたのかどうか、結婚していたのかは分かりませんが少なくとも高貴な身分で満ち足りた生活はしていたでしょう。でもただ唯一欲していたのに手に入れていなかったもの「真実の愛」を得た事を示している様に思いました。
それは、愛する相手との共感であり五感の先にあるものだったのでは無いでしょうか?だから、彼女は装飾品を外している所なのではないかと考えました。
飾らない姿でも愛してくれる相手を得た。だから装飾品を外すのは普通じゃないかな?と考えたのです。
僕の考えが正しいかは分かりません。
ただ、僕はそう感じました。ガンダムを意識してしまってるかも知れないですけれど。
他の人はどう、このタペストリーから受け取ったんでしょうね。
500年。多数の人がこのタペストリーを見て色々な事を考えてきたんでしょうね。すごいです。
ガンダムUCの時代はもっとたくさんの人が見た後なんですが。(笑)
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