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エンド・アステリズム なぜその機械と少年は彼女が不動で宇宙の中心であると考えたか

エンド・アステリズム
なぜその機械と少年は彼女が不動で宇宙の中心であると考えたか


下村智恵理:著
黒銀:イラスト
集英社スーパーダッシュ文庫

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直前に読んでいた白銀の救世機と同じくロボットものです。
どうも同時期に出版されてどうもロボットものが読みたいと思っていたようです。面白いのがあとで気づいたのですが、イラストの担当がどちらも黒銀氏で同じ方のようです。メカが描ける絵師さんが不足してたんですかね?

第11回スーパダッシュ小説新人賞で優秀賞を取った作品で、僕が購入した初版本には金色の豪勢な帯が掛かってます。
連続で読んでいるので白銀の救世機と比べてしまいますが、どちらが面白いかと言えばこちらが面白かったです。でもロボットものなのかな?と言われるとちょっと疑問が残ったりもします。
と言うのも肝心のロボットが謎に包まれた存在で、言うなれば宇宙人が送り込んだ何か?かもと言う状態で終わっていること。圧倒的な力を持っているので神であるかのようなと登場人物達は表現していましたが、そういったものをロボットとして良いのかなと思わないでも無いのです。
ロボットって人が作って人が動かすモノでしょう?と言う古い固定観念があったりして。

ロボットものというよりはセカイ系の小説であるとした方が良い感じです。
主人公の五雁が自分探しというか、ふらっと家出してあてどなく移動してたどり着いたところでヒロインである茉莉衣が待っていて、ロボットに乗って戦えと言う流れ。
こう書いてみると全くもってセカイ系ですね。
五雁は引きこもりでいじめられっ子。過去、学校で障害事件を起こしている過去があったり、親との関係とかもよろしくない。少なくとも、いじめられていなければ普通の子で有ったでしょうけれど、片方の眼の色が赤という特徴により苛烈ないじめを受けて鬱憤が溜まっていた少年です。
その少年に居心地の良い、場所、環境、そして人間関係を用意して待っていたロボット。過去を改ざんしてしまう能力を持っていて、五雁に居心地の良い場所を提供します。
それが、不自然であると感じながらも、違和感と折り合いを付ける方法を模索していくストーリーです。
世界を救うためといって戦ったのに、結果はどちらが敵だったか分からないと言われる理不尽さ、自分がどうすれば良いか五雁が探し考えていくストーリーです。
ずっと五雁の考えを追っている感じですので、彼に同調出来ない人には読むの辛いかも知れないなと思いながら読んでいました。

白銀の救世機も装でしたけれど、これもすでに2巻が出ています。
1巻であるこの巻では、振りまかれた謎に対しては何も解決はされていなくて、五雁が戦う事にたいして意味や目的を確認した所までとなっています。
新人の新刊なのに破格の扱いだなぁと思いました。
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