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リヒテンシュタイン 華麗なる侯爵家の秘宝展

リヒテンシュタイン 華麗なる侯爵家の秘宝展

東京で開催されていた去年の11月に行ってきました。国立新美術館です。
感想をblogに書いたと思ってたんですけど書いてないことに先日気が付き、今書いてるという悲しさです。今は高知の方で開催中ですね。

この展覧会はリヒテンシュタイン公国で収集した美術品の展覧会なので展示アイテムは絵画をメインに家具や彫刻といったものも含まれる総合展覧会です。
僕が行った展覧会では夏に上野で見たベルリン国立美術館展が近い感じ。
バロック様式とルネサンス期に的は絞ってあって、近代芸術の絵なんかもあったんですがそれは少な目でした。
僕のお目当てはルーベンスとレンブラント。毎度のことですがルネサンス期オランダの絵画を目的としていました。

印象に残ったのは何と言っても目玉として展示されていたバロック・サロン。バロック様式の広間を模して壁、そして天井に作品が配置されたその空間は何とも圧倒されました。絵、彫刻はもちろんの事、家具の華美な事この上ない。というか実用性という概念はこの時代には無かったのか?と疑問に思うくらい飾られた家具はものすごい執念みたいなものを感じました。あと、黄金はこの時代でも重要なんだなと思わせたのは、中国や日本から輸入された陶磁器を金の台座で連結して塔の葉な燭台などにアレンジした作品。和と洋と中がごちゃ混ぜで複雑な気分に。
天井にまで絵画をはめ込んで飾ったと言う事は、本来ソファやカウチみたいなのがサロンの中央にあったんだろうなと想像できました。これはこれで大変面白かった。ただ展示物がその性質上壁に寄せてあり、さらに数がやたらと多く、人の流れが悪く大変でした。

絵画で印象に残ったのは、やはり今回はルーベンスでした。しかも展示会のメインの広告塔になっているクララ・セレーナ・ルーベンスの肖像。レンブラントやフェルメールとはちがった光の表現と描かれた人物に対する愛情というかそう言ったものを確かに感じた気がします。ルーベンスとしては仕事とと言うよりは気楽に描いたものなのかもしれませんが、本当に素敵で暖かい絵でした。暖かい光があふれている。そんな絵でした。

今回の展覧会では展示品がリヒテンシュタイン公国からの一括借り受け品であることから、リヒテンシュタイン家がどれだけ美術品収集に力を入れていたかとか、歴史的な解説もかかれていましたが、さすがにこれは、ノブレス・オブリージュというものかと思いました。増やしていく過程や代々受け継がれて行っている精神的なものがすばらしい。しかもこれらの作品は、彼らの一族の尽力によって大戦での被害を免れてここにあるんだよと言う事を説明されると、ただ金持ちの道楽とはちがったものを感じざるを得ませんでした。
まさに人類の秘宝のひとつひとつなのですから。

展示点数がとにかく多く、満足かつ疲れた展覧会でした。
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