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とりあえず日々思ったことなんかをつらつらと。

 

不完全神性機関イリス2 100億の時めぐる聖女

不完全神性機関イリス2 100億の時めぐる聖女

細音啓:著
カスカベアキラ:イラスト
富士見ファンタジア文庫


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氷結鏡界のエデンのスピンオフ作品。2巻目。
まさかの水着回。

この世界観って氷結結界が無い分、幽幻種との争いが直接的でシビアなはずなんですが、主人公が予備役の学生であると言う事も有り、そこまでの悲壮感はありません。
まだ世界は滅ばない。そう信じられているふしがある世界感となっています。
読者としては氷結結界のエデンの世界がこのの後に備えている訳ですから、どうなってしまうのかが明確になっている状態で何とも、この登場事物達の楽しそうな姿がかりそめのモノに見えて切ないです。
特に、コンピューターにハッキングを仕掛けてまで自分の枠をつくって参加しようとするイリスの姿とかいじましいのですが、彼女自身はその縁は何となく裏では分かっている気がしないでもないんですよね。
脳天的に過ごしているようで、本心は戦いたくなくても、いざというときに戦わなければななら無いのが自分である事はそれはそれで理解していると言う感じです。

イリスが使う戦闘技能というのは、エデンではシェルティスやレオンが使う直接的な戦闘技能です。それに浸力が込められると言うのはあるのですが、それはレオン達もやるので、その延長でしかないです。
1巻ではお目見えしていなかった巫女側の力を持っているキャラクターがこの巻で登場しました。紗砂・エンデンス・凜・ケール。すなわち、聖女。この物語以降、エデンの世界まで氷結結界を支え続ける人物です。
この人物の性格もイリスや凪同様、普通の人なのですが、背負わされている事よって、事件に巻き込まれる。そして、その後どのような結末を迎えるのか読者は知っている訳です。

この物語では、事件は起こるモノのイリスや凪を中心とした楽しい世界が「まだ」絵が駆られているんです。
この後に強いられる辛い選択が見え隠れしているのですが、それが最後まで訪れない事を願ってやまないと言う感じで読むことになります。
それは決して叶わない事を知っていながらです。
それが辛い。
物語の印象と、読後感の印象の乖離が半端ない感じです。
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日記は思考が結構、鬱っぽいので鬱日記になること多し。
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