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とりあえず日々思ったことなんかをつらつらと。

 

ラストエグザイル-銀翼のファム-

LASTEXILE続編。
前作のLASTEXILEはGONZOらしいCGと2D絵による融合がすばらしい作品で話題になった作品でした。
そのラストでEXILE(外洋宇宙船?)で地球に戻るぜと言う話だったので、地球に戻る最中か戻った先の地球での苦難の話(地球は荒廃したとされている)だと思ってたのですが、ストーリーとしては同じ世界観の上に成り立って居るものの全く別ストーリーといった感じのものでした。
どうも、地球にまでは戻って居らず、前作の舞台になった星と地球の途中にある別の移民星にアナトレーの面々は根を下ろしたようでした。
その星ではまぁ割とありがちですが肥沃な土地を巡って国々が争っており、アナトレーが居着いた事によってさらに微妙な状況にという世界観。
別ストーリーではあるもののちゃんと前作の流れを踏まえたモノとなっていました。

アナトレーの面々はちょいちょい出てくるのですが、戦争の引き金の1つになってしまったことを除きあまり重要じゃ無かったりします。
もちろんアルはEXILEと言う最終兵器を稼働させる鍵の1人なので重要人物ではアルのですけれど。

物語はサブタイトルにある通りファムの視点で描かれていて、世界統一を目指すアデス連邦とそれに対抗するトゥラン王国の戦いを巻き込まれた一般人の感性から見たと言う感じになっています。
これは前作でギルドに対抗したアナトレーとデュシスの戦いを一般人のクラウスの視点から描いて、その主人公がヴァンシップ乗りであるという所も同一になっています。
しかもクラウスとファムはヴァンシップのレースに憧れていると言うのも一緒。
それだけ同じ要素で構成されているのに、話としては完全に別物というか、きちんと前作とは異なった面白い作品として成り立っているのがすごいと思いました。

悪い人が居ないと言うのがこの作品の特徴かなと思います。
諸悪の根源のように描かれたルスキニアもその思いと言うのは、悪人の思考であった訳では無く、戦いの無い世界の為に今は非道になりきると言った類いのものでした。
だから、最後にファムは彼を救おうとしたし、リリアーナは彼に味方した。でも、彼の強いた痛みというのはもの凄く苛烈で、結果的には彼を悪役にしてしまった。それはすごく悲しいことであったと思う。彼は苛烈な支配を通してだけれども世界を統一してしまってから平和を築くことを目指したけれど、その結果、いろいろな所から反感を喰らった。でもその結果として彼が悪役として倒れることによって平和が訪れたのは皮肉だったのか。考えようによっては彼はそれをも考えていたのじゃないかと思う。自分が失敗しても世界がまとまる方法をとっていたのでは無いかそう思ったりもした。

ファムは主人公だけれども話の中心にいるのはルスキニアやミリアであって、ファムはその近くに居ただけの一般人でした。
その一般人だからこその視点というのはミリアやルスキニアにとって必要だったものだっと思う。ミリアにはファムがいて、ルスキニアには居なかった。そういうことなんだと思います。

続編作品なので前作の話を知らないと分からないとかあるのだけれど、それは置いておいても面白かった。
すごく満足な感じ。

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日記は思考が結構、鬱っぽいので鬱日記になること多し。
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