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とりあえず日々思ったことなんかをつらつらと。

 

魔術士オーフェンはぐれ旅 解放者の戦場


魔術士オーフェンはぐれ旅 解放者の戦場

秋田禎信:著
草河遊也:イラスト
TOブックス


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オーフェン新シリーズ4巻目。
昔からオーフェンシリーズは巻数表示が無い為、迷っちゃいますね。
ただ、昔ほど刊行ペースが速くないのできちんと新刊を買って居ればため込む前には読める感じ。ため込んでるのは僕が悪いんですけれど。

ヴァンパイアの勢力とキエサルヒマの思惑に翻弄される新大陸の構図で、そこでいくつかの勢力が絡み合って動いてるのですが、新大陸の面々は「ご近所で世界一決定戦」が出来る程なのに翻弄されっぱなしなのが、なんとも辛い状況です。
もともと、原大陸の面々は政治的に弱いというか誰かの手駒だった人が多いので、その辺は政治的に弱い感じでしょうかね。
この巻は状況が刻一刻と悪化していくのを描いているので、ずっとはらはらしっぱなしでした。
読者はオーフェンの視点を一度ならず通過しているので、物語の登場人物よりはかなり上方からの視点を持っています。ヴァンパイアがどれだけ危険でそれに近づくのがどれだけ危険か、神人がどれだけ危険かというのを知っている状態なので、利権によって動いている勢力が惨く馬鹿に見えるのは確かなのですが、危険な力でも利用出来るものは利用すると言うスタンスなのは良くわかる。
そんな、「分かっていない」者も含めてよりベターな方向性へ進もうとしているのが原大陸の人達なのですが、みんななんか背負わなくて良いようなものを背負って辛そうです。

昔のオーフェンはオーフェンの視点から描かれていましたが、今回の新シリーズは基本はマヨールで、場面にマヨールが出ていない場合にその場の主要人物に視点が入れ替わる感じの群像劇的になってます。
普通の群像劇だと主要人物の年齢層はどこか1世代にまとまっている事が多いですけれど、オーフェン達の世代、オーフェン達の先生達の世代、マヨール達子供の世代といくつかの視点があるので少し読みにくさを感じます。
読んでいてきついのがベイジットの視点。ベイジットは目的が力を求めていると言う事なんですけれど、彼女のやりようと言うのはすごく危うい上、何か子供の我が侭さと言うのが見え隠れしていて、鼻につくんですよね。それに対してマヨールの視点というのは昔のキリランシェロ的な視点なので読みやすい感じがします。
読者的にも感情移入しやすいのはマヨールなんだと思いますね。
利権とかの絡みなんかは見えてない(知らない)、その上で目的があって行動しているんだけれどうまくいかずに翻弄されていると言う立場です。

オーフェンが大人になってしまったので殆どこの巻では動きが無いのが悲しい。
マヨールが主人公的なのですが読者としては、あの皮肉屋で実力があるにもかかわらず、全力が出せない、殺せない暗殺者オーフェン、彼の活躍がみたいというのが本音だと思うんですよね。
この巻では軟禁されたっきりだったのが残念。それでも、状況を判断して動けるように待機している様というのは何となく格好良さというものを感じました。
次からは動きそうですし。

次がすごく愉しみ何です。
マヨールには悪いけどやっぱりオーフェンやコルゴンの活躍がみたいですね。
あぁ、ラッツベインが出てるとすごく安心しますので、なんか彼女の活躍を増やして欲しい。
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日記は思考が結構、鬱っぽいので鬱日記になること多し。
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チベタン・スパニエルという珍しい犬種の愛犬記事もありまする。

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