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とりあえず日々思ったことなんかをつらつらと。

 

STEINS;GATE 蝶翼のダイバージェンス:Reverse


STEINS;GATE
蝶翼のダイバージェンス:Reverse


5pb.×ニトロプラス:原作
三輪清宗:著
坂井久太:イラスト
角川スニーカー文庫


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シュタゲノベライズ。
シュタゲは色々メディアミックスされていますが本編に当たるのは各メディアで1作でした。これは本編に当たる作品なんですが既存の円環連鎖のウロボロスが本編だったので、これは視点が変えてあります。
シュタゲで僕が把握してるメディアミックスはオカリン視点か鈴羽視点が普通でしたけど、これは助手視点。それで本編の流れを追う作品になってます。

シュタインズゲート本編の話なので感想的なものは同一になるかなと言う感じ。
しかも本巻では電話レンジの機能に気がついたところ=ロト6の実験を行うところまでですので、感想というのが出しにくい。
そして、1つ問題があってシュタインズゲート本編内ではこの時点までで何回かオカリンは世界線の移動を経験します。オカリン以外は世界線移動時に記憶を保持したままにできない。すなわち、語り部である紅莉栖の記憶が連続していません。
最初は刺される紅莉栖、ロト6実験前の紅莉栖、ロト6実験後の紅莉栖と世界線移動が起こる度に語り部である彼女の記憶の断絶が起こる。
そのせいで、何が起こっているのか分かりにくいんですよね。僕は本編を知っているので読んでいて問題は全くありませんけど、最初にこれ読んだ人は何かと思うこと請け合い。完全にファン向けの作品になってます。
副題にReverseって付いてますから、これをいきなり読む人はそうそう居ないと思いますが。
難しいところですけれど、僕はメディアミックスであっても本編無しでも内容が理解できるのが理想だと思っているので少し残念です。

紅莉栖視点なのでもっと研究者視点の内容なのかと思いきや、本編以上に人の心情に重きを置いた内容になっています。
メインとなるのは紅莉栖が父との確執に悩みながらというところですが、うまく掘り下げられていてすごく良い感じでした。
脳科学者である紅莉栖が畑違いも甚だしいタイムマシン関係の講演をなんなくやってのけたり、タイムマシンに興味を持ったりする理由っていうのが本編以上に先に出てきますので、紅莉栖の心情はすごく読みやすい。そして悲しい。
この先、まゆりの死に相対して世界線移動や過去改変を続けていく事になるのですがどうやって描いていくのか。
オカリン視点だと同じ事の繰り返しがキーになってましたけど、断絶してしまう紅莉栖ではそれをやっても変ですしね。
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日記は思考が結構、鬱っぽいので鬱日記になること多し。
購入して読んだ活字媒体と購入したCDのレビューやってます。
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