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とりあえず日々思ったことなんかをつらつらと。

 

キノの旅ⅩⅢ -the Beautiful World-

キノの旅ⅩⅢ -the Beautiful World-

時雨沢恵一:著
黒星紅白:イラスト
電撃文庫


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キノの旅はほぼ年1回の刊行らしくこの13巻は2009年に刊行されています。
僕が読んだのは2010年の末近くで直後にこの次の14巻を読んでます。

いつも通り安定した風刺作品で埋まっています。
出来れば刊行直後に読むのがこの巻と次の14巻を読んだ時に思った事でした。
それはタイムリーな話題をネタにしていることがあるから。
13巻では明らかに東京都青少年健全育成条例改正をネタにしている話が入っています。

過剰に規制した場合にどうなるか曖昧な部分、矛盾や問題点になることを熟考しないで本を規制した結果行き着いた国を舞台にした話がありました。
もちろんキノの旅で扱う為に極端な規制になっているのですが、どう見てもそれが正しい事とは思えないように描かれています。それによる問題点などにキノは冷たい目を向ける訳ですが、東京都がこのような国にならないように願うと言う作者なりのメッセージだったのではと考えますね。

その他印象に残ったのは「必要な国」の話。
死刑執行問題を取り扱った話なんですが、すごく考えさせられる話でした。
冤罪事件とかある状態での死刑執行の重さ、間違ったときの問題、恐らくは裁く側に立たされる裁判員制度などの問題をキノの世界へ置き換えて描いています。
いろいろな問題が複雑に絡み合った話でこれを読んだ後、司法というのは理想形は何処にあるんだろうとか考えさせられました。

キノの旅はいつもなんですが全体的に秀作揃いの中にさらにぐっと来るのが混じってる。人によって一番ぐっと来るのはそれぞれなのかも知れないけど、どれも難しい問題、答えが出ない問題を扱ってることが多くて悩まされる。
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日記は思考が結構、鬱っぽいので鬱日記になること多し。
購入して読んだ活字媒体と購入したCDのレビューやってます。
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