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とりあえず日々思ったことなんかをつらつらと。

 

ヘヴィーオブジェクト 北欧禁猟区シンデレラストーリー

ヘヴィーオブジェクト
北欧禁猟区シンデレラストーリー


鎌池和也:著
凪良:イラスト
電撃文庫


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13巻目です。
前の12巻がいつもの3章構成を廃して7章で構成された短編の連続といった作品となっていましたが、この巻も15章と小分けにされていて、音楽CDのトラック表記を模した形になっています。
これはこの巻の主人公がいつものバカ二人じゃなくてマリーディで、マリーディの好きなロックバンドのCDを模した感じになってるんだとおもいます。
そう、この巻はマリーディが主人公になっています。へヴィーオブジェクトの1巻以降はどこから読み始めても良いという例のルールに従って、この巻を読む人もいるのかしらね?
たぶんいないとは思いますが、死の祭典を読まないでいきなりこの巻を読み始めると困惑すると思います。マリーディについてほとんど説明がないので。
最初から順に読んでる人には死の祭典での活躍や、他にもちらほら顔や名前が出てきているのでなじみのキャラではあるのですけれどね。
ですが、クールビューティ―な性格と12歳という年齢のミスマッチから人気は高いキャラクターなんだろうなと思いますね。
読んでいて、クウェンサー&ヘイヴィア組より読みやすい、動いているキャラクターに感情移入のしやすさを感じました。

死の祭典では特殊な環境が舞台となっていましたが、今回はマリーディが普段戦っている北欧禁猟区が舞台となっています。
また、マリーディは航空戦力のパイロットですが、そうそうにベイルアウトして地上に降りて、活躍はほとんど地上での活躍になります。
全体的に今まで北欧禁猟区っていろいろ出てましたが、具体的にどんなところなのか描写はされずに来ました。ここらで、北欧禁猟区ってこんなところだよという紹介をするかのように、マリーディはあっちへ行ったりこっちへ行ったりと大忙しの活躍を見せていました。
おかげで、北欧禁猟区がどんな場所なのかよくわかったです。
結局、人はどこでも戦っているし、どこでも陰謀を張り巡らしている。割を食うのは一般の兵士や一般人だというところですね。

マリーディは厳しい人だけれど、結局は弱者の味方の良い人なんですよね。普段は兵士ですので、敵対者には容赦はないですけれど、事情が絡めばいろいろな気を回すことができる有能なキャラクター。そして今回、それに色を付けるのがお荷物になるナンシー。
ナンシーは大人なキャラクターですが、精神的にはマリーディのが上で上下関係が逆転しているのが面白かったです。
登場の仕方の不自然さとかあって、ナンシーが結果的に敵役になるのかなと途中ハラハラする感じがありましたが、今回は(へヴィーオブジェクトでは良い役が一転、敵役になったりする展開も多い)そんな不安も実現することなく、おおよそ理想の展開で終わっていきました。
細かく章分けされているので目まぐるしく展開が移り変わっていきますが、ナンシーの存在が結構、息抜きになって面白かったです。

エリートが出てこない話ですけれど、エリートがどうやって作られているのか、エリートの人材をどうやって確保しているのかにかかわる話となっていました。
やっぱり人道的にはよろしくなかった。
前回の話もエリートの悲劇にまつわる話だったのですが、今回の話はさらにハードな一面があって悲しくなった。
最後はスカッとしましたけれどね。
たまにはクウェンサーやヘイヴィアが出てこない巻というのも良いですね。
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