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とりあえず日々思ったことなんかをつらつらと。

 

ケイオスドラゴン 赤竜戦役 1

ケイオスドラゴン 赤竜戦役 1

三田誠:著
混沌計画:原作
しまどりる:イラスト


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2015年の第三クールに放送されたアニメのノベライズです。
アニメをみての感想はこちら
アニメの感想を読んでみると、かなり辛辣な評価を下しているのですが、そんな作品のノベライズをなぜ購入してまで読んだかというと、もともとの原作にあたるRPF レッドドラゴンが面白くて、それをベースにアニメ化したのになぜにこんな出来だったのかと思ったからです。
ノベライズの作者はレッドドラゴンでマスターをやっていた三田さんですし、どこまで、あの面白くなかったアニメを、面白い作品としてノベライズでまとめられているかというのが気になったからです。
かなり後ろ向きな興味の持ち方だとは思いますが、それだけこのケイオスドラゴンには期待してたんですよ。純粋なファンタジー作品のアニメ化って珍しいので。
それがこけてしまったので、悲しかったという感じです。

なお、このノベライズが出たころのケイオスドラゴン関係の企画は、アニメを最初のエピソードとして、スマホゲームおよびボードゲームが発表されて互いにリンクしているという企画でした。
1年半ほどたった現在、スマホゲームはサービスを終了、ボードゲームは音沙汰無しの体たらくとなってしまっています。
正直、「つかみ」を担当したアニメが面白くなかったですからね。
そら、こけるわと思わないでもないです。残念ですが。

さて、気を取り直して、本書ですが。
出来が良いです。ストーリーとしては混成調査隊がハイガの街にたどり着いて、禍グラバが登場したところまでとなっています。
そこまでに起こった出来事というと、忌ブキが孤児院にいて戦火に巻き込まれる、ニル・カムイの革命軍が蜂起して戦闘になる、忌ブキが契り子になる、孤児院の仲間を犠牲にして黄爛の軍を退ける、スアローから混成調査隊のことを聞く、婁が合流する、混成調査隊が旅に出る、ハイガで黄爛とドナティアのにらみ合いを見る、ハイガに忍び込む、禍グラバに出会うという感じの流れになっています。
単純に書くとこんな感じですが、アニメだとこれをそのままアニメ化した感じだったんです。僕は今、あらすじを舞台背景の説明をなしに書きましたがアニメ化はまさにそんな感じでした。
今回のこの本書では、これらの舞台背景の説明がきちんとされて、登場人物の心情が適度に掘り下げられて、忌ブキ以外の主要登場人物がその時、どんなことを考えていたかが垣間見えるようになっています。
アニメだと一言で終わってしまう感情表現が数行説明されるだけで、何とも変わるものだと思いました。
また、アニメでは終始、忌ブキが中心にいて彼の心情の描写は多かったですが、重要な登場人物であるスアローや婁の心情表現が少なかった。
彼らの背景が明確になることで、話にこれだけ魅力がでるんだなぁと感心しました。
やっぱり面白いんだよ。この話。ちゃんと語られれば。
エィハの心情の掘り下げがまだ少ないのがちょっと気になるところですけれど、彼女がこれから忌ブキにとって大切な人物になっていく過程をこれから描いていくんだろうなぁっていう期待感がもてます。

アニメがこけた理由は尺だなぁって思いました。
レッドドラゴンの話をぎゅっと要素を取り出して再構築するにしても、語るべきところってのはある程度いっぱいあって、それがアニメ12話では描き切れなかった。話を追うだけで精一杯であるボリュームだった。
それがこのノベライズでは3冊使って表現できるのだから、期待ができますね。
もう一回、あの世界の物語を楽しませてもらおうと思います。
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日記は思考が結構、鬱っぽいので鬱日記になること多し。
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