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とりあえず日々思ったことなんかをつらつらと。

 

輪廻のラグランジェ season1

日産のデザインチームがメカニカルデザインをする事で話題になった作品です。
日産のジュークって言う自動車に、この作品の主役機であるウォクス・アウラのイメージの塗装やマーキングをしたのを公開したりして、メカデザイン関係に力が入っている作品でした。
が…。放送中に分割2クールである事が発表されて第1期分はものすごく中途半端。
正直なところ、ロボットアニメとしてはロボットの活躍がすくなくあんまり動かない。ストーリーの盛り上がりも中途半端なまま1クール目が終わっちゃう。
なんでも、視聴率や評判がわるければ1クールでの打ち切りも検討されてたらしいって噂も聞きました。ちゃんと2クール目が放送される予定になって良かった。

主人公のまどかが学内でやっている何でも屋=ジャージ部って言う設定とノリ、ランの「わん」っていう挨拶台詞なんかが人気が出たきっかけだと思います。
複雑な設定が背後にあるのは見え隠れするんですけれど、1クール目では殆ど公開されないので分からない事だらけ。
なにやら過去の歴史に絡むって感じになってますが、現実の歴史ではなくて作中の歴史。鬼の伝説と組み合わせてるんですが、歴史のミッシングリンクとか伝承のミスリードが作品の影になっていてその辺の雰囲気を楽しめれば良いのですが、そうじゃないとノリだけになっちゃうし、なんだこれ?って思っちゃうんじゃないかな?

7月から2クール目だけど、盛り上がると良いなぁ。

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STEINS;GATE 比翼連理のアンダーリン①


STEINS;GATE 比翼連理のアンダーリン①

5pb.×ニトロプラス:原作
海羽超史郎:著
huke、池田靖宏:イラスト
富士見ドラゴンブック


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STEINS;GATEのファンディスクたる比翼恋理のだーりんのノベライズ。
またしてもプレイ前に読むことになってしまう(STEINS;GATE自体もPSPでプレイする前に富士見から出てるので読んだ)のだが、まぁそれはそれとして納得することにした。
一応、少し違うらしいし。大筋は同じなのでしょうけど。

本編でまゆりを救うべくα世界線からβ世界線への移動を目指して奮闘していた時期の話。
途中、タイムリープしすぎて記憶の混乱や「やばい」状況になった事があったけど、その繰り返しの中の1つがこれですよと言うことの様。
この中でオカリンがタイムリープ前の記憶を失っていたりするので、独立した話として楽しめるようにしたと言う感じですかね。ファンディスクの内容だけあって、オカリンもてまくり(本編でもあんまり変わらないですけれど)で、しかもラボメンそれぞれがうまくいっていてかつ全員そろっていると言う感じの世界線。
どう考えてもかなりβ世界線に近い感じなんですけど…。

ファンディスクらしくそれぞれの女子キャラクターに見せ場があるので、気に入ったキャラクターの別の一面を楽しむってのが良いのでしょうけど。まゆりにはあまりフィーチャーされてない。あとルカも。紅莉栖は別の面というよりもそのまんまか。
一番、別の面が見れるのは萌郁さん。駄目な感じがかなり面白かった。
本編知らないとオカリンのただのハーレム小説になってしまうのだけれどもこれから読む人も居ないだろうから良いのかな?
本編を知って居れば楽しめる作品。

オカリンが何もしてなくても(記憶が途切れてるので)、タイムリープマシンが完成してしまうあたり、本編でもオカリンは紅莉栖とダルという2人の天才をけしかけるのと、タイムマシンを利用してまゆり、そして紅莉栖を救うと言う行動をする以外に、その実、何の役にも立ってないのが良くわかる。彼の場合は行動がメインですのでそれで良いのですけれど、やっぱりそーなんだとちょっと笑ってしまった。

んで、2巻に続くのだけれどもハーレムで終わらないあたりがやっぱりSTEINS;GATEなのかなと思いますね。
少なくとも、オカリンはまゆりを救うべく行動してる最中なのでどの世界線でも「敵」になるような要素はあるわけで。
その要素が見え隠れしたところで引き。
続きが早く読みたい。

 

STEINS;GATE3 境界面上のシュタインズ・ゲート:Rebirth


STEINS;GATE3
境界面上のシュタインズ・ゲート:Rebirth


5pb.×ニトロプラス:原作
三輪清宗:著
坂井久太:イラスト
角川スニーカー文庫

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助手視点シュタゲ3巻。完結巻。
本屋でその厚さにびびった。1巻2巻を合わせたのとほぼ同じくらいの厚さでした。もちろん某境界線上のやつに比べたら薄いんですけれど、急に倍なので。
シュタインズゲートの本編で長い旅になるDメールを打ち消していく部分なので仕方ないかと思っていたら、割とその辺、さらっと終わっちゃっててびっくり。それよりも、オカリンを救いたい、父との確執を払拭したいと言う紅莉栖の心情描写の方に重点が置かれていたのはシュタインズゲートを知っている人向けだからだと思う。

実は本編に沿っているけれど紅莉栖視点であることからフェイリスが名前しか登場せず、ルカ、萌郁もほとんどモブ扱いで登場らしい登場がこれまで無かった。
少し残念だけれども世界線によっては紅莉栖と接点が無いまま終わるキャラクターなので仕方ないと思っていたのですが、ここへ来てフェイリスが急にクローズアップ。
父親を失っている(紅莉栖は精神的にだけだけど)同士で、交流が有ったと言う事で新しいエピソードが挿入されてまとめられていた。
残念ながら中鉢は結果的に紅莉栖の思いを裏切ってしまう事になるのだけれども、その分、オカリンがフォローしているオカリンが居ると言う事が重要になっていく。

リーディングシュタイナーはオカリンの特殊能力だけれども、普通の人でもその片鱗を見ることができるというのをうまく使った結末。
そして本編で描かれていなかったその後のラボメンとの交流なんかまでちゃんとフォローして終了。
中鉢との絆は失われたままだけど、それは仕方ないかなと思う。
フェイリスが救いを出してくれたけれど、それはもう7年も前の事で、7年間と言う時間の重みがそこにはやはり存在していて。
切ないけれど、時間という事をテーマにしているのでこの結末もありかと思う。
それ以外ではうまくいったのだから。

シュタインズゲートは全編を見通した視点ていうのはオカリンと紅莉栖でしか描けないと思うけれど(他のヒロインは結果的に紅莉栖にその座を奪われるし、ダルでは事象の関与が割と低い)、それでも他の視点もみたくなってしまう。
紅莉栖の内面をうまく描いてたと思う。面白かった。
ダル視点とかすごく興味有るんだけどなぁ。

 

STEINS;GATE2 形而上のネクローシス:Reverse


STEINS;GATE2
形而上のネクローシス:Reverse


5pb.×ニトロプラス:原作
三輪清宗:著
坂井久太:イラスト
角川スニーカー文庫

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助手視点シュタゲ2巻目。
鈴羽がジョン・タイターで有ることが語られるところまで。

作品の構成的に1巻目と大きく異なる点が1つあった。
1巻目ではDメールによる過去改変によって世界線が移動すると語り部の紅莉栖の記憶が再構成されてしまうので断絶するという欠点があった。
この巻ではβ世界線に移動する直前の紅莉栖が、オカリンから何があったかを聞いていると言う描写に変更されているので、紅莉栖本人の視点の断絶が無い。オカリンの口から語られた自分を見つめ直すと言う流れになっていて、より読みやすかった。

デレる。とことんデレる。
紅莉栖はツンデレなキャラであり、シュタインズゲート本編でも最終局面のかなり前からオカリンに惹かれていたと言う描写があるのですが、実際にどこからかは明確になっていなかった。
この作品ではその点が明確に描写されていて(紅莉栖視点なので当然と言えば当然)、それを隠す為にずっとポーカーフェイスやツンデレを続けているのが描写されていて可愛い。恋する乙女ってこんな感じなのだろうか?
まぁ、男でも恋しているこんな感じなのは違いないとは思いますけど。
シュタインズゲートでは誰もが割とペルソナを被っているので、その人の本心とか心情を素直には読み取れないのですけれど、この作品の紅莉栖が言う通り、オカリンは明らかにいい人ですし、それはダルもまゆりも同じ。
と言うよりはラボメン全員そうなのですが、オカリンは主役だからわかり易いんですがダルとかどこまで本心か、どこまで空気読んでるのか分からないところが有るのですが、この作品の紅莉栖の視点を介してみると、その辺のところがすごく分かりやすい。
ツンデレって内側から描くとデレデレにしかならないんだなーと変に感心してしまった。

忘れてならないのがオカリンと紅莉栖の父中鉢の対比。
中鉢から拒絶されている紅莉栖がオカリンによって心情的にも救われていくのが、しっかりと構築されていて、唐突な感じがしなくなっている。
元の本編では中鉢が紅莉栖の父親だとわかるのはずいぶん後でしたしね。
オカリン良い奴ですので紅莉栖が惹かれるのも無理ないと思ってしまう。
中鉢の否定と対比するように、オカリンが肯定していくと言う流れ、紅莉栖の心の傷を少しずつ癒やしていく課程がここに描かれていました。
中鉢と紅莉栖のエピソードは本編ではそれほど深く描かれていませんから、この描写はすごく良い感じ。ただ、オカリンが優しければ優しいほど、この後に来るはずである事がでかく響くのでしょう。それが本編知っているので分かってしまって悲しくもなった。

これα世界線の紅莉栖の視点なんですよね。
シュタインズゲートのラストはβ世界線へそしてシュタインズゲートへの世界線の移行な訳ですけれど、どうする表現するのか楽しみ。

 

レンズと悪魔ⅩⅠ 魔神集結


レンズと悪魔ⅩⅠ 魔神集結

六塚光:著
カズアキ:イラスト
角川スニーカー文庫


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11巻。
どうなることかとヤキモキしたサクラのエピソードに決着が付きました。
前巻でサクラにボッコボコにされたテッキが優しさを失って無くて良かった。
結果的にはサクラを助けるところまでは行っていないですが、何とか関係の破壊は避けれたと言うところで、さらに話が急転。
起承転々結という形でストーリーが構築されて居たようです。さすがにこれ以上、転はないよな…?

考えてもみれば八眼争覇を戦いぬいてブラナにご褒美もらって終わりってなるわけ無かった。ブラナ自身が元から言っていた通り彼女(で良いんだよな?)は生け贄を欲しているわけで、最終的な勝利者にはそれなりの報酬をとは言いつつも、自由はある程度奪われる事が前提ですし。
そもそも諸悪の根源であるブラナと仲良しこよしで終わると思っていた方が悪いかと思った。それまでの展開から割とすんなりいくのかと思ったら、もう一戦大規模にと言う感じで話が展開されたところで終了。
最後の戦いに向けてと言う陣容が整ったという感じでした。
いわば、この展開に向けての状況整理がこの巻のメイン。

ここまで11冊有ったわけですけれど、ほとんどの登場人物に無駄ってのが無いんですよね。かなりの人数が居るわけでなんですけれど、このキャラクターはこの役目というのがはっきりしていて、エルバの敵味方、心理的な動きに影響を及ぼすキャラクター達が、1人1人ちゃんと役目を持って話に参加してる。
秀逸だなぁと思いました。
中には被るキャラもいるんだけれども、それはそれでこの役目が1人であったらキャラが濃すぎるから分けようとしたと言う事のように思えます。
その割には過去の八眼争覇の勝者のパートナーがそれぞれ被らずに8人の魔神それぞれだったっていうベタな展開もあったりして、なんだか少し可笑しかった。

とりあえず、ハッピーエンドがやっと見えてきた感じで、何となく安心できた巻だったと言う印象。
安心して12巻を読めばいいやと言う気になった巻でした。

 

レオナルド・ダ・ヴィンチ 美の理想

レオナルド・ダ・ヴィンチ 美の理想

先日終了しましたが、終了の少し前に見てきました。
ダ・ヴィンチは僕がこの人は天才だろうと素で思ってる人の筆頭なんですが、肩書きは画家なんですよね。それ以外のスケッチなんかでは色んな研究をしていたりして画家以外の才能がすごいんですけれど、やっぱり本業は画家と言う事で。
作品は絵であることが多い。
でも、ダ・ヴィンチの作品って完成したのが多くなかったり、古いこともあって保存状態の関係から余り通常展示されているところからは動かせないのが多い。
一番みたいと思っている「最後の晩餐」は壁画だし、「モナ・リザ」はルーブルから動かせない事で有名です。と言う事は見るためには現地へ行かないと行けないと言うことなんですが…。
動かせる作品はそれでもあったって事で、日本での展覧です。しかも超有名な「ほつれ髪の女」が来る事とのことで楽しみにしてました。

これも渋谷のbunkamuraで見たんですが、フェルメールといい、ダ・ヴィンチといい、はやりの画家持ってくるなぁと感心していました。
どうしても直近で見たフェルメールと較べながら見ていきましたが、ダ・ヴィンチの時代からフェルメールの時代へ移り変わっていく過程が見れた気がします。
ダ・ヴィンチとフェルメールでは約200年くらい開きがあるんですけれど、フェルメールの時代には写実的な絵がはやりと言うかまるで写真であるかの様な表現がされている絵が多かったように思います。もちろん写真では表現出来ない絵としての誇張や描写が組み込まれていると思うのですが、人物描写なんかはやはり写実的なんですよね。
それに対してダ・ヴィンチの時代ってのは直前まで宗教画はこう描くといった少し写実からは離れた表現が主流だった時代。その中にダ・ヴィンチは写実を持ち込んだ様に思えます。
絵のテクニック的な所ではやはりフェルメールやレンブラントの方が上な気がしましたね。でもそれは200年という年月によって道具なんかが進歩した結果に思えます。絵の具とか、キャンバスとか。

ダ・ヴィンチの絵を見て思ったのが素描が多い事とそれらがものすごく写実的だと言うこと。
一番印象に残ったのはこの展覧会でのメインだった「ほつれ髪の女」、「もう1枚のモナ・リザ」、「3枚目の岩窟の聖母」ではなく、服を描いた習作のデッサンでした。
布の皺なんかが丁寧に描き込まれたそれがすごく印象に残っています。特に同時に展示されていた同時代の絵とそれを比較すると着眼点が異なっていたのだと言うことが分かる。服の形状をきちんと描写する必要性をダ・ヴィンチは理解していたのかなと。後世の画家では当たり前になったことでも、それが当たり前じゃ無かった時代には大変だったんじゃ無いかとか思いながらその素描に魅入られていました。本気で服しか描き込まれてないんですけどね。
あと、印象的なのは弟子との共同製作作品が多いのかな?って思いましたね。
ダ・ヴィンチ個人での作品は多くなくて、説明書きにダ・ヴィンチと弟子のだれだれって書いてあったり、弟子が模写したなになにって書いてあったり。その辺も印象的でした。

この展覧会を見た後で思ったこと。
やっぱり、「動かせない」ダ・ヴィンチの絵(「モナ・リザ」や「最後の晩餐」)を見てみたい。ルーブルやロンドンのナショナル・ギャラリーで「岩窟の聖母」を見てみたい。
行くのが大変。
でも、今回来ていた絵が被っていたダメージ(今回の移動でついたわけじゃないですけれど、経年劣化でキャンバスになってる板が割れたりしている)が気になるので無理に日本に持ってこないで良いですと言いたい。
後世に残すべき作品群だと思います。

 

ストレンジボイス


ストレンジボイス

江波光則:著
李玖:イラスト
ガガガ文庫


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同じ作者のペイルライダーを読んでこの作者が書くストーリーが気になったので買ってみたデビュー作。ペイルライダーが3作目の様でこれとこの後に出版されたパニッシュメントも購入してみた。
元々この表紙は気になったのだけれども、当時読む本がいっぱい(今でもいっぱい)なので新シリーズとかは避けていたので購入を見送っていたのだが…ペイルライダーが好みと言えば好みな感じだったので、それならばと踏み出し次第。

雰囲気はペイルライダーと同じです。
ちょっと異質な思考を持った登場人物の目からみた青春時代の1時期を描いているという感じ。
この話の特徴は結果的に何も起こらない事。極端に描かれている3人の登場人物ですが、中学生という年代の子でクラスに1人は居るで有ろうタイプの子を少し極端に描いているだけで、作中で先生が語るほど異質な子ではないと感じました。
良くも悪くも大人になりきれていない、でも子供ではもう無くなってしまったこの時期の不安定さと言う感じにとれた。もちろん、さすがに作中のレベルだと問題がありますけれど。

奇妙な声というこのタイトル。
各章のサブタイトルもストレンジという単語が入っています。
主人公である水葉の奇妙さ、水葉の観察対象である遼介、日々希の奇妙さ、そして彼らが構築した人間関係の奇妙さ、そんな奇妙さをずっと見せられる作品。
でも考えてみれば、こういう奴居るよねって感じで奇妙さよりも別の印象を受ける。
結果的にこの作品では何も起こらないのですが(メインである3名を巻き込まない形で事件は起こるには起こる)、結局何も行動に動けない3人はやはり子供っぽさが見え隠れする。水葉が抱えている精神的な病とかは根底に有るのかも知れないけれど、それにしてもやはり中学生という子供である印象を受けた。
逆に事を動かした直人の方が大人な印象がある。
作中では直人が日々希に依存しているように描かれていたけれど、寄っかかる対象が固定されてしまっている日々希や遼介なんかに比べると直人は大人に見えた。
大人になれなくてもがいている、ただそれが大人になる方向へ向いてない奇妙さっていうのかな、不思議な印象を受けたのは確かです。

僕はペイルライダーから入っているので、どうしても登場人物をペイルライダーの享一や鷹音と比べてしまうのですが、彼らとこの作品の3人の2~3年という年齢差は、この時期の子達にとってはとても大きいと思える。
水葉が3年経ったら鷹音の様な感じになりそうですし、遼介が3年経ったら享一の様になりそうでもある。もちろん、それぞれに異なる境遇があるのでそうなると決まっている訳ではないですし、享一みたいな人格は難しいと思いますが。そうなりそうな予感というか雰囲気がある。
問題に対してもがきながらそれでも行動に出たペイルライダーの享一や鷹音、行動に出れないまま終わるこの作品の水葉、日々希、遼介。この対比は面白いなと思う。
どちらかを読んだらもう一方も読んでみると面白いと思う。

やっぱりちゃんと青春の1ページをちゃんと書いていると思う。
負方向に偏りすぎてるけれど。
こういう精神的な面を丁寧に描いている作品はとても面白いし好み。

 

されど罪人は竜と踊る7 Go to Kill the Love Story


されど罪人は竜と踊る7
Go to Kill the Love Story


浅井ラボ:著
宮城:イラスト
ガガガ文庫


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この巻を読む前にすでに9巻くらいまで刊行されちゃってたので、すこし登場人物紹介とかを後の巻のを見てしまっていました。
この巻では起こる事が1つネタバレした状態で読み始めたと言うね。
いつかはある事なのかな?とは思っていたけれど、来たと言う感じでした。
ヒロインであるジヴがガユスの元を去ると言う事態発生。

ガユスやギギナの生活が、現代日本に生きる読者の生活と似ているかと言えば大きく異なっていると言うのは間違い無いと思います。
彼らは生死のやりとりをする職業に就いていて、しかもかなり上位の実力者です。その様な人物が読者の生活と同じ生活をしているかと言えば全く持って違うと思うんですが、ギギナはともかくガユスのメンタリティってのは日本人の、それも多くの読者であろう若い日本人男性のそれと似通っています。
彼は自分の日常に疑問があり、それで良いのかと思い悩みながら、その生活が作り上げるしがらみや楽しみから抜けられない人物です。
そして大切にしている人は居るものの、自分の立場やメンタリティから来る問題で、どこか一歩踏み出せないで居る。そんな人物がガユス。
今回はずっとそのガユスが思っている事をベースにして、話が進んでました。

誰にでも優しいけど誰にでもそれこそジヴにすら、壁を作っているガユス。
それがじわじわとジヴとの関係を暗いものにしていって、最後に折れてしまった。そんな話です。
結局の所、ガユスは仕事の実力に比べて人間関係の構築に甘さがあって、ドライで居なきゃ行けないところや、逆にウェットにならないと行けないところで、どちらにもなりきれないところが有ります。
それは彼女からしてみれば当然不安にもなるし、ガユスのような危険な仕事をしている人を待つ不安とかに嫌気がさす事もあるでしょう。ジヴの考えは否定できないよね…と思いながら読んでいました。
結局のところそのまま読了した感じ。

ガユスとジヴが揺れ動いてるのとは別に事件は起こって進行しているのですが、こちらは完結していない感じで8巻に持ち越し。
揺らぎっぱなしで仕事にまで影響してるガユスとは対象的にギギナは揺るがないんですよね。ギャグパートでは揺らぐ事もあるんですけれど、彼の鮮烈な生き方ってのはすごい。あこがれるけれど、日本人で彼の様な生き方をすることはほぼ無理だろうねぇ。覚悟とかそういう面ではあり得るけれど、それが表面化するような事は無いだろうし。
ギギナ以外のドラッケンもみんなそうなのかな?
それ以外にも敵として出てきた登場人物も含めて、この巻の登場人物は記憶喪失の少女アナピヤを除いて、程度の差はあれ、ほぼ揺らぎがない人物ばかり。
そのせいもあって、ガユスの揺らぎがクローズアップされてうまいなぁと思った。
ただ、ガユス…ものすごい実力者なのにその揺らぎがあるせいか、実力者に見えないんですよね…。彼の周りの人間も彼を実力者だとして扱わないし。
ガユス不憫だなぁ…。

今後、ジヴとガユスの関係がどうなっていくのかがすごく気になります。

 

フルメタル・パニック!アナザー2


フルメタル・パニック!アナザー2

大黒尚人:著
賀東招二:原案、監修
四季童子:イラスト
富士見ファンタジア文庫




2巻。
話のウェイトがどこになるのかと思っていたのですが、基本的には前作と変わらないウェイトになるようです。つまり、学園ものであると同時に戦争ものであると言うこと。
前作の最後の方は、学園から離れてしまったのですが、ロボットで戦争をやらかすタイプのストーリーですので、本作もそのうち学園のウェイトは減っていくのだと思います。
この巻では前半が学園を舞台にしており、後半は戦闘メインになっていました。
前巻では敵が突発的な感じでしたが、今回から継続して出てくる敵が設定されて、また、ライバル的なキャラクターも出てきてストーリーを動かしていく為に1巻で不足していた要素がそろって来ている感じです。
雰囲気が前作の真ん中らへんと同じでこれがフルメタだとと感じる。
とっても面白い。

前作でASは完全に専門家が動かすものでしたが、今作は達哉自身が素人に毛が生えた人物なのが面白いです。
と言ってもとっさの時の一発は専門家のアデリーナを凌駕しているのですが、やっぱり普段はだめだめな訳で、その辺のギャップが楽しい。ある意味、とっさの一発がすごいアーバレストやレーバテインが操縦者側になっているような印象です。そして、今回から登場した主役機がまたピーキーな扱いにくそうな機体で、主人公機的な印象丸出しですね。正直な話、ラムダドライバがないのならアーバレストより主人公機っぽい。

ヒロインのアデリーナが複雑な印象を達哉に持っているのが面白いですね。
一言で言えば達哉が気になると言う事なんですけれど、異なる境遇、文化で育った人物に対する興味、同年代の男性への興味、1人の兵隊、ASパイロットとしての興味、いろいろな思いがないまぜになっていて、アデリーナ自身がどうして良いか感情に振り回されてるところが面白い。

話の展開が少し遅い気がします。
シリーズものだからと言う事なんでしょうけれど、同じ紙面数で前作では1エピソードが終わるだったのに対して、今回は2巻終わってもエピソードが終わっていない印象。
実際には1冊に2話ずつ入っているのですが、話毎の区切りが曖昧で前作の1エピソードに匹敵するでかい事件が発生しないのでそう思えてしまう感じです。
前作が1時間もののドラマな感じだとすると、今作は30分のアニメという感じ。
意図してそうしている様な印象も受けますね。

ロボットものの小説って少ないので、この勢いや面白さを維持していって欲しいな。
ASのバリエーションがちらほら出てくるのもすごく楽しい。

 

おもい

2chのまとめサイトを見ていて、震災で家族を失った人の立ち上げた掲示板のものを2つ立て続けに読んでしまった。
2chのVipper板の記事だから少しおもしろおかしく書いている。
スレを立ち上げた人も軽めに書いている様に見える。

でも内容的には家族を失った悲しみがひしひしと伝わってくる。
家族との思い出なんかが薄れて言ってしまう悲しみとかそういう所が伝わっても来る。
読んでいてすごく辛かった。
2ch特有の軽いノリで書かれている文章があんなに重いと感じたのは初めてだった。

ものすごく辛いんだと思う。
少しでも気を紛らわそうとしたんだと思う。
僕は2chはROMなので書き込みはしないけれど、たぶん、そんな板をリアルタイムに見たらなにか書き込んだかも知れない。
2chは割と不謹慎な発言とかも多いけど。
誰でも良い、顔が見えない相手でも良い、なにか話したいとか言うときに、苦しい時に、相談をわりと軽く持ち帰られるってのは良いことじゃないかな?
最近ではSNSやtwitterも有るけれど、そうじゃないもっと不特定な人でもいいからと言う気分になることもある。

思いを語る場ってのは昔より格段に広がった。
それで、救われる人が居ればすごく良い事だと思う。

 

かるくPTSDなのかなぁ…。

夕べYoutubeで人気動画を何の気無しにお勧めされるままに何本か見ていたら東日本大震災の津波動画に行き着いた。
人が逃げてる数m後まで津波が迫り街を押し流していくって言う動画だったのですが。

見てる最中に目眩来た。

特に体調が悪かったわけでも何でも無い。
そとの天気は曇っているけれど割と安定していたので目眩が来るような状況じゃなかったのですが。
来た。
軽いPTSDみたいな症状が出てるのかな…。
未だにダメだとは思わなかった。

僕は幸いにも首都圏でしたので津波の被害は受けていないのですが、その後の報道で津波映像はしこたま見ました。
当時はストレス障害が出ちゃったくらいなので避けていたのですが、少しずつ回復してあのとき何が起こったか見たりしてるのですけれど。
やはり体調悪くなることがある。
PTSD…。
僕みたいな大人がそうなのだから、当時あの場所にいた子供達はさぞかし大変だろう。
でも忘れちゃ行けない記憶だと思うんだよね…。

下手に見ることは出来ないけれど映像、画像というメディアが記録として残ってるのは良いことだと思う。
未来の人達へ継承しないとね。

 

ADVANCE OF Z 刻に抗いし者④


ADVANCE OF Z 刻に抗いし者④

神野淳一:著
矢立肇・富野由悠季:原案
中島利洋・KOMA:イラスト
電撃ホビーブックス


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状況がさらに泥沼へ。
主人公であるヴァン、もう一方の主人公であるアーネストにも尊敬する上官的な人がおり、守りたい人がおり、取り巻く状況は鏡写しの様に設定されています。
違うのはアーネスト側は内患を持った組織に所属していると言うところでしょう。元々Zガンダム本編でもティターンズは悪の組織として描かれていたのですが、本作ではティターンズにもまともな人が居ると言う描写をしているので、アーネストの置かれている立場が心配になってしまいます。
アーネストはいい人なのですが、ティターンズに所属しているせいもあってティターンズの本質が見えていない。もちろんヴァンの所属するカラバ(ケラウノス)も正義一辺倒の組織では無いのですが、やはり大義というか言い分がまともな分、どうしてもアーネストが分からず屋に見えてしまいます。
それが悲しいですね。

情報と言うは誰かに伝えてこそ価値があるのですが、結果的にその情報がうまく伝達されていないので、それが不幸を拡散してしまっている。
もし、ライネス大尉がもっと行動していれば、と思うのですが軍に所属するって言うのはこういうあえて目をつぶると言うのも必要なのかなとおも思ったり。
軍の規律を乱さないというのは重要だと思いますけれど、その軍が間違っているのであればそれを間違っていると言える軍人さんってのも必要なんじゃないかとも思うのですけれど、やはりそこは軍以外にそれを指摘する機関が必要なのかな。
ガンダムのこの時代はそれがうまく機能していない時代(というかガンダムでは各組織に対する抑制がうまくいっていない)なので、仕方ないのだろうか?
その結果、バーダー大尉みたいな人が幅をきかせるとか言う変な状況を生むし、それによる悲劇が起こる。

ヴァン側の悲劇は戦闘中の悲劇であるので仕方ない面もあると思うけれど、アーネスト側の悲劇ってのは嫌な状況によるものだしなぁ。策謀という面があってアーネストが可哀想。
しかし、今回、戦いの犠牲になった人達は死亡フラグたてすぎです。
誰が読んでも、これは死ぬ。絶対死ぬと思ってしまう位、明確な死亡フラグが…。
1巻1巻、ヴァンとアーネストの関係が悪化していく。この巻で何となく修復不可能なラインを超えてしまった感じです。
最後には互いの手を取り直して欲しいけれど。何となく叶わない気がしないでもない。

 

ものおもい

自分ではちょっとだけいらいらしているだけに思っていても。
周りからしたら切れている様に見えていることがあるらしい。
ちょっと怒ったような口調になっているからかも知れない。

すこし。
昔みたいな余裕は無くなっていると自分では感じる。
早めに済ませたい事とか一度で良いことを何度も蒸し返されたり。
斜め上の反応ってのに耐性がてんで無くなった感じ。
自分の体調がままならないのと自分の思考がままならないのも、そんなことでいらいらする原因だと思う。

反省しないと行けないと思う。
その反面、無理に押さえても良くないのかな?とか思う事もある。
難しいものだね。

人と争うのは嫌というかストレスが掛かるので苦痛。
嫌というだけではなくて本当に苦しいので折れてしまう事もある。
でもそれではやはり納得いかなくてやっぱりストレスになってしまったりすることも。


すこしナーバスになっているかな。
すこしね。

 

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Author:はがね
日記は思考が結構、鬱っぽいので鬱日記になること多し。
購入して読んだ活字媒体と購入したCDのレビューやってます。
オタなので、ジャンルはオタ方向に傾倒。

チベタン・スパニエルという珍しい犬種の愛犬記事もありまする。

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