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とりあえず日々思ったことなんかをつらつらと。

 

氷結鏡界のエデン4 天上旋律


氷結鏡界のエデン4 天上旋律

細音啓:著
カスカベアキラ:イラスト
富士見ファンタジア文庫


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4巻。
とりあえず、謎的なものは開示し終えた感があります。
世界の成り立ちや前作との関係があるのか無いのか等、いくつもの謎をはらんでいて、ミステリアスな雰囲気をもった世界設定ではありますが、そのミステリアスな部分について、これくらいの謎が有りますのでさぁ考えて考えてとテーブルの上に並べられた様な気分。
そんな巻でした。

ストーリー的には徐々に状況が進んできていて、どうやら世界的にやばい事が起こりつつあると言う雰囲気の中、シェルティスが少しずつ基盤を取り戻しつつあるという状況ですかね。ただシェルティスのそれは穢詠の庭に落ちたと言う過去や、魔笛を宿していると言う秘密を隠したままですので簡単にひっくり返りかねない。その危うさを持っていますと言う中で状況が少しずつ変わっていく感じ。
ユミィ側はなんか追い詰まってる感じがしますけれど、彼女の周りには理解のある人も多いので何とかなりそう。
シェルティスの側はモニカや華宮の様な護士としては若干一般人ではない人ではなく、ごくごく一般的な視点を持った同性の仲間増えたのはありがたいのではないかなと思います。シェルティスどうみても女難の相が出てますので。
同じ視点で見てくれる仲間は重要な気がします。
考えてみると男の登場人物が少ないな。この作品。

世界設定の要素については、前作と関わりあると確信はしました。
どう繋がっているのかはまだ開示されていないですけれど、いくつかの前作と共通する単語も出てきましたし。
恐らく、1巻の時に予想したとおりアマデウスとミクヴェクスの闘争により繰り返されている世界の1つなんだろうなと。
ジルシュヴェッサーという人の名前、前作でも魔を狩る役職の人でしたけれど、今作でも同じような立場で出ています。そして名詠するという言葉と共に出てきた赤の歌として書かれた単語が「Keinez」と、まんまセラフェノ音語ですからね。
この予想は正しいと思います。
この巻は3巻までよりもセラフェノ音語による記述が多くて印象が綺麗な感じでした。
この作者の作品はこうでないとと思ってしまう。
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氷結鏡界のエデン3 黄金境界


氷結鏡界のエデン3 黄金境界

細音啓:著
カスカベアキラ:イラスト
富士見ファンタジア文庫


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3巻。
だんだん、舞台が整っていく感じです。
この巻ではシェルティスの強力な助言者になれるだろう人物と、あからさまに敵と言える存在が出てきて、そろそろ役者がそろっていくのかなと言う感じ。
2巻までは突発的なとか、偶然そこで遭遇したと言う敵という印象でしたけれど、明らかな意図を持って出てきた敵というのはこの巻からでした。
この世界設定であまり人類の敵っていうのは想像しづらいのですけれど、シェルティスが穢歌の庭に落ちて生きて戻ってきている事も含めて、何かあるのは理解できますから、以降の巻でどんどん開示されていくのかなと想像しつつ。敵がミステリアスなのは良いですね。特にこういう世界では。

シェルティスはその秘密のせいで味方って言える人が少ないのが難点。
何か行動するにしても、仲間居ないってのはすごく足かせになりますし、秘密を知っているユミィやレオンは立場上すぐに頼れる相手では無いですし、エリエやユトでは今度は立場がなさ過ぎて頼りにならないなど、なかなかに難しい状況。
モニカに言っちゃえば良いのにとも思わなくも無いですけれども、それは読者である視点だから言える事で、その世界に住む人であればシェルティスの秘密を知ったら引くよなというのは解ります。
そんな中で、シェルティスの秘密を自ら首を突っ込んで知った上で仲間になってくれる人というのはすごくありがたいと思います。
1人でやらないといけない気負いやプレッシャーってのはなかなかに堪えますし、華宮の存在はすごくありがたいだろうなぁと思います。
そして、モニカやユミィがいまいち堅すぎて読者としてつまらない(嫌いではない)ところに、萌え担当というか面白いキャラとしててこ入れしてきた感が。

世界設定が何となくどんな世界なんだろうと疑問。
3進数とか扱ってましたし、イリスは明らかにAI。でも戦士は銃器ではなく剣がメインのようですし、アンバランス感がありますね。
何かありそうと言うのが見え隠れしています。
黄昏色の詠使いのセラフェノ音語に比べてソフィア・コードやエデン・コードの使い手が限られているせいか、前作に繋がりそうなのにそれを感じられる部分が少ないのが寂しいです。謎に関係すると思うんだけどなぁ。

 

氷結鏡界のエデン2 禁断水晶


氷結鏡界のエデン2 禁断水晶

細音啓:著
カスカベアキラ:イラスト
富士見ファンタジア文庫


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シェルティスの再起ロード開始。
かつて穢歌の庭に落ちる前のシェルティスは千年獅の一歩手前だったわけで、強さマックスなんですよね。正直。
実際に千年獅であるレオンと同等の強さを普通に見せつけてるので、シェルティスがかなり強い人物だってのはすでに2巻目でもはっきりしてるんですけれど、一度失ってしまった地位やなんかは再度手に入れるのは困難ですと言う話。
シェルティスはぶっちゃけ最上位に居る巫女達には知られているものの、官僚みたいな人達を納得させる為に最初からやり直さないと行けない訳で。というより新しい身分ってことなのかな?

最初からやり直すってそれなりに辛いんですよね。
留年して後輩と一緒にやり直す違和感的なものもあるでしょうし、知らないはずで有ることを最初から知ってるとか…。古い感覚が邪魔をしてしまう。
それに加えシェルティスの場合、その身に宿した秘密を知られてはいけないと言う事もあって、自由に動けない。
それは孤立って事を生むのだけれどもそれを自覚した上で、一つ一つ問題を解決して以降というスタンスが前向きで良いなと思った。
実際に作中ではいろいろうじうじ悩んだり、隠したり、困ったりしているけれど、レオンやユミィと言った旧来の仲間や、新しいモニカという仲間と少しずつでも前に進んでいくってのがすごく素敵に感じた。
と、同時に過去のシェルティスに関係する人がレオンとユミィしか出てこなくて、どんだけ友達居ないんだよとか思ったりも。

この巻はこの作者特有の綺麗さってのが割と少なめだったかも知れないなと思った。
それよりもアクションや人間関係の描写にウェイトを置いていて、雰囲気がすこし普通のラノベのファンタジーものの様なところに。
それは題材が題材なので悪いことではなくて、それぞれのよい面の模索に思えました。
何となくまだ、それぞれの要素のウェイトに迷ってる感じ?

基本的にこの作品は信頼がテーマになっていくのかな?と言うとこかなと読んでいて、読んでいて思った。

 

多分歯周病…。

4/15、4/22と連続してくぅさんの前歯が抜けた。
多分歯周病。
小型犬は歯周病になって歯が抜けるって事があるのは知っていたので歯磨きはしていたのですが、どうしても磨き残しとかあって7歳になるくぅさんは歯石は多少なりとついてる状態。
うちにお迎えする前から歯石がついていたと言うのもあり、歯並びがぶっちゃけ悪いので歯周病になりやすいとは思っていたけれど。
立て続けに抜けちゃうとちょっとショック。

当のくぅさんは全然気にしていない(当然と言えば当然なんだけど)し、食欲もいつも通りあってすごく元気なんだけれど、可哀想になってしまう。
もっとお手入れちゃんとしてあげられてればとか思ってる。
近いうちに病院に行って、診察してもらうのとこれ以上悪化しない様にする対策を講じるつもり。
ごめんね。くぅさん。

 

氷結鏡界のエデン 楽園幻想


氷結鏡界のエデン 楽園幻想

細音啓:著
カスカベアキラ:イラスト
富士見ファンタジア文庫


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黄昏色の詠使いの作者による新シリーズ。
新刊が刊行される度にすぐ購入していたのですが、何となく後回しになってしまっていて1~7巻を一気に読みました。
それほど間を開けずに8巻がでて、それは割とすぐ読んだので実質8巻までを一気に読んだと言う感じです。

黄昏色の詠使いはその表現の美しさや、作者の創造言語であるセラフェノ音語による詩の美しさをもった独特の作品でしたが、この作品にも同じ雰囲気があります。
というよりセラフェノ音語をベースにしている点は同じですし、詩をよくよく読んでいるとアマデウスとかアマリリスとか黄昏色の詠使いで重要なキーワードになっていた単語がちらほら散見されるので、同じ世界観の別の時系列と考えた方が良いのかも知れないです。全くの新しい作品という印象が薄いです。
黄昏色の詠使いは主人公であるネイトに戦闘能力がなかったこともあり、おとぎ話的な雰囲気を持って居ましたが、こちらの主人公であるシェルティスはガチで剣士ですので、おとぎ話というよりはファンタジア文庫らしいファンタジーである点が大きな違いですかね。

セラフェノ音語らしき詩が随所に挿入されているのが変わらないので、前作で語られたアマデウスとミクヴェクスの闘争により繰り返される世界の誕生と崩壊のうちの1つがこれなんだろうなと思いながら読んでました。
ただ、文明レベルが黄昏色の詠使いに較べてかなり発展しているので、そこが違和感。黄昏色の詠使いの世界設定からして、列車レベルの技術はでてくる事が想像できるのですが、その辺で闘争に決着がついて世界が生まれ変わるので、発展はそこで終わりそうなんですよね…。この作品ではAIらしきキャラクターや飛行機械、バイクなどの乗り物なんかも出てきますから較べると発展しすぎてるんですよね。そこが違和感としてありました。
実際、どのような関係なのかは明かされている訳ではないので、予想のレベルではあるのですが。

さて。ストーリーですが…。人間が暮らしている大陸が空中に浮いていて、地表に落ちると汚れる…。汚れは要は魔力などに汚染されていると言った雰囲気の設定になっているのですが、ヒロインであるユミィが人間世界全体を汚染から守る巫女で、主人公シェルティスはそのユミィを守る為にかつて地表に落ちて汚染されちゃってる人。強さは最強レベル。巫女の守り手が汚染されてちゃまずかろうと言う事で追い出されて、宮殿と城下町で別れて暮らしてて会うことはままならぬと言う所から始まります。
あきらめ主人公。
何となく、最近、こういった最強なのにあきらめちゃってる主人公って多いかなと思って読んでたんですけれど、実際には他の作品が思い当たらなかった。
何でだろう???
汚染された世界からやってくる魔物(作中では幽幻種と呼称)が、ユミィの居るところを襲って、それを排除する為に再び剣を取るシェルティスという話しで、ごくごくテンプレート的な復帰物語だったりします。
それでも話しの流れやキャラクターがやはり丁寧に描かれていて、綺麗であって、素敵なんですよね。ありきたりの話しであるのに、そのシェルティスの決意とか、ユミィとの関係にぐっと来させると言うのは流石と思います。

使い古された展開を綺麗な舞台を用意してやるだけで、ここまでガラッと変わるのはとても斬新。
いろいろ謎がちりばめられているので、それも良い感じに作用してるのかも。

 

レンズと悪魔Ⅹ 魔神狂咲


レンズと悪魔Ⅹ 魔神狂咲

六塚光:著
カズアキ:イラスト
角川スニーカー文庫


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10巻。
状況が嫌な方嫌な方へ流れていきます。
これまで色々あってサクラはエルバやテッキを敵と見なして行動していますけれど、エルバやテッキはサクラを敵には見れないと言う状況下で戦いになるわけで…。
サクラの件が悪い方向へと流れていくのに対して、作品のクライマックスだけあって、その他のエピソードはそれぞれ決着が付いていきます。
脇を固めていたサブキャラクターの恩讐はそれぞれ決着がついて、それなりに良い方向へ向かって行っているのに、サクラだけがこの作品のヒロインの1人であろうサクラだけが闇にとらわれたままです。

この巻でサクラの話を読むと、人の憎しみってどこまで堕ちていくの?どこまで闇にとらわれることができるの?と問いたくなる。
サクラの思いってのは解らなくもない。兄を殺されたから、その殺した相手を憎むと言うのは理解できなくも無いのです。でも、ここまで盲目になれるのかというのは疑問でも有ります。それは闇照の魔神の力と言う事なのでしょうけれど、いわば洗脳と言う事なんでしょうけれど、これがあり得ないことか?と言われるとあり得てしまいそうで怖い。
ましてサクラはこの作品の中で一番優しいキャラクターです。
そのサクラの見せる闇が濃すぎて、吐き気がするような結末で終わってしまう。
ちょっとこれはどうやって決着付けるの?と心配になりました。
後2冊。エルバとテッキがぶれなければ、この2人が優しいままで有れば良いんですけれど、エルバはともかく、テッキがどうなるかがすごく心配。
心理的にかなり来た話だった。
どんどん暗くなっていくなぁ。この話。
もう完結した作品なのでなんらかの結末は手元にある後2冊の中にあるんですよね。どう決着つけるのかなぁ。

 

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はがね

Author:はがね
日記は思考が結構、鬱っぽいので鬱日記になること多し。
購入して読んだ活字媒体と購入したCDのレビューやってます。
オタなので、ジャンルはオタ方向に傾倒。

チベタン・スパニエルという珍しい犬種の愛犬記事もありまする。

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